石鹸や洗剤について考えるとき、 「お肌にやさしい」ということは、もちろんなのですが、 合わせて、 私たちは「洗い流した石鹸や洗剤を排出」しているんだ...ということも 考えないといけないですね。。。。

人体にとって、通常使用であれば、有害とは言えないものであっても、 大量に川や海にその物質が流れることになれば.....

市販されている石鹸、洗剤、シャンプー、リンス.... この中には、さまざまな合成界面活性剤と言われるものが含まれています。
合成界面活性剤の全部を否定することは、もちろんできませんが、 残念なことに、 第一種指定化学物質※に指定されているものも、シャンプーやリンス、柔軟剤、洗剤に 含まれているのが現実です。

※第一種指定化学物質...
当該化学物質が人の健康を損なうおそれ又は動植物の生息若しくは生育に支障を及ぼすおそれがあるものであること。
当該化学物質が前号に該当しない場合には、当該化学物質の自然的作用による化学的変化により容易に生成する化学物質が同号に該当するものであること。

その物質自体が、私たちの体の健康に直接被害をあたえる可能性があったり、 川や海に流れる中、または体内などで、予測できない化学変化により、有害物質へと変化していく可能性も否定できないってことですね。。。

大切な家族のことを考えると、家族の体はもちろん、子どもたちが大きくなっても、 地球ができるだけ綺麗な環境であってほしいと思います。

そうなると、 「体に優しい」はもちろん、「環境にも優しい」ものを選んでいきたいですね。

しかも、例えば、洗濯物。。。。 洗剤を使わず、汚れによっては、水洗いだけのほうが、よく落ちることがあります。 また、洗剤を使うことによって、汚れと洗剤が反応し油脂を作り出してしまい、 余計に汚れてしまった...なんてことも起きるんです。

そんな時、「洗剤が足りないのかな?」なんて、量を増やしたりしないでくださいね。

本当によい石鹸は、川や海に流れても、 海や川の生物にくっつき、そこで油脂にもどるので、海水などにまざることはなく、 海を汚染することがないんです。

多くの石鹸や洗剤は、海水と混ざり、乳化させ、汚染していくのが現実です。。。。


また、メディカルアロマテラピーやベビーマッサージのレッスンでも、 少しずつ、このような話もお伝えしていきたいと思っております。
そして、体にも環境にも優しい洗剤もお好きな精油といっしょに作っていただきたいな、と 思っております。



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