先日体験したフォーム最適化の重要さ


スマートフォン

web集客コンサルの松崎まさひろ(@mamaru14)です。
先日、家族で郊外型のスポーツ店へ行きました。
目的は、下の子の遠足用のんリュックの購入と上の子のテニスシューズでいいのがあったら購入、そして私のジョギング用の半ズボンで安いのがあったら購入という内容でした。

店に入り、それぞれの目的の場所を家族で回遊していると店内のあちこちに貼られている「メンバーズセール 表示価格から20%OFF ※但し会員に限る」のポップ。ラッキー~♪と思いながら、あちこち物色するも、良さげなものがなくて、結局は下の子のリュックのみを買うことになりました。

そして、レジのおねえさんにリュックを渡してお金を払おうとした時、「今すぐ会員になればこのお会計から20%OFFできますよ!」と提案いただきました。
そうそう、それ忘れてましたよ。

ということで、おねえさんがQRコードをかざしてくれたので、それを利用してメールアドレスを登録しようと思い、表示されたページにびっくりしました。

マジで~!

登録する項目の多いこと多いこと。

名前だけで4箇所、住所は5箇所も入力せなかんという煩わしさ...
実際の項目はこちらです。

・氏
・名
・氏(カナ)
・名(カナ)
・郵便番号
・都道府県
・市区町村
・町名・番地
・建物名など
・メールアドレス
・メールアドレス(確認)
・連絡先電話番号
・性別
・生年月日
・メンバーズ限定のメールニュースの配信有無
・パスワード
・パスワード(確認)

後ろにレジを待っている人がいる中で、この項目数をスマホですぐに登録するのって無理でしょうよ。
ということで、会員登録はせず、20%OFFは諦めてお会計しました。

このフォームは今すぐ会員登録をお客さん自身でやってもらうには項目が多すぎです。
この項目数だと、時間がある場合であったとしても、入力するのが面倒と感じます。
むしろ、会員登録はしないでください!といっているようなもんです。

今すぐ登録をお客さんに求める場合は、ひとまずメールアドレスだけ登録させて、折り返し入力フォームのあるページのアドレスを自動送信し、時間がある時に登録してもらうってことでいいんじゃないでしょうかね。

フォームの項目数は多すぎませんか?


スマホをかじる子供

企業やお店側が現場を見ずに、机の上や会議室で考えた企画ではこういうことがよく起こがちです。
実際に入力する手間がどれほど面倒か、時間がかかるか、煩わしいかことか。まったくお客さんへの配慮が出来ていませんよね。

お問合せフォームやエントリーフォームは、企業やお店が個人の情報を収集するひとつの機会なので、できるだけそのチャンスを有効に活用しようと、あれもこれもそれもどれもとたくさんの情報を収集しようとしてしまいがちです。でも、項目が多くなればなるほど、お客さんが感じる面倒くさ度は急上昇し、登録してくれる人は急激に減ってしまいます。
個人情報を収集したいのはわかりますが、そのために問合せが減ってしまっては元も子もありません。

自社のwebサイトにフォームを設置しているのはなぜですか?
それは、お客さんに問合せ、予約、申し込み、登録などをしてもらうためですよね。
その目的のために必要なことは、たくさんの個人情報を収集するために項目を増やすことではありません。

必要最低限の項目のみを、わかりやすく表示して、入力しやすい環境を作る必要があります。
これをEFO(エントリーフォーム最適化)とよびます。

まとめ


ここ重要です

ブログやSNSであなたが提供するサービスや商品に興味を持ってもらって、webサイトにやってきてもらい、さらにサービス内容を確認して申し込もうかなと思った時に、ヒマラヤよりも高い山(入力項目の多いフォーム)が目の前にそびえたっていたら、あなたはどうしますか?
よし!登るぞと思うでしょうか...
おそらく、そのページから離れて、同業他社のwebサイトで同じようなサービスを探しに行くのではないでしょうか。

全てに納得してもらっていても、最後最後でお客さんに逃げられる。
こういったことがあなたのwebサイトで起こらないように、自社サイトのフォームの最適化 EFOをしっかりと行っておきましょう。

ちなみに、うちのwebサイトの問合せフォームの項目数は2つだけですw