排卵日を逃さないようにしたいのですが、どうすればいいのでしょうか。

 

というメールを先日いただきました。

このことに関して、お話したいと思います。

一般的に、妊娠適齢期とされる20代から30代前半の女性は、避妊をしない性生活を送れば2年間で90%以上の人が妊娠することができます。

1回の月経周期を約28日周期として考えてみましょう。

排卵のタイミングは、だいたい月経周期14日前後になります。

性生活のタイミングも、だいたいこの辺りで持てばいいのですが、特に性生活のタイミングを図らなくても、月経の出血が治り始めた頃からコンスタントに性生活を持つことで排卵のタイミングを逃すことはありません。

2日に一度のケース。3日の一度のケースであってもです。

こういったタイミングで性生活を1年持つことで、多くの夫婦は妊娠することができます。また、2年が経過する頃には、90%以上の夫婦が妊娠することができます。

 

排卵日を狙った性生活は、簡単なような意外と難しい面もあります。

なぜなら、実際の排卵がいつ起こるのかを予測することが、とても難しいからです。

基礎体温がグッと下がった日があっても、急激に高温相に移行するような変化あっても、尿検査で排卵が起こりそうという反応が出ても、ホルモン値が上がっても、エコー検査で卵胞の大きさを確認しても、実際にいつ排卵が起こるのかはわかりません。

中には、それらさまざまな状況が見受けられても、排卵が起こらないこともあります。

 

さまざまな検査などから「たぶん、今日辺りが排卵かな」と医師から伝えられたり、市販の排卵日検査薬でうっすら陽性になって排卵日を知るきっかけができたりしますが、実際には排卵が起こらなかったり、それから2日、3日ズレることもあります。

ですから、その辺りで2、3日に一度、性生活を持つことで、排卵日を逃すことがなくなるのです。

 

タイミング療法をしているご夫婦がいたら「今日が仲良しの日だよ〜」と医師から教えてもらったら、その日だけ「仲良し」するのではなく、それから毎日!または1日置きに仲良ししましょう。

 

また月経周期は、25〜38日程度が正常範囲です。毎周期、同じ日数間隔で月経が来るのが正常ではありません。誰でも多少の変動がありながら、月経周期を迎えます。

そして月経周期は、排卵までにかかる日数で前後することが多くあります。

つまり卵胞期が長い、基礎体温で言えば低温期が長い傾向の方、そういった周期は月経周期の日数が長くなります。卵胞の成長に時間のかかるタイプ、時間がかかった周期と考えればわかりやすいかと思います。

 

排卵後の黄体期(高温期)は、黄体の寿命がどなたも約2週間です。

(黄体期が短いのは、黄体が十分にホルモンを分泌しないこと。もとを辿ると、卵胞の成長が不十分だったケースということもあります)

 

参考1 /黄体機能不全なのかな? だから妊娠しないの?

参考2 /不妊治療におけるこれまでの”常識”を覆す → 良質の黄体は良質の排卵に付随するという考え方

 

これらを踏まえて、月経周期が不規則で、安定しないということも視野に入れながら、今周期が25日周期とすれば、月経10日目辺りから。そして、38日周期になるかもしれないから、最低月経25日目辺りまで2、3日に一度、性生活を持てば排卵日を逃すことはなくなるでしょう。

 

多くの夫婦は、この方法で妊娠することができるでしょう。

いわゆる排卵日を逃さないことで妊娠が成立する夫婦です。

 

実際に起こる排卵日を的確に狙って、その近辺に性生活したいということになると、病院で検査をまず受けることが必要になります。しかし、精子のフレッシュさを考えても、排卵日予測が的確でなかった場合を考えても、排卵日だけを狙って性生活をするのは妊娠を目指すためには、回数が少ないのです。

 

2年間で24回の月経周期があったとすると、女性は1周期に1個の卵子を排卵しますから、年間12個、2年間で24個の卵子があったことになります。

コンスタントに性生活を送れば、その24回も外し続ける方が難しいと本に書いている医師もいます。

 

参考3 /赤ちゃんが授かるための不妊治療40のヒント

 

いろいろなことを盛り込みながらお話をしましたが、「排卵日を逃さないようにする」には、月経の出血が治ったら、2日に一度、3日に一度のペースで性生活を2週間くらい続けることでしょうか。

 

35歳以下の女性であれば(生殖適齢期20代〜30代前半として)、1年以内に80%くらいの方が妊娠します。その期間に一度も妊娠しなければ、何か問題があって、性生活のタイミング、つまり排卵のタイミングを合わせても妊娠することが難しい原因や要因があるのかもしれません。

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