人工授精は、精子を子宮腔内へ注入して妊娠に臨む方法です。
人工という言葉から、何か特別な操作をしているように感じますが、人工的に行なうのは精子を女性の子宮腔内に注入することだけで、それ以降は自然な妊娠過程と何も変わりがありません。
医療は、精子が子宮頸管を抜ける過程を人工的にサポートするのみです。
つまり、精子の泳ぐ距離を短くし、卵子へ到達しやすいようにしているわけです。
治療自体は短時間で日帰りで行なえますし、一般的な婦人科にある外来の内診台で行なうことができます。特に痛みもありませんが、人工授精カテーテルを挿入する前に腟を開くための器具(クスコ)を入れる際に、痛みや違和感を感じるかもしれません。

では、その具体的な方法を説明していきましょう。

 

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はて? 精液はいつ?どこで用意?

 

精液の採取場所は、自宅、もしくは院内になりますが、医師の指示に従うことが大前提です。治療施設によって、通院に1〜2時間程度であれば自宅で採取、それ以上なら院内採取と指示するところもあれば、基本的にすべての方に院内採取でというところもあります。また、ご主人の仕事や居住地の都合で予め採取をして、凍結した精子を使うということもあります。
採取の方法は、精液検査も同様の方法になりますが、手指を洗浄し、マスターベーションにて精液の全量を指定された容器に直接、射精します。

 

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はて? どのような精子を注入するの?

 

精液とは、精漿と精子の混合物からなり、そのほとんどが精漿で、精子は約1〜2%です。
精液の中には、皮膚組織やほこり、子宮を収縮させる物質などが含まれているために、人工授精を行なう際に、そのまま子宮腔内へ注入することはできません。性生活の中では、子宮頸管にある粘液が、これらを取り除き、運動性のある元気なものだけがくぐり抜け、子宮腔内に進入することができます。人工授精の場合は、精液を洗浄して、これらを取り除き、運動性のある精子のみを回収し、子宮腔内に注入します。

 

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はて? どうやって精子を注入するの?

 

洗浄濃縮して、運動性のある元気な精子だけをカテーテルへと吸い上げます。吸い上げられた精子は、夫婦の確認をし、間違いがなければ、奥様の子宮腔内に注入します。
受精のグッドタイミングは、排卵直前です。
例えば体外受精では、採卵から1日経った卵子の受精率は低いことがわかっています。そのため、しっかり排卵日を予測し、その直前に人工授精を行ないます。
寿命も、卵子より精子の方が長く、元気な精子は、子宮腔内を上がり、卵管を泳ぎ、卵管膨大部に到着します。そこで、排卵されてくる卵子を待ちます。

 

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