不妊なのか、不育なのか・・・

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i-wishの相談コーナーに不育症を心配する相談が続いてありました。

 

1つは、「2回の稽留流産をして、産婦人科の医師から『染色体異常が考えられるから、その場合は2回くらいあってもまだ大丈夫』と言われました。

しかし、不安になり不妊治療の婦人科を受診したところ、『不妊で悩んでいるのか不育で悩んでいるのかそれによって対応が違う』と言われ、そこでは今度は不育症として、別の病院へと紹介されたのです。

正直、自分でも不育症なのか不妊症なのか分らず、どこで治療をすべきなのか悩んでいます」というものです。

 

2つめは、2回の流産が続いることからの相談でした。

「不育症の先生に一度しっかり診てもらいたいのですが、どこの病院ならしっかり診てもらえるのでしょう?」と、病院選びを相談するものでした。

 

どちらも、周りの人が妊娠して出産していくことに、「どうして私は?」と心も痛めています。

 

さて、不育症と不妊症を今一度考えてみましょう。

 

不妊症の定義は、『避妊をしない性生活を1年以上続けても妊娠しない場合』です。以前は2年以上としていましたが、晩婚化や出産の高年齢化などから1年と改められています。

 

そして、不育症の定義は、『流産・死産を繰り返すことによって生児を得られない状態』をいいます。

また流産を2回繰り返すことを反復流産。3回繰り返すことを習慣流産といいます。

 

どちらも赤ちゃんが抱けないという状況なのですが、

 

▶︎ 不妊症は、妊娠できないでいる状態。

▶︎ 不育症は、妊娠はできるけれど継続が難しい状態。

 

それぞれ少し違いがあります。

そして、なかには不妊症で不育症という方も少なからずいるでしょう。

ですが、女性は年齢を重ねれば同じような状況になります。それは、卵子の加齢による妊娠率の低下、流産率の上昇という形で現れます。

これは、年齢によるもので避けることはできず、誰しも同じような状況になり、少し様相が違います。

 

実際に初めて流産をしたり、流産が重なると誰しも心配なものです。

とてもショックを受ける中、「実は流産は、妊娠トラブルの中でも意外と多い」ということを医師や看護師、またインターネットなどから知ったかもしれません。

 

そして、やっと妊娠したのに、流産してしまったということから「不妊症と不育症のどちら?」という戸惑いを抱えている方も多いようです。

 

その状況から、当センターの刊行書『i-wish...ママになりたい 不妊症と不育症』で特集をしています。

 

不妊症も不育症も検査がありますから、適切な診断があれば心配や不安も少し和らぐことでしょう。もちろん、周りの人と比べることではありませんので、ご自分たちのペースで取り組んで欲しいことです。

3回の流産があっても、4回目の妊娠で生命力の強い受精卵に巡り合い、妊娠しているという例もたくさんあるようです。

 

このような不妊症と不育症の戸惑いに対し、少しでも理解を深めてもらうための説明をしようにもなかなか簡単ではありません。

不育症に関しての研究も進み、ネットワークも充実してきているようです。

以来、i-wish...ママになりたいシリーズでは、巻末リストに不育症の研究機関のご紹介をしています。

そこで、できれば『i-wish…ママになりたい 不妊症と不育症』特集号をご覧いただくのが1番かとご案内しています。

専門医を監修にしっかり編集していますので、おすすめです。

 

ぜひ一度、読んでみてください。

 

 

 

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