排卵誘発剤を飲み、注射で排卵をさせて、人工授精をする。
この方法でトライです。
夫の精液問題は、意外とすんなりいきましたが、採取する当日はドキドキでした。
トイレにこもる夫を励ますのもおかしいし、避けるのもおかしいし、普段と変わらないように接するのが、ちょっと難しかったです。
それでも「はいよ!」と渡されたカップを見て
「お!入ってる!これが精液!? 白いの!?」
と驚いたものです。
間近で見るのは初めてでしたから、ちょっとした感動でした。
がんばれ!精子!と声をかけて、検査室に提出しました。

 

 

はじめての人工授精の日。私は、意気揚々としていました。
これで、妊娠する!
女の子がいいな♪
名前は、太陽の陽の字を入れよう!
そんなことを考えていました。
そして、私の名前が呼ばれました。
内診台に上がるのが、こんなにワクワクしたことはありません。
本当に嬉しかったのです。すっかり妊娠した気持ちでしたから…。
ヒヤリとした感触も、消毒のピリピリ感も、みんな大好きと思いました。
先生の「カテーテルを入れるよ」の声かけに「待ってました!」と飛び跳ねたい気持ちでした。そして、あっという間に人工授精は終わりました。
帰って来た夫に、いろいろ話しました。
嬉しくて、嬉しくて、いろいろ話しました。
そうしたら、夫は頭をなでてくれました。
そのとき私は、ずっと自分が笑顔じゃなかったことに気がつきました。
私は、ホントに病んでいたのかもしれません。
怖い顔の奥さんなんて、嫌だよね。
仲良しなんだよね、私たち。
夫婦が仲良くいること、それはとても大切なことなのに、ずっと夫を責めてばかりいたことにも気がつきました。

 

1 人工授精で妊娠*子どもが授かった! それは奇跡 その1

2 人工授精で妊娠*子どもが授かった! それは奇跡 その2

3   人工授精で妊娠*子どもが授かった! それは奇跡 その3

 

東京在住 35歳 女性 (仮名/ともちゃん)

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