不妊治療歴6年です。転院して、今は4件目の病院で体外受精を受けています。
同じような治療をしていて、薬もあまり違いはありません。
むしろ最近では、排卵誘発方法が自然周期になってきたので、治療費は安くなっていいのに…と思いますが、結局のところ、あまり変わりません。なので、今の病院は、ちょっと治療費が高いと思っています。
肉体的にも精神的にも辛いのですが、金銭的なことは、どうしようもないところです。助成制度も、今後はあまりあてになりそうもないですし、保険適用になってくれればいいのにと思っています。

 

*40歳

 

 

 

ご存知のように、体外受精は保険診療ではなく、自由診療です。
保険診療は、診療する病気に対する病院への報酬額が決められていて、患者は加入している保険(国保、社保など)から何割かの負担額を支払うことで医療が受けられます。全国どこの病院へ行っても、同じ金額で同じ診療が受けられるのが、日本の保険制度のよいところです。
ただ、比較的誰でもかかりやすい、また治りやすい病気で、治療法が確立されているものについては、とてもメリットがあります。が、通常の医療では治らないものなどについては、保険診療という規格化された診療では結果が出ないことがあります。
そうすると、この保険診療規格外の治療が必要となり、それは自由診療という保険に制約されない、まさに自由な診療が出てきて対処するようになります。
メリットは新しい治療法にすぐ対応できることにあります。
体外受精などの進歩の著しい医療分野では大きなメリットとなります。
もし体外受精が保険適応となってしまうと、制限が多くなり新しい治療法や薬剤が開発されてもすぐに使用することができなくなる可能性があります。
高齢で治療されている女性ではとりかえしがつかなくなるかもしれません。
デメリットは治療費が全額自己負担となり、高額となってしまうということがあげられます。
また、なぜ、施設間で治療費に違いがあるのか? といえば、患者に請求する医療費については自由に設定ができるからですが、その違いは手技料であったり、使用している医療機器であったり経営者の考えであったりします。
また、病院を維持するため、医療水準を維持、向上するためにかかる費用が、患者の医療費に反映されていることもあります。
体外受精治療では、厚生労働省による不妊治療助成事業の対象となっており助成金が出ます。現在でも所得制限がありますし、年齢制限や回数制限もあり、今後どうなるかわからない部分もありますが、国の予算から補助されているということは、一部保険適応となっているのと同じと考えることもできます。
体外受精治療も35年以上の歴史を重ね、治療法が大分確立されてきました。
しかしながら、ご夫婦二人による病気なので原因が多岐にわたる、また生命を脅かす病気ではないという特殊性から、今後すぐに保険適応となっていくことは難しいでしょう。


*Answer 恵愛生殖医療クリニック志木



林 博 医師

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