移植周期の薬をやめたい

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初めての採卵で4個の受精卵ができました。私は、2回の子宮外妊娠を経験しているので、先生は凍結胚盤胞移植でと言っています。
そのため胚盤胞になった2個の胚を凍結して移植に備えています。
先日、移植するときには、子宮内膜を整えるためなどにホルモン剤を使用すると、医師から説明を受けました。私は、排卵誘発で多くの薬を使ったので、できれば薬は使いたくありません。薬を使わないで移植することはできないのでしょうか。

 

*31歳

 

 

 

胚を凍結するメリットの1つに、子宮内膜と胚盤胞の時間的なポイントを一緒にすることがあります。
体外培養の場合、体内で育った胚よりも胚盤胞への到達が時間的に遅い傾向にあります。それだけ、体外環境は胚にとって過酷な状況なのかもしれません。ですから、胚を凍結してその時間的なズレを解消しよう、いい条件で移植をしましょうというのが凍結融解胚移植のメリットになります。
さて、その移植方法には、いくつかあります。
1 自然排卵により排卵日から胚移植日を決定する
2クロミフェン、hMG-hCG療法などにより確実に排卵を起こした後、排卵日から胚移植日を決定する
3 ホルモン補充周期を用いて、内膜の黄体化を行なった日より胚移植日を決定する
これらの方法です。特に1の方法は、正確な排卵日の決定が難しく、2も正確性に欠けるところがあり、時間的なズレを解消するメリットが薄れます。
また、2の方法ではクロミフェンを使った場合、内膜が薄くなるという欠点が補えず、hMG-hCG療法ではOHSSのリスクが高まることからも、いい条件で移植することができなくなる可能性があります。
1の方法は、薬を全く使いません。ですから、あなたの使いたくないという気持ちからは納得できる方法でしょう。でも、あなたは、なぜ、薬を使いたくないのでしょう。体を心配してですか。それとも金銭的な心配からでしょうか。
体を心配してであれば、2の方法では適しませんね。
でも、3の方法であれば問題はありません。内服薬か貼り薬になりますが、強いて言えば貼り薬でかぶれてしまうことがあるかもしれません。内服は、乳房の張りや痛み、生理予定外の出血、吐き気や嘔吐などが副作用としてあげられますが、あまり心配ないでしょう。
金銭的な心配については、薬を使わないよりも、もちろん医療費は高くなります。
でも、薬を使わずに行なって着床しなかったら、また移植が必要となり、医療費が発生します。考え方次第というところもありますが、大切なのは凍結胚移植のメリットを最大限に活かすことではないでしょうか。


*Answer おち夢クリニック名古屋

おち夢クリニック名古屋越知正憲

越知 正憲 医師


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