次は新鮮胚で移植してみたい

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これまで2回の採卵、5回の胚移植をしてきました。最初の初期胚の新鮮胚移植、妊娠判定は陽性になりましたが、すぐに流産になりました。その後は、凍結胚盤胞での移植でしたが、一度も着床していません。
次は、採卵からやり直しです。私は、新鮮胚移植で妊娠しているので、また新鮮胚で挑戦してみたいと思います。でも、先生はOHSSになる可能性があるから、次回も凍結胚でと言っています。
私は、OHSSになってもいいから、新鮮胚で移植したいと思うのですが、どうでしょうか。

 

*36歳

 

 

 

一般的には、統計から見ても凍結胚での移植の方が妊娠率が高い傾向にあります。
新鮮胚での移植は、着床にいいタイミングが過ぎてしまっている、また採卵などで通常のホルモン環境と違い、着床環境としては適切でないことなどがあげられます。
凍結胚の場合は、子宮内膜を整え、よいタイミングの、よいホルモン環境の子宮へ移植することができます。それが妊娠率へつながっているのでしょう。
あなたの場合、初回は新鮮初期胚で、その後は胚盤胞移植ということですが、胚盤胞に到達していること、凍結融解をクリアしていることから考えれば、生命力の強い胚であっただろうと伺えます。ただ、着床し、赤ちゃんになるには、生命力の強さだけでなく、胚に染色体異常がないことや、母体の受け入れ態勢(さまざまな)が整っていることも必要です。
染色体異常があれば、着床しない、着床しても流産になる可能性が高いのですが、母体の受け入れ態勢については不育症となる原因のある、なしが問題となってきます。ただ、不育症については着床するが流産してしまうことが続いて起こることなどから疑うことですので、あなたの場合は、今のところこれに当たらないでしょう。
凍結胚移植で数回繰り返しても妊娠しないから、もう一度初期胚で…というのも方法の1つとしては選択の余地はあると思います。
ただし、OHSSの問題がなければです。
OHSSは、腹水がたまる、血液が濃くなるなどだけではなく、重度化すれば血栓を起こすリスクが上昇し、命の危険を伴うこともあります。採卵時に卵巣が腫れていてOHSSを発症している様子があれば、新鮮胚での移植は見送るのが妥当です。
なぜなら、着床し、HCGホルモンが活発に分泌されるようになれば、OHSSは重症化する傾向にあるからです。
新しい命を授かるための治療です。そこを考えたら「OHSSになってもいいから、新鮮胚で移植したい」ということには賛成できませんし、選択として正しいとも思いません。あなたが健康でなければ、赤ちゃんはやってこないのですから。


*Answer レディースクリニック北浜



奥 裕嗣 医師

i-wish ママになりたい 赤ちゃんに会うために

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