長い間

ご報告出来ずにいました

本当にすみません

皆さんが

ママン

と呼んで仲良くして頂いた

私のお母さんは

「ありがとう」の言葉を最後に

春の風になりました

本当はもっと早く

お伝えするべきだと思っていたのですが

お母さんがいない事を

自分でも受け入れられず

ずっと黙っていました

本当にごめんなさい

随分と時間が経ってしまったけれど

今、勇気を出して

ブログを書かせて頂きます


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私のお母さんは

本当に強くて

優しくて

可愛くて

世界で一番尊敬する

自慢のお母さんでした

病気になっても

余命を宣告されても

決して私達子供の前じゃ泣かなかったし

逆に泣いている私達を心配して

「お母さんがいなくなっても頑張るんよ」

って、何度も何度も

夢を諦めない様に

背中を押してくれました

お母さんがいなくなってからも

悲しくて、淋しくて

毎日泣いてばかりのアタシを

「前を向きなさい」

って、励ます様に

お母さんの遺品から

たくさんの言葉が出てきました

どの手紙にも必ず

「歌を歌い続けてね」

「あんたの歌が好きよ」

「お願いね」

って、本当にたくさん書いてあって

お母さんは、これをどんな気持ちで

書いてくれたんだろうと考えては

「うん、うん」

と、頷きながら涙がこぼれます

お母さんのブログを読んでくれている方は

きっとご存知だと思いますが

うちはお父さんを早くに亡くしています

でもそんな淋しさを吹き飛ばす程に

お母さんは私達子供を

本当に大切に育ててくれました

迷惑かけたり

悲しませたり

親不孝な事もしたけど

でもどんな時も

私の手を離さずにいてくれた

どれだけ自分が辛くても

私が辛い時は駆けつけてくれた

今だって

お母さんのくれた手袋や耳あてが

寒さから守ってくれるし

お母さんがくれたぬいぐるみの子守唄で

夜も少し眠れる様になった

小さい頃から

年越しだって

クリスマスだって

誕生日だって

いつだって家族と過ごしたし

彼氏が出来たら紹介して

恋愛相談だって出来た

一緒にダイエットしてみたり

旅行して、たくさん笑って

結婚したら、とか

子供が出来たら、とか

未来の事も数え切れないくらい話したのに

もう会えないなんて

今でも信じられない

お母さん

親孝行出来なくてごめんね

ずっと、ずーっと

頑張ってくれてありがとう

たくさん愛してくれてありがとう

色んな事を教えてくれてありがとう

私を産んでくれて

育ててくれて

本当にありがとう

兄ちゃんと妹と

みんなで仲良く頑張るから

お母さんも

お父さんと一緒に

私達を見守っててね

いつかまたみんなで

笑って過ごせると良いな

お母さん

お父さん

心から愛してる

本当に本当に

ありがとう


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本当は

お母さんの記事を最後に

ここには何も

書き込まないつもりでいました

でも

最期まで頑張ってくれたお母さんと

お母さんを支えてくれた

皆さんへの感謝も込めて

この、ママンブログで

きちんとご報告しようと思い

書かせて頂きました

私の事ばかり書いてしまいましたが

兄ちゃんも奥さんと仲良く

子育てと仕事を

本当に一生懸命頑張っています

妹も、大切な人に支えられながら

最近やっと

笑顔を見せる様になりました

お母さんもきっと

傍にいてくれてる様に感じます

私も

まだ辛くて、淋しいけど

歌い続けることで

お母さんに

「ありがとう」

を伝えていきたいと思っていますので

どうぞ皆さんも

お体に気を付けて

笑顔の毎日を過ごして下さい

そして

春になったら少しだけ

櫻のママンを

想い出して頂ければ嬉しいです

本当に長い間

ありがとうございました

皆さんが笑顔で

幸せに溢れた日々を過ごせる様

お母さんと一緒に

ずーっと祈ってます

本当に本当に

ありがとうございました

長女 櫻-sakura-

頑張って、コメントの返信をしていましたが




そろそろ、視力がついていかず




ここら辺で断念することになりました




できたら、皆さんの温かいコメントに全部返信したかったな…




この場を借りて、お礼を言わせていただきます




「ありがとうございます」




ぺタから始めた、櫻のママンのブログ




今まで見て下さってありがとう




そろそろ、視力を失うようになってきました




なんとか、目を細めると




きれいな桜の写真を見ることができます




ここの桜の木は後一週間もすれば




開花しそうです




ママンに何があっても泣かないでください




ママンは笑顔が大好きだもの




お世話になった方々のことは櫻に託しておきます




おかげで、後悔のない人生をおくれました




ママンが握った手は




ママン一人の力じゃない




ありがとうって言葉から




たくさんの幸せがうまれるんだよ




たくさんの幸せをくれたみんなに




「ありがとう(‐^▽^‐)」




んで




ママンは春の風になるんだ




























ママンがブログを始めてしばらくたった頃




たしか、Kちゃんと別れるかどうか迷っていた頃だったかな?




ある日、とてもとても長いコメントが入った




それは、長すぎて1回では、入らず




2回に分けて、切々とママンへの想いを訴えていた




みんなが見てるコメントに自分の事まで書いて




ただ、ママンの幸せを祈っていた




「誰だろう?




誰かのいたずらかしら?」




なんせ、自分の恥になるようなことまで書いて




会ったことのないママンの事を一生懸命心配してくれていた




なもんで、第一印象は、見たこともない長いコメントに




圧倒されたママンだった…笑




それから、ずっと何かあるたびに




パソコンがいっぱいになるほどの長いコメントを頂いて




とても、勇気づけられたけど




「これは、絶対ママンの知り合いが、たかこと言う名前で




ママンを勇気づけているんだわ」




そう思っていたママン




旅にでると書いたとき




「私もママンにあいたい」




と言われ




半信半疑で




櫻に




「住所と名前を聞いていてね」




と言った




すぐに櫻から電話があって




「お母さん、たかこさんの住所と名前送ってきたよ




本当にいたみたい…Σ(=°ω°=;ノ)ノ」




たかこさんには、失礼だったが




嬉しい反面




びっくりしたほうが先だった…笑




それから、櫻と東京まで車で旅をともにしたが




時々、車のパーキングとかで寝ていた




たかこさんは




「ママン、車で寝てばかりじゃダメよ!




体に悪いわ…




こっちに来たときは言ってね




ホテルを予約しておくからね」




まだ、たかこさんとは、直接話していなくて




メールのやりとりだったので




もしかして、男の人かもって思ったりしたママンと櫻…笑




たかこさんの予約したホテルに行くと




りっぱなホテルだった




櫻に




「荷物や貴重品は、車の中に置いたままいこうか?




もし、へんな人が部屋にきても2人でいたら何とかなるしね」




ホテルのフロントに行くと




「はい、予約を承っています」




と言われ




「宿泊費はいくらですか?」




と聞くと




「もう、頂いています」




と言われた




びっくりして




「ここはいくらですか?」




って聞いたら




「予約されたお客様に失礼になるので…」




って言ってにこやかに断られた




櫻と部屋に通され




「ホテルの部屋に着いたら電話してね」




って言われていた、たかこさんに櫻が電話した




「お母さん、すぐに来るって…」




「女の人だった?」




「うん…」




「荷物は何も部屋にもってきてないから、男の人達が入ってきたら




すぐに逃げるのよ」




「うん、分かったお母さん」




言い訳になるけど、年頃の娘を連れた母親の心配もあった




少ししたら、部屋にノックがして




おそるおそる開けると




小柄な女性が




「ママン~、会いたかった~」




と言って抱きついてきた




おまけに




「車で寝ていたら足が疲れるから…」




そう言って、2人分の柔らかなスリッパに




ママンの好きな桜グッズを渡してくれた




あれほど、人に対して恥ずかしかったことはなかった




部屋に荷物も置いてないことに




たかこさんが気がつかないかどきどきした




すぐに、櫻の歌を聴きたいって事になって




近くのカラオケに行ったが




食べて歌って




支払いの時なると




たかこさんは、ころびそうなほど走って




先に支払いを済ませてしまった




何かお礼をっておもったが




お金を受け取る人ではなさそうだったので




ママンのいつも手にしてたブレスレットを




遠慮するたかこさんに受け取ってもらった




「一生大事にするね」




って言ってくれたように




それから何回か会ったが




たかこさんの手首には、ママンのブレスレットがあった




それから、ママンが悩んでいるときも




困ったときも




嬉しいときも




一緒に泣き




一緒に笑った




ただ、ママンが命を絶とうとしたとき




本気でおこって、子供みたいに泣いた




決して裕福ではないのに




いまだに、働きずくめで




認知症のお母さんを抱え




おまけに、可哀想だとひろってきて猫ちゃんたちを飼ってる




後で、猫アレルギーがあるとわかって




病院に行って薬を飲みながら、何匹も猫ちゃんたちの世話をしてる




働いて、夜は認知症のお母さんの世話で寝てないと聞いて




「たかこさん、自分が倒れたら、お母さんの面倒もみれないよ」




事情をしった有料の高い病院がすぐに入院できるっていってくれた




たかこさんに




「すぐに、お母さんを入院させないと、これ以上からだがもたないよ」




たかこさんも入院させるつもりで病院に見学にいったそうだが




「患者さんが、誰も笑ってないの…




きっと薬でそうなっているんだわ」




それでも、夜中にあばれるというお母さんの入院をすすめたママン




それから、休みのたびに電話すると




たかこさんは、お寺にいた




「自分の母親を、あんなところにいれて娘としていいものかどうか…




だから、お寺のお掃除とか手伝って自分に問うているの」




たかこさんには、子供がいない




再婚して働かない旦那さんがいるだけ




ママンにKちゃんと別れるのを訴えたのは、自分の事もあってだが




暴力をふるったり、Kちゃんみたいに言葉の暴力もないみたいだ




ただ、何もしない




ママンも一度




「別れたら?」




って言ったことがある




そしたら、




「一度、ゴルフをしたいって言うから、ゴルフ留学させたことがあったの」




えっ…




働かない旦那にゴルフ留学?




あきれているママンに




「そのときね、家に男手がないと大変って気がついたのよ…笑




旦那のありがたさが分かったわ」




たかこさんに一度




「宝くじを買わないの?」




って聞いたことがあった




そしたら




「身分不相応のお金を手にすると、ろくなことないわ




だから、買ったことないの




新しい服も買わないし




私には、私にあった生活でいいのよ」




たかこさんは、いまだに、お母さんの面倒をみながら




食事をつくり、働いている




一度、子供がいないことを不思議に思っていたら




卵巣がんに昔なったことを教えてくれた




たかこさんに一つお願い事をした




「私が、亡くなったら、櫻のお母さんになって…」




櫻にも言った




「たかこさんを、お母さんだと思って親孝行してね」




日本を旅して、娘や大切な人ができたが




櫻をたくせる人に巡り会えた




たかこさん、ありがとう




ママンにであってくれて感謝してる




一度ちゃんと、お礼を言いたかったけど




いろんなこと勝手に書いてごめんね




でもね、大好きだよ




かけねなしに




ママンの大事な妹だよ…





櫻のママン





















































ずっと、画像がアップできなかったけど




昨日、櫻に聞いてやっとできたの




ママンの携帯の画像は要領が大きすぎて




今は送信できなかったけど




要領の小さな画像だったら送ることができたの…(-^□^-)




ママン的には、せっかく綺麗にとれた写メじゃないから




納得いかないけど




なんたって、色が出ないの




それでも、ママンの画像アップしますね





櫻のママン




今、良く見たら、髪の毛が鼻にささっているみたいだけど




まぁ…気にしないでおこう




抗がん剤で抜けた髪もこんなに伸びたよ(‐^▽^‐)




んで、ママンいるところ





櫻のママン





この写メの左が川なんて思わないでしょう?





色がでないから、白黒写真みたいになっているけど





後は新潟によって帰るからね





待っててね

























スコップって言ったけど、大きなスコップのこと、シャベルっていうのかしら?




少し先のとがったスコップを持って




雪の上にいたママン




雪は残雪でシャーベットみたい




「楽勝、楽勝♪」




何度かスコップで…




シャベルかな?




気になるけどわかるからいいよね…笑




雪をすくいあげていたら




「ん?」




何かの小さな足跡…




「きつねかな?




うさぎかな?」




わくわくして、その足跡を追いかけていたら




向こうにいたおじいちゃんが




なんやら大きな声でどなっている




どうも、ママンの事をおこっているみたいなので




遊んでいて叱られたと思って、しょんぼりママン…




そしたら、ママンが歩いていたその先は




大きな木が何本もあった山道だと思っていたけど




雪で隠れている川だったのΣ(・ω・;|||




あと何歩か歩いていたら




雪のしたの川に落ちて




助からなかったらしいの(((( ;°Д°))))




でもどう見ても川があるには見えないの




川に落ちたら、流れが速くて




あっという間に流されるって…




上には雪があるから、浮かばないって言われた




小さな足跡は、きつねなら交互に




うさぎはそろっているらしい




ママンの見つけた小さな足跡はそろっていたから




うさぎだったみたい




スコップで掘っていた雪も




最初はシャーベットみたいに、さくさくしてて柔らかかったけど




すぐに氷みたいに硬くなっていった




雪崩注意報のあるなか




雪の溶けた後から




ふきのとうを見つけた




さっき、すごく怒ったおじぃちゃんが




「ふきのとう好きか?」




みたいに聞いたので




「うん♪」




って言ったら




採ってきてくれて




食べさせてくれた




ママンには、久しぶりのごちそうだった(‐^▽^‐)




今日は三日月がきれいに見える




あと何日、空を見ていられるだろう