Mikoの呟き処「功夫迷的独白」

本格派武打明星(武術アクションスター)である李連杰・吴京・吴樾などの作品レビュー、マウス絵、日記
         


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今日ご紹介するのは『三国志』と並ぶ中国史劇のひとつ『大漢風~項羽と劉邦』



原題は『楚漢風雲』、2004年の作品です。

〈あらすじ〉

項羽と劉邦の出会いから秦の滅亡、楚漢戦争の勃発と激しい攻防、漢王朝の建国までを描く。

紀元前208年の中国。
始皇帝の死後、秦の暴政に対し陳勝、呉広が決起、それをきっかけに各地で反乱が起こった。

その中に項羽と劉邦という卓越した英雄がいた。
楚の将軍の血を引く若い項羽は美しく純真な貴族の娘、虞姫をこよなく愛した。

一方、劉邦は年も40歳に近く沛県の官吏の出身で、酒と女にだらしないが見識が高く、農民庶民の苦しみを理解し多くの人々の人望を得ていた。

〈演員〉
項羽: 胡軍(フー・ジュン)
劉邦: 肖栄生(シャオ・ロンション)
呂雉: 呉倩蓮(ン・シンリン)
虞姫: 楊恭如(クリスティ・ヨン)
趙高: 王剛(ワン・ガン)
李斯: 李立群(リー・リーチュン)
曹姫: 沈傲君(シェン・アウチュン)
韓信: 吳樾(ウー・ユエ)
范増: 辛明(シン・ミン)
張良: 沈保平(シェン・バオピン)

☆項羽側の人々
項梁: 王奕
項伯: 蔡元祥
項荘: 郭軍
季布: 陳之輝
英布: 郭明翰
虞子期: 于洋
鍾離昧: 胡龍吟
龍且: 韓東
君児(虞姫の侍女): 楊晶晶

☆劉邦側の人々
樊噲: 張楠
盧綰: 侯越秋(侯月秋)
周勃: 陳海
夏侯嬰: 張春仲
蕭何: 陽光
曹参: 周逵
灌嬰: 王建宏
陳平: 付斌
戚姫: 劉霏
薄姫: 梅麗娜
王陵: 張日輝
陸賈: 張偉
酈食其: 張学文
審食其: 佟仲琪
劉太公: 陳友旺
呂須: 尹艷
呂公: 蒋国印

☆秦の人々
胡亥: 賈兆冀
始皇帝: 雷鳴
章邯: 賈石頭
渉間: 王迎奇
王離: 臧金生
司馬欣: 董志華
董翳: 崔玉貴
蘇角: 王国良

☆その他の人々
月姫(韓信の恋人): 宋笠娜
君姫(韓信の妻): 呉偉玲
懐王: 王熒欣
宋義: 于才發
陳嬰: 田友臣
雍歯: 劉軍
呂臣: 邵桐
共敖: 趙健
彭越: 朱暁春
陳余: 曹国新
黄石公: 薄貫軍
張耳: 斉景斌
蒯徹: 趙剛
叔孫通: 馬玉貴
沛県県令(呂雉の従兄): 国文学
陳勝: 陸彭

全50話の長編作品で登場人物も上記の通り非常に多いので、気になったシーンと人物について語っていきたいと思います。

先ずは一話での『韓信』の哀れさ。

韓郎集

釣りをしても魚は釣れず腹ぺこで震えながら、川で洗濯をする女性に数日間に渡って飯を恵んでもらう姿にはわなわなしましたよ。

町では偉そうな連中に「その剣は飾りか?」と馬鹿にされ、通るために『股くぐり』の屈辱に耐える。

そしてとうとう腹ぺこも限界を超え、通りすがりの女性の持つ食べ物欲しさに襲いかかり奪い取るという行動に出てしまう。

哀れに思った女性は仕方なく耐えるが、そこで韓信は意識を失い倒れてしまう。

同じ韓の出身であることを知った韓の国の姫であった月姫は食事を与える。
そして役立ててほしいと兵書を韓信に渡し面倒を見ることにするのだ。

月姫は舞姫として店で働きながら韓信と共に生活しているが、韓信は所謂『ヒモ』です。

ある日、店で起きた争いごとに巻き込まれた月姫を助けようと剣を抜こうとするが、そこで始皇帝暗殺に失敗し逃亡中の張良に止められその場を逃れ、追われていた張良を助けたことで二人は知り合いとなる。

韓信はこのままではいけないと、月姫を置いて旅立つのです。

月姫は「夜の月を見たときに私を思い出してね」と韓信を送り出し、韓信も志を果たすまでは月姫には会わないと誓い、月姫の下を去っていきます。

月姫を演じた女優さんが色気と哀愁があって、すごく好きなタイプです。

月姫

色気と言っても『いやらしさ』ではなく、艶っぽくて可愛さがあり、ミコがもし男だったら好きになるタイプです。

韓信を演じたのが樾哥ということもあって、哀れさも惨めさも赦せたといいましょうか(笑)

史劇であるこの作品ですが、月姫はこの作品のために登場させた人物で実在人物ではないそうなので、韓信という男性を引き立てるために登場させたという点では、二人の関係や萌場を楽しめたので月姫は重要人物だ感じましたね。

次に項羽。

左:項羽 右:虞姫

演者の胡軍さんのことは他の作品で観ていたので、項羽をどう演じて行くのも楽しみでした。

彼を初めて観たのは『孫文の義士団』であの時の印象は強面で悪役?の怖い人だったけど、次に京哥の『カンフー・サイボーグ』で、コメディもできる役者さんなんだなと知りました。

カンフー・サイボーグでの役柄があまりにも滑稽で、プライベートでとっても子煩悩で愛妻家の素敵な人だと思いましたよ。

項羽は血気盛んな猪突猛進タイプの男性だけど、勢いのあまり傲慢で人望も薄い。

信じているのは己の腕と一族のみというかなり厄介な性格。

確かに武力は誰にも劣らずではあるが、責任感が強すぎるのか、使命を果たすためには投降した兵も生き埋めにしたり、邪魔になった楚の王に就かせた義帝までも殺してしまった。

最後は義父の范憎も愛想を尽かし去ってしまい、たった一人の理解者であった虞姫にも死なれてしまいました。

虞姫が自ら命を絶った理由は、足手まといになりたくなかったということもあるでしょうけど、きっといつ死ぬかわからない夫より先に逝きたかったのでは?と思いましたね。

虞姫を演じた女優さんは上品で綺麗な人でした。
お嬢様にぴったりで、でも芯の強さもあって。

もし漢に敗れ夫を先に亡くせば、自分も殺されるか若しくは漢王に貢ぎ物としては差し出される哀れさから避けるためだったんでしょうね。
でも潔いというか、ホントに項羽を愛していたのだと感じましたね。

二人の時の雰囲気は楽しい時期もあり幸せな時もあったけど、項羽のあの性格ではどの道結果は同じ、敗戦だったと思いました。

でも最期は殺される道を選ばず、自ら命を絶ったのは男らしさを感じましたし、虞姫に対する愛情は確かだったんだなと。

次にもう一人の主人公である劉邦。

劉邦

確かに人望は厚く庶民を味方に付けていましたが、周りに助けられていなかったらどうにもこうにも行かないタイプの男です。

張良を始めとする取り巻きには世話になりっぱなし。

自ら戦うこともなく天下を取らせてもらった感丸出しです。
「天龍の子」だと自負していましたが、実際はどうなの?と感じましたね。

酒好きはともかくとしても美女を見れば手を出さずにはいられない。

虞姫をモノにしようと君児を孕ませてしまったときは自業自得と言うしかなかったね。

人を信じられない項羽に比べ、人を巧く利用したことで天下を取れたとしかいいようがない。

最期も病死っていうのにも頷ける。

60歳を過ぎてようやく天下は取れたけど、すべてが終わったらやることなくなって命尽きたって感じでした。


次は漢の三傑の一人である張良。

張良

この人は所謂策士で頭もいいし、人との関係を巧く保てる人だと感じましたね。

意見はするが押しつけでもなく、筋も通ってる。

韓の出身であることもあって、劉邦の下にいても敵である項羽の養父となった范憎が項羽の下を去ったときも亡くなったときも駆けつけるし、韓信が尊敬し信頼を置いていたのが理解できます。

演じている役者さんの顔立ちも上品で、張良と言う人の人格に合っていたと思いました。

引き際も綺麗です。道士となって隠遁生活の道を選び、劉邦の下を去っていきます。

そして三傑のもう一人である蕭何。

蕭何

この人も人当たりも良いし、従順で冷静な人物です。

韓信を迎えにいってくれて有難うございました。

しかし最後は呂雉に良いように利用されてしまいました。

季布と鐘離眛

左:季布 右:鐘離眛

この二人は血筋ではないのに、項羽に信頼を置かれていた将軍です。

季布は長髪三つ編みが野生感があって素敵でした。

忠義を尽くし戦うが、最後で項羽と離れたことで命を落とさずに済み、末は皇帝となった劉邦に取り入り郎中につ就けた。一方、鐘離眛は韓信の下を訪ねるが、自分を匿ったことで謀反人とされてしまった韓信に迷惑がかからないように自決してしまいました。


最後は中国三大悪女の一人である、劉邦の妻の呂雉。

呂雉

キャスティング的には良いと思いましたが、悪女っぷりが少し弱いかな。

確かにやってることはえげつないし、残忍極まりないけど、部下の審食其とくっついちゃだめでしょ。

どうせ浮気するなら、もっと強くていい男としろ!

二言目には「私の苦労のおかげで天下を取れた」っていうけど、一体なにした?って感じです。

人質にはされてたけど、特に痛い目には遭ってないだろ!

月姫のように愛する男のために耐えて耐えて、最後は出家し愛する男の息子を死から救った彼女を見習え!と言ってやりたいわ(笑)

ミコは樾哥贔屓なので、ここからは韓信について語っていきたいと思います。

項羽の下では執戟郎として出世できず軍を逃亡し、またも張良と出会えた。劉邦のところでも倉庫番で殺されかけたが、張良の助言と自ら学んだ兵法を認めてもらい大将に就くこともできました。

報奨として趙の姫である君姫を娶り、飯を恵んでくれた女性と股くぐりをさせた男にも恩返しできました。

すべてが巧く行きやっと月姫と再会できました。

君姫の許しを得て正夫人として迎えましたが、いくら貢ぎ物として嫁いだとはいえ君姫は韓信を気に入っていたようですし、世話になった女性だといきなり月姫を迎えたいといわれても、普通なら怒り心頭ですわ。

韓信に「義姉として扱え」と言われ笑ってたけど、いないところで嫌みな面を見せつけてましたね。

「もう舞姫ではないのだから」って髪を結ってあげる時の顔は意地悪さが出ていたように見えましたから。

まぁ確かに目の前でおでこにチュッとするとこを見せられちゃったり、「おまえの相手は今度する」と月姫の下へいそいそと嬉しそうに行かれてしまったら、いい気持ちはしないでしょうからね。

月姫との再会

月姫という登場人物はこのお話のみのことなので、実際の韓信にこの状況はなかったわけですから、なんとも巧く書かれていたなと思いました。

吴樾ファンじゃない人から見れば韓信と言う男は、冷たくて勝手な男と取る人もいるでしょうね。

だって月姫ともう一度会って、自分の志を遂げたところを見せたかったのであれば、貢ぎ物とはいえ断ることもできたでしょうし、月姫と再会できた時点ではっきりさせることもできたかもしれないし。

でも結果、月姫は今の自分は韓信に相応しくないと身を引いてしまうのです。再会できた時に思わず韓信のことを昔の呼び名の『韓郎』と呼んでしまったときに、韓信が「月姫の前ではずっと韓郎だ」と言う台詞は良かったね。

なんかね、この二人の哀愁感に同じ匂いを感じましたね。
幸薄いとも似たような何ともいえない哀愁です。

鐘離眛を匿い、陳豨とのことですっかり信頼を失ってしまい、淮陰侯に格下げされ、末には悪女の毒牙にかかってしまう。

蕭何も自分の身を守るために裏切り者になってしまいました。

韓信の台詞「狡兎死して走狗烹らる」には「まったくもってその通りです!」と頷ける。

韓信は少々自信家でありはしたけど、この人なしで劉邦は天下は取れなかったと思うし。

最期も項羽と同様に自決しますが、あんな女に痛ぶられるくらいならと舌を噛み切る男らしい姿に惚れ惚れしましたよ(笑)

しかし、樾哥は投獄シーンが多い役者さんです。これまた(笑)

尼となって出家した月姫が韓信の息子を引き取ったのは、愛する人の子を育てたかっただけなんだろうか?それとも韓信が獄中で「こうなることをわかって息子を?またそなたに借りができてしまった」って言ってたけど月姫のお陰で息子は命拾いしたんだね。

劉邦も韓信には天下を取らせてもらったとはいえ、彼がこの先自分を脅かす存在になることを恐れていたんだろうな。

『国士無双の天才』と言われた男も用済みとなったら切られてしまったって感じです。

最後まで生き残るのは悪女の呂雉ですが、この人の死に方も病死っていうのがなんともつまらん。

悪女なら悪女らしく、壮絶死して欲しかったな。

浮気相手の審食其と殺し合うとか、焼死とか、祟られて気が狂ってしまうとかの方が面白かったと思ってしまったミコの方が『悪女』だったりして(爆)

戦争作品なので馬上での戦いシーンが殆どで、樾哥の武術シーンが少なかったけど、張良と蕭何を救ったシーンで魅せてくれた剣裁きには満足したし、月姫とのブチューなキスシーンも見れたし、萌場もあって、楽しめた作品でした。

余談、、、

韓信が井陘の戦いで背水の陣を用い陳余と戦ったシーンで「この人誰だっけ?」と思い、ずっと顔を眺めていたときに『連城訣の象寶』だと思い出せたときのスッキリ感は嬉しかった。


陳余ではなく、寶象

あと項羽の従弟、項荘の役者さんは同じく連城訣で水笙のパパ水岱を演じた役者さん。
ここでは素晴らしい戦いっぷりでしたね。

項荘

最後に撮影中の時の画像集とミコのマウス絵でお別れです♪





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