先日、佐伯龍蔵監督の新作映画
『でんでんむしとおたまじゃくし』を鑑賞しました。
フォルツァ総曲輪での完成披露試写会に、特に関係者じゃないけど参加させていただきました。
佐伯監督作品といえば
『がんこもん』はもちろんですが、
以前にもここに書いた
『ひかりにとける』も素晴らしい短編映画です。
そして、
『でんでんむしとおたまじゃくし』も素敵な1本でした。
彼の作品はテーマに対する愛が溢れています。
主人公の佐藤は市役所の職員をしていて「歌う意味が、絵を描く意味が分からん」と、
簡単に言ってしまうと、芸術などで何かを表現することに否定的な人間です。
確かに、歌も絵も、無くても生きていけると言われてしまえば、そうかもしれません。
正直、私の仕事なんかも・・・。「俺の存在って意味あるのか?」とさえ思うことがありますよ。
この佐藤の前に一人のおばあちゃんが現れて、彼を歌の世界に誘います。
宮田キミさん、
『がんこもん』でも子供らに民話を聞かせるおばあちゃん役で出演。
今回は大幅に出演時間が増え、演技と素の狭間で、とても良い雰囲気を漂わせています。
宮田おばあちゃんの存在は、本作品の根幹、テーマそのものだと思います。
そして、僕は映像世界に心をほっこりさせながら救われていきました。
重要な医師の役で
矢郷良明さんが出演。
矢郷さんはプロレスラーとしても、ミュージシャンとしても、文化人としても、
何をやっても凄い人ですが、今度は役者としても存在感を発揮なさってます。
なんと!エンドロールではキャストの最後に名前が出てきました!
『でんでんむしとおたまじゃくし』は今のところ劇場公開の予定はなく、
国内外の映画祭などに出品されるということです。

どんどん遠くへ行ってしまう(汗)、佐伯監督(右)と矢郷さんのツーショット!