一般人も受講できる公開講座に行ってきた。

テーマは『芸能における道成寺もの』


日本芸能古典には一つの同じ題材を
能、雅楽、歌舞伎、浄瑠璃、舞踊、長唄…などで上演されてるものが多々あり
(忠臣蔵とか。)
その中でも代表的な題材が道成寺。

それをざっくり、芸能の観点から勉強できる講座でした。

知らないことを知る瞬間って楽しいから、
本読んだり、話を聞いたりするのが大好きなんだけど

今日も楽しかった~🎵(*^^*)


多岐にわたり芸能表現されてる題材を
『~もの』って言い方するんだなぁと、
シェークスピア→シェ界というのと
同じくらいの小さな衝撃からはじまり、


昔、古今和歌集とかで学んだ
『道成寺』と
能や歌舞伎で観た
『道成寺』の内容が違ってる理由がわかって、スッキリ!

※簡潔にまとめると…
仏教説法としての本(浄瑠璃、長唄などはこちら)としてまとめられた書物。本筋。と、
本筋の後日談(400年後)を舞台化した、能や歌舞伎。
にわかれている。だから内容が違う。


さらに厳密にいうと
能と歌舞伎も
表現方法というか、
表現の核の部分が違っていて
疑問に感じてた部分が解消されて、スッキリ!

※能は宗教が背景にあり、説法であること。
歌舞伎は宗教色を打ち消し、レビューとして構成。


なんとも有意義な時間だった(*^^*)満足🎵


道成寺は昔、松竹新喜劇に出してもらった10代の時に
舞台のバックヤードの演目で、小坊主を演らせてもらって興味をもったのでした。

歌舞伎の小坊主は、
『鐘をさがせ!』と言われて
道に落ちてるお金を一生懸命探したりする、ちょっとコミカルな役どころで。

その時は歌舞伎以外の道成寺を知らなかったから
歌舞伎舞台の小坊主なんだな、と勝手に解釈してやっていた。

…結果オーライだったんだけど、

やっぱり、知ってると知らないでいうと
絶対に知ってた方が良いよね。
あのときの私に、今日の内容を教えてあげたかった(T_T)と思った。


舞台を観る時にも、
知ってる、知ってないで
味わう深さが変わっていくのだろうなー。

舞台は娯楽なのだから
単純に楽しい🎵で良いのだけど。
私は楽しいこと、娯楽に貪欲なので
できるなら、もっと貪欲に味わいたいなぁ…と。


やっぱ、色々知りたいなーという欲が高まった一日なのでありました(*^^*)