こんばんは月のおじ 春らしい雛祭り になりましたね。
裏の土手からは 明るくさえずる鳥の声が聞こえ出して
温かくなると喉の調子も良くなるのかな~?と思ったり
いえ、鳥たちも 恋の季節が始まったんですねハートトリ印
さて、 mai mai de 俳句を楽しむ会/3月開催のおしらせです。

  桃の花 mai mai de 俳句を楽しむ会 3月
開催日 :3月12日(土)18:30~(18:20開場/閉店後に準備完了後)
     約2時間の予定ですが1時間程延長の可能性があります。
参加費 :お1人 ¥500(お茶&お菓子代として)
定 員 :8名様 /要予約(4名様ご予約済みThank you!あと3名様ご予約可能です)
     今回は定員増の8名様となります。必ずご予約の上ご参加下さいませ
準 備 :兼題は"燕/つばめ"です。他は仲春の季語を用いた句 で合計5句を作り
     ご持参下さい。
     ノート、筆記用具、辞書や電子辞書なども各自ご用意下さい。
     夜は特に冷えますので、ブランケット等の防寒アイテムもご持参下さい。
      星季語のご参考にどうぞ あさと絵文字:LINK季語・歳時記 チェック星
ご予約 お問い合わせ 電話mai mai  0296-71-5444 OPEN 11:00~18:00/水曜日定休 


では 前回 2月13日の俳句の会で披露された俳句を一部ご覧下さい星

 納屋の灯の 真夜煌々と 猫の恋
春が近づく時期 夜も更けた頃、発情期の猫たちの声が聞こえてくる。
可愛らしい鳴き声ではなくて、子供の頃には不気味に感じたあの声を
猫の恋 というロマンチックな季語で表現されると全くイメージが変わりますね。
感激しましたハート星

 雨後の空 せいせいとある 凧一つ
雨が塵や埃も拭い去ってくれた 清々しい空に 気持ち良く凧が一つ 舞っている。
そんな風景が目の前に浮かぶのではないでしょうか。
シンプルで 凛々しいイメージを持ちました。

 誕生日 窓辺に光る ヒヤシンス
2月生まれの人が自分の周りに多いので とてもイメージしやすくて親近感のある句です。
紫色のヒヤシンスと 女性らしいきれいなお部屋の窓辺が浮かびました。

 強風も なんの白梅 咲きほこる
早春の強風に吹かれても どっしりとした太い幹の白梅。
上を向いた枝には可憐な花を咲かせて なんちゃない 風で。

 豆まきや 晩酌たのしみ つい忘れ
節分の豆まき。オチが面白いな~。と。作者の人柄?が浮かんでくるような 笑
クスっっと来ました。 素 が見える感じに惹かれます。
しかし、この句にはお直しが入りました。
この言葉の並びですと、晩酌が強調されているので 
晩酌を先に出して豆まきを後にするなど、そして や の使い方にも注意という事でした。

 探梅の 砂利道に出て 腕組めり
探梅(梅を探して見て歩く)途中で 砂利道に出たところで腕を組む。
皆さまは読んで どんなシーンが浮かびましたか?
mai maiは ”大人の渋い句だな~” という印象でした。他にもそんな方がいて
梅を見て 1人で何か想いながら腕組みしたんだ~。という解釈で。。。
ところが、この解釈ではなく
探梅していた道から 砂利道に変わる→足元が悪いから→男性と女性が腕を組む
というのが真意だったようで、驚きました。
ひとりの大人の渋い情景。 ではなくて、2人の大人の甘い瞬間。だったのです。
読んだ人の意図と 読む方の思い込みで全く違った情景が浮かぶとは。
またまた 俳句の面白さに気付かされました。
俳句の会だからこそ そんな驚きや発見もあるんですね~スマイル
更に
2月の俳句の会から mai mai がグッと来た句をご紹介します♡

   きっぱりと 開くがよろし 梅の花 
丸い花びらを ぱっと広げて、雄しべと雌しべが シャキッと立ち並んで咲く梅の花。
あまい香りを放ち、可憐で愛らしいようで なかなか大胆な咲きっぷりがいい。
という潔い美しさを表現していて、どこか男前な句に いいハート星 と感じました。
オトコマエ 言いましたが、作者は女性ですラブ

   梅が香や 逢へば許してしまふ気も 
なんたる句でしょう。。。グっっと来ました恋の矢ぐさっっっ
切ないようで 品のある色気漂う。。。恋心 乙女心 が詠まれています。
素敵。うっとり。なんて事でしょう。まともな感想が出て来ない程。どきどきドキドキ
会う ではなく 逢う を使う事で、お相手が 想い人 と察しがつきますね。
梅の香りって 甘い春らしさ。を連想しやすいのですが
官能的な香り というイメージにもなるのですね。。。
許してしまふ って。。。何をユルしちゃうのだろうか。。。?
殿方は 女性にこんな句を詠まれたら どうします??いやぁ~顔11あせる
ワタクシが照れるとこじゃないんですけど。かお 興奮ました 笑 単純なので汗

まだまだ素晴らしい俳句があって、ご紹介したいのですがこの位でごめんね
今までと変わらず 和気あいあい ですが、俳句経験者の方が加わって下さり
いい意味での緊張感と真剣さが増しました。
高度なテクニックや美しい情景描写、ウットリするような言葉のつかい方。など
感心の連続でした。
折角 素晴らしい俳句が披露されたのに、解らない言葉や表現につまずく事も多々…顔2
次回は是非、国語辞典や漢和辞典、歳時記必須で臨みたいと思いました。
俳句を作るのに大前提の季語
その季節相応の季語を使う季重なりにならない(一句に季語を複数用いない)
季語であるかどうか分らない言葉は調べて確認する。

など、俳句に触れてみて分かった事もまだ少しですがあります。
G先生から教えて戴いた
  ”俳句は現場を見ろ。 言葉で写生しろ。”
現場に行って見たり感じたりで その一瞬を切り取り 俳句に詠む。
頭の中で想像で作るものではない事も知りました。
何かをきっかけに心が動いたとき その感動を5-7-5の限られた言葉で表す。
長くなりましたが、
俳句は難しいもの。と考え過ぎずに楽しめますので 
ご興味持たれた方はお気軽にご参加下さいませ星