セブンイレブン社長が言った「ある言葉」の本当の意味 | 一瀬翔公式ブログ「永遠の未完成。」
突然なんですが
僕は原稿を一切用意せずに
6時間くらいのセミナーをやることがあります。

もちろん、ワークなどは多少含んでも
基本的には6時間しゃべりっぱなし。


と、このようなことを言うと
「よく6時間も原稿なしで話せますね…」と
まるで変人を見るような目で見られてしまうのですが

伝えたいことがあればそのくらい話せます。
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まぁ、5時間も6時間もというのは
極論かもしれませんが

30分〜1時間くらいであれば
今あなたがはまっていることや
すごく興味があることについて

目を輝かせながら語り続けるというのは
そう難しいことではないでしょう。


逆に、そのくらい話せる気がしないのであれば
それはもう、話したくないのだと思います。

そのことに関して
「伝えたい」ことがないわけですから。
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もちろん
人前で話すのは恥ずかしいとか、苦手とか
そういう問題を抱えているというのは別です。


そういうのは別ですが
単純に「伝えたいこと」がない分野で
何かを伝えようとしている方がいるわけです。

自分の利益のために。




これは、実はネットビジネスをやっている方が
抱えている大きな問題のひとつでもあって

メールにしても
セールスレターにしてもそうなんですね。



「書けません」

なんて悩んでいる人のほとんどは
書きたいこと、伝えたいことがないんです。



だったらもう書かないほうがマシですよ。

そんなメールは誰も読まないし
そんなレターでは何も売れませんから。



自分の商品でも
アフィリエイトでもそうなんですが

手元に商品があって、目の前に相手がいて
その商品の持つ何かを紹介したくならないようなものは
売らないでください。
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これは、本当にそうです。



だって、イヤですよね?

自分の目の前のセールスマンが
今から売ろうとしているものに関して
たったの10分すら、機能を説明できないって。

投資の素晴らしさを教えてあげると言ってきた友人が
投資について、マニュアルを見ないと30分も話せないって。


「バカにしてんの?」って思うはずです。



こうやってリアルに当てはめると
何か気持ち悪さくらい覚えるほどです。

気持ち悪さを覚えるほどなんですが
こと「ネットビジネス」になると
あちらこちらで見られるようになるのです。


不思議です。

超不思議。



と、このように言うと

「でも自分はまだアフィリエイトでも稼いでないし…」

と落ち込んでしまう方もいそうなのですが
稼ぎの額と、話したくなるかどうかは関係ないです。

誤解しないでくださいね。



たとえば、アフィリエイトという仕組みを知って
「こりゃすげぇ!」と思ったあなたが
それを教えてあげたくなる人は一体誰ですか?

周りにいる先輩アフィリエイターですか?
すでに月に100万円の利益を出している情報販売者ですか?


違うはずです。


そうではなく
あなたの友人とか、もしくは家族のような

「アフィリエイトを知らない人」に向けて
「すごい仕組みがあることを知ったよ」と
興奮して伝えたくなるものではないですか?

そんな人には
買ったばかりの服を自慢するかのように
目を輝かせながら話せるのではないですか?



はい。

ここでも誤解しないようにしてくださいね。


「そっか!友達に言えばいいんだ!」

ではなく、「アフィリエイトを知らない方」
という部分がポイントなので、気をつけてください。



できるだけ柔軟に
そしてシンプルに考えるようにしましょう。


情報発信の相手、つまり
ブログやメルマガの読者さんやお客さんは
こちらで、ある程度選ぶことができるのです。
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要は、必要な人に向けて、
自分の知識を自慢できる人に向けて
情報発信をするように心がければいいのです。


そんな人がいなければ
そんな人が出てくるくらいまで
その分野での知識を高めてくださいね。

ビジネスとして対価をもらいたいわけですから
最低限の努力はやるべきです。



さて。

ここまでが前置きという意味ではないのですが
ここからが今日の本題です。


以前、コピーライティングは
セールスにも有効だという話をしました。

同スキルが、広義の行動心理学をもとにした
コミュニケーション能力であることもお話しました。


それを裏付ける考え方として
「現在は、経済学ではなく心理学でモノを売る時代」
という考え方があります。

今日は、その意味について少しお話しましょう。


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■「心理学でモノを売る時代」という言葉の意味
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これだけ聞くと、なんだか
スケールの大きい話のように感じるかもしれません。

ただ、答えはいたってシンプルなので
シンプルにまとめていこうと思います。



「本質まで掘り下げればすごくシンプルなのに
適当に表面しかなぞらないから理解できない…。」

ということは往々にして起こりがちなので
しっかり意識してくださいね。



さて。

現在、ビジネスにおいて心理学が重要というのは
どこのコンサルタントも言っている事でしょう。

あなたも、どこぞの誰かが言っているのを
耳にした覚えがあるのではないかと思います。


有名どころで言えば
セブンアイホールディングスの社長・鈴木敏文氏が

「流通に必要なのは経済学ではなく心理学だ」

というニュアンスのことを言ったのも有名な話です。




ただ、この種の言葉をなんとなく聞いて
こんな風に誤解している方がたくさんいます。


「なるほど。NLPとか、心理学のテクニックを学んで
相手の心理をコントロールすれば売れるんだな」

「まずはローボールテクニックで断れなくして
ダブルバインドで逃げれなくして…(どうのこうの)」



いやいやいやいや。
そんなことではないでしょう(苦笑)

と、思わず突っ込みたくなるのですが
こういう風に思っている方が意外に多いんです。


あー・・・。そっちの分野でも
短絡的な「テクニック」に走りますか。

と、非常に残念な気持ちになります。




よく考えてくださいね。


よく考えれば分かることなのですが
お客さんがモノを買うというのは
そんなに複雑なことではありません。


そして、ビジネスというのは
端的に言うと誰かに何かを提供して
その対価をもらうわけですから

得てして、こちらもシンプルなんです。



そう考えると

テクニックがどうのとか
心理言語がどうのとか
潜在意識がどうのとか
相手をコントロールするためには・・・とか

その辺りは、本質的には関係ないわけです。



あなたの家のまわりにある
すごくにぎわっているパン屋さんは
そんなことを勉強していると思いますか?


八百屋さんで、

「今日のお客さんはニューロンが発達していて
このハクサイの価格には抵抗を示すだろうから
まずは安くしておいて、数を出すことで・・・」

なんて考えてる人いたらイヤですよね?



このようなことはまずないわけです。

ただ、彼らは本質的な部分を体で理解しているだけです。
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ちなみに、
「ビジネスは心理学だ」という理論に関しては
僕は基本的に、というかかなりの割合で同意します。


だからこそ、何年も前から

『お客さんとの関係を築くことが重要ですよ』

と言い続けていますし

商品も、煽りで気持ち悪く売るのではなく
広義のコピーライティングで鮮やかに売ることを
推奨しているわけです。



それを実現するために

『コピーライティングを身につけることが重要ですよ』

とも、言い続けてきました。



では、そういう意味で

「心理学でモノを売る」

というのは
いったいどういうことなのでしょうか?


繁盛しているパン屋や八百屋が
経験として体感して知っていること。


そして、

鈴木敏文氏が言った
「流通に必要なのは経済学ではなく心理学だ」
という言葉の本質的な意味とはどういうことなのでしょう?



全ては共通しています。

そして、シンプルです。