お金というアイテム | Mahouのささやき

お金というアイテム

みなさん、こんばんは。
今宵はどんなお話を致しましょうか?

よく相談されるテーマの1つに「お金」の問題があります。

一日手伝ってくれたら、アルバイト代を出す。
と言っておいて、払わない人。

約束を守らずにあなたの仕事に支障が出たから
損害賠償をお支払いします。
と言って、支払わない人。

急に行けなくなったから
参加費だけはお支払いします。
と言って、支払わない人。

日常で、よくありませんか?

相談内容を詳しく聞いていくと
大体が、相談者自身も「お金が欲しいわけではない」と伝わって来ます。

だから余計に感情が割り切れないのです。

ほとんどが、「ごめんなさい」と言って欲しいだけだったり
「ありがとう」と言って欲しいだけだったり

先方が実際スムースにお金を支払おうとしても受け取るつもりはないものです。

なので、他人からすれば
「じゃあ、そんなに感情を引きづらなくても良いじゃん?」と言う話にはなりますが

当人は、相手を大事にしたい、と言う思いがあるからこそ
同等の思いやりを「期待」してしまうのですね。

さて、どっちがどう、、、と言う論議ではなく
今回は、この言葉の使い方に付いて考えたいと思います。

相談者の多くは

「お金を払わないなら『払う』って言わなきゃいいのに!」です。

だから
お金を払わない瞬間に「嘘つき」になるのです。

お金が欲しかったわけではなく
「嘘をつかれた」事に腹を立てているのです。

なるほど、なるほど。ですね?

お金って割り切りやすいアイテムですから、
感情が色々あっても
先方から「お金で解決案」を出されると

その案を飲んでしまう事もしばしばあります。

それが実行されないから、不快が残ります。

だいたいのケースが
「じゃぁ、お金を下さいって言えばちゃんと支払うよ!!」と
先方の意見だと思います。

先方だって「払わないつもりはない」のでしょう。
ただ、言われなかったから「いいのかな?」と勝手に前向きに捕らえたのでしょう。


相談者当人はお金が欲しいわけじゃないから
そこがすんなり行かないのです。

支払う気がないのに、「払う」と嘘をついて
約束を破った。。。と言う話なのです。

言葉って、便利なようで
実は返って難しいもの。

それぞれの言葉の定義が
全く違ったりしますからね。

だから、思いやりが大切なのです。

思いやりの尺度が
双方か見合わなかったのです。

尺度が合わないと
距離が出来ますね。

でも、それでいいのです。

そうやって人間模様が彩られて行くのです。


ただ、自分の言葉の表現は
もう少し大切に出来たらいいな、と思いましたね。


タロットMahou