福田音楽教室の明るく楽しい“福ON”ブログ♪

横浜の明るく楽しい福田音楽教室ピアノ講師福田りえがお届けする、ピアノ教室の話題やピアノレッスン・音楽療法・お教室運営ノウハウなど、みんなの福がONになる情報満載ブログです!!!


テーマ:
やるか・やらないか

FUKUON 福田音楽教室 ピアノ講師&音楽療法士の福田りえです。


さて、昨日のピアノレッスンのこと。


来月に迫ってきたピティナ・ピアノステップに向けて、中2男子の生徒さんの選曲をしていました。


彼が去年の発表会で弾いたのは両手で「ジングルベル」で、そして今年5月に行われたステップに初出場したときも「ジングルベル」。


よーしコレならもう一曲弾けるのでは?と、「今回は2曲で参加してみない?」と提案したんです。




さかのぼること5年前、彼は小学校3年生のときに私のピアノ教室に入会されました。


超多動の自閉症スペクトラムで、1分間じっと座ることも難しい。

興味がある物は動物のカードだけ。

棚のフタはすべて開閉したい。

扉はすべて開け閉めしたい。


2年指導してみて、いろいろな刺激のある私の教室で彼が集中するのは難しいと判断。


ある日「私が歩み寄らなければ」と、彼の家に出張ピアノレッスンに行くことをにしました。


そして3年目にして得られた「ど・れ・み」が読めて右手でピアノが弾けること。


そのとき彼は小学6年生になっていたんですが、それから徐々に両手でピアノを弾けるようになっていきました。




その彼が私の「2曲で参加してみないか」という提案に対して、
「むずかしい、1曲にする!」
と答えたのです。


本当に驚きました!




彼の会話はエラコリア、つまりオウム返しと、感じたことを突発的に言葉に発することが中心で、会話のキャッチボールの中で意思を伝えてくることはほぼ無かったのです。


その彼が私の提案に対して「2曲はやらない」と答えたのです。


家に戻ってレッスン時間を振り返ったときに、改めて「彼の決断の言葉」がどんなに凄いかということを認識できました。




ともすれば消極的な意味に取りがちな「やらない、断る」というネガティブな言葉。


しかし断ることを決めるというのは、とても素晴らしい意思の表出なんですね。


それぞれの曲の難易度や本番までの時間、自分の練習量と演奏する力など、いろんな物事を相対的に比較した上で、自分には難しい、だから「やらない」と自分で決断したんです。


彼にとってそれは、2曲やるよりことよりも大きな進歩なのです。




私たち指導者はややもすると「やること」をチャレンジ的でポジティブだと捉えがちです。


もちろん挑戦させることが必要なときもありますが、しかし生徒さんの状態によっては「やめること」がポジティブで前向きなこともあるんですね。


「やらせたい!」という気持ちは一旦抑えて、今一度生徒さんの「やりたい or やりたくない」という意思と心の声をしっかり聴き取れるよう、あらゆるセンサーを働かせたいものですね。



今日もステキなピアノレッスンになりますように♪

みんなの福をスイッチ(〃^∇^)オ~ン*:゜・.。..彡☆
FUKUON ピアノ講師☆福田りえ

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