フォークとは何か?

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そもそもフォークとは何か?
フォークを直訳すると民謡になる。
そういう意味では世界中に色々なフォークがある。
実際ピート・シーガーは世界中の民謡を歌っている。

しかしフォークというときに一般的には
アメリカン・フォークを思い浮かべるだろう。

しかし一口でアメリカン・フォークといってもこれも色々だ。
アパラチアン山脈で歌われていたスコットランド起源のバラッド、
黒人のカントリー・ブルース、教会で歌われていた黒人霊歌、
鉄道工事や刑務所で歌われていたワーク・ソング、
ヒルビリーからジャズ、ケイジャンまで。

ボブ・ディランが聴き狂っていたと言われている
「アンソロジー・オブ・アメリカン・フォーク・ミュージック」
というオムニバスが一番わかりやすいと言われている。

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しかしカントリー・ブルースをやっている人を
フォーク・シンガーと言わないし、
古い黒人霊歌を歌っている人にフォークですねと言うとバカにされる。
実際には白人のヒルビリー系ルーツ・ミュージックをやっている人を
フォークと言うのが正しいようだ。

その中でも社会や政治を批判する歌をプロテスト・ソングと言われ
フォークの重要要素となっていく。それは左翼運動に結びつきがちだ。

日本でも高石友也や岡林信康、高田渡らが活躍していた
1970年ごろまではそういったフォークのイメージであった。

しかし吉田拓郎や井上陽水がヒットした1973年には
アメリカのルーツはなくプロテスト・ソングも歌わない
歌謡曲のようになってしまった。
今ではフォーク・ギターを弾いてれば誰でもフォークという
何とも言いがたい状況になっている。

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