関東地方のお天気も不安定で梅雨の前触れかなぁと感じています。

今回、マグネットペイントの施工現場で順を追って画像を撮影しました。


じしゃくのちから


この壁面をマグネットペイントで塗装します。

下地は、ビニールクロスです。


じしゃくのちから


まずは、養生です。


じしゃくのちから


下地が凹凸のあるビニールクロスなので紙テープをしっかり押さえて密着させます。


じしゃくのちから


布テープ付きマスカー(ビニール養生)で塗料が他の部分に付かない様に養生した後にコーキング(水性)で紙テープの内側を塞いでいきます。ビニールクロスの凹凸部から塗料がはみ出さないようにダムを造ります。



じしゃくのちから


指で余計なコーキングを取り除くと同時に凹凸部にコーキングを押し込みます(手についたコーキングは、作業後すぐに水洗いをすればきれいに取れます)。



じしゃくのちから


ビニール養生の上に少しずらして紙テープを貼り、更に紙テープ付きのビニール養生をしてみました。これは、上塗りの前にこの養生を取り除きマグネットペイントのミストがビニール養生からとれて上塗りにくっつき汚れることを防ぎます。



じしゃくのちから

さて、下塗りから塗装開始です。
シーラー(下塗り)は、日本特殊塗料製を使用しました。


あ、マグネットペイントです!

じしゃくのちから



マグネットペイントの蓋を開けた状態です。

鉄粉が沈殿しています。


じしゃくのちから


十分に撹拌します。




じしゃくのちから


撹拌していくと色が乳白色からグレーになります。

じしゃくのちから

缶の底にも塗料が溜まっています。ゴムベラできれいに取ります。



じしゃくのちから




じしゃくのちから



長毛ローラーを使用します。

ローラーは、よく脱泡しながら塗料を含ませます。


じしゃくのちから


いよいよ塗装開始です。


じしゃくのちから

均一な塗布量の目安として表面の凹凸は同じようになるように心がけて下さい。


じしゃくのちから


長毛ローラーは、塗布量が多いため脱泡しても塗料に空気が入ってしまい、気泡が無数に発生します。塗装の際、ローラーを少し強めに上下左右に動かすときれいに気泡を処理することが出来ます。


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作業時間を短縮するためにドライヤーで強制乾燥させます。艶が消えたら塗料は動かなくなりますので次の工程に移れます。

(艶が消える前に塗装をすると塗料がめくれる可能性があります)yarinaosidesu...あせる



じしゃくのちから

マグネットペイントは、長毛ローラーで塗装した後に塗料が乾く前にスポンジローラーまたは、短毛ローラーで塗料をつけずに表面を転がしてあげると凹凸が小さくなり磁石の吸着力が増します。

(磁石の接地面積が多くなるからです)





じしゃくのちから


ゴムベラを使用すると更に平滑になります。チョークボードペイントやホワイトボードペイントを上塗りに使用する場合、有効です。グッド!



じしゃくのちから

磁石の吸着力を確認後、マグネットペイントで汚れた養生を外します。


じしゃくのちから

ローラーで塗装しづらい個所を刷毛で先行塗装した後、ローラーで塗装します。


じしゃくのちから

お疲れ様でした合格出来上がりです。

マグネットペイントは、養生と塗膜厚および塗膜面の凹凸を如何に上手く管理施工できるかにかかっています。何かいいアイデアがありましたら教えてください。