誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)


テーマ:
本書は芥川賞作家西村賢太先生が自身の半生―

東京は江戸川区に生を享け、15歳から東京やその

近辺を彷徨してきた「魂の軌跡」をを綴った随筆集です。

巻末特別収録されている玉袋筋太郎氏との

「東京者対談」も必見。





稀代の私小説作家、西村賢太先生が東京は江戸川区に

生まれ、中学を卒業してすぐの15歳のころから東京や

その近辺を彷徨してきた「魂の軌跡」を土地の思い出と

出来事、そして現在への系譜を綴った随筆集です。

僕も西村氏の私小説はデビュー作

『どうで死ぬ身の一踊り』から、全て読破してまいり

ましたが、本書ではその「源泉」とも言うべき体験―

今なお聖地と呼ぶ「後楽園球場」に始まり、曰く、

ラブホテルの隣にあったアパートに住んでいた頃であり、

生涯で最も愛した始まりの場所「鴬谷」や、20代のころに

傾倒していた田中英光の住んでいた、「花園町」への憧憬。

「生粋の東京者」である西村氏が無縁の地、「白金台」

でのアウェー戦・・・。

そして「歿後弟子」を名乗り、敬愛してやまない

師・藤澤清造が梅毒の末期症状で「狂凍死」した

「芝公園」。それら30の「町」を34篇の珠玉の随筆に

「昇華」させる手腕は西村氏ならではのものであり、自分の

ような西村氏の言うところの「カッペ」にはわからない

「東京」の姿が感ぜられました。

巻末には、小説『新宿スペースインベーダー』などの

作品もある「新宿生まれの新宿育ち」であるお笑い

コンビ「浅草キッド」の玉袋筋太郎氏との対談「東京者対談」

が収録されており、玉袋・西村両氏の中にある濃密な

までの東京という「故郷」と「生」が語られ、

そちらも必見です。





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