高1の息子は、英語は得意だが、漢字を覚えるのは苦手。
先日も、漢字テストの点数が悪くて学校に残され、20個の漢字を覚えきるのに2時間かかったらしい。
「俺、ホント記憶力悪いと思う」
息子がそう言ったのは、井の頭線の吉祥寺駅に着いたときだった。
ちょうど目の前に、「成蹊大学」の看板があったので、「成蹊の蹊という漢字、今、覚えてみ」と言ったら、「ムリムリ」と息子は即答。
「よーく、漢字をみてごらん」
そう言ってから、いつも私が「科学的勉強法」の講座で教えている漢字の覚え方を10秒ほどで伝えた。
その後、ヨドバシカメラに歩きながら、「さっきの蹊の字、今、書けるか確かめてごらん」と言ったら、一回も書いていないのに、漢字を覚えていることに、息子はびっくり。
「これで、記憶力が悪いから漢字を覚えられへんのと違うことが、わかったやろ」といったら、息子は笑いながらうなづいた。
矢沢大輔
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