先日、出張というか、研修のようなものへ行ったころ。


それはいいのですが、そうなるといつも問題が生じる。


それは、、、レポート。。。


出張や研修に行ったら、その報告のため、会社にレポートを提出するのですが、ころはレポートが大の苦手。


レポートが苦手な方はたくさんいらっしゃると思うのですが、ころはまた特別なのである。


毎度のことながら、出張から帰ってきてレポートに取り掛かったころが、深夜まで、うんうん唸っている。


どうしたのかと、起き出してみると、レポート用紙は真っ白。


たま「書けないの?」


ころ「うーん。。。」


研修で使った資料が横に置いてあったので、見てみると、書く材料はたくさんあるように見える。


たま「ここに資料あるじゃん。この中から適当に抜粋して自分の意見書いたら?」


ころ「そうだね!」


1時間後・・・


ころ「たま~書けたから、ちょっと読んでみてくれない?」


読んでみる。。。


『今回の研修で、僕は中堅社員としての自覚がないことに気づかされました。

これからは顧客の対応や自分自身の資格の取得に積極的に取り組みたいと思いました。

このような研修も、自分で進んで参加を希望していくようにならなければならないと思いました。

今回の研修に参加させていただき、ありがとうございました。』


たま「・・・・・・・・・・」


ころ「どう?(自信ありげ)」


たま「ころ・・・研修で何を勉強してきたの?」


ころ「・・・・・・・・・・だめ?」


たま「いじわる言うわけじゃないんだけど・・・この内容なら、研修行ってない人でも書けるよね・・・」


Σ(゜ω゜;) ころ、衝撃の事実に固まる・・・


たま、資料を広げ、「資料のここを抜粋してさぁ、こんなふうに書いてみたら?あっここにもいいこと書いてあるじゃん。これについても書いてみたら?私だったらこう書くな。」と、ころの参考になればと、頭で適当に組み立てた文章を口にしてみる。


たま「どうかな?」


ころ「たまはすごいね~どうしてそんなにつらつらと言葉が出てくるの?」感心しているころ。


その言葉に調子に乗ったたまは次々意見を言う。


それを自分の言葉で書こうとするころ。だが、いざ書こうとすると、やはり書けない。


ころ「なんか腹立ってきた。。。」


たまΣ(゜ω゜;)やばっ


たま「まぁね ころの意見を書くのがいちばんだよね。邪魔してごめんね。もう寝るね。おやすみ~」


退散するたま。


そう、ころは書きたくても書けない・・・日本語をあまり知らない・・・


ころは日本人・・・けれどいつも日本語に苦しむ、日本語難民・・・


「僕は理数系の人間だから。」


ころはいつも言う。しかし果たしてほんとにそうなのだろうか?


ころと結婚して以来、ころの数々の質問に答えてきたたま。


テレビを見ながら、新聞を読みながら、いつも首を傾げてはたまに聞いてくる。


「一期一会ってなに?」


「煩悩ってなに」?


「ケータリング(日本語じゃないかもしれないが)ってなに?」


「スウィーツってなに?」


「相殺ってなに?」


「断腸の思いってなに?」


「敏腕ってなに?」


「折り目正しくってなに?」


「豪州ってなんだろう?」


まだまだ数え挙げればきりがない。。。



時代物のドラマなんて見ると最悪である。



以前2人で『大奥』を見てたのだが、首を傾げてるころ。。。そして呟く。。。




ころ「わからない・・・」


たま「えっ なにがどこが?」


ころは毎週見てたわけではなかったので、内容が理解しにくいところがあるのかと思い、説明してあげようと思ったたま。


しかし・・・




ころ「みんな、なにを言ってるのかが、わからない・・・」


現代語もわからないころに、時代物は難しすぎたようである。。。


そうそう、研修で、自己分析テストというものをしたらしく、その結果表を持って帰っていたので、見せてもらったのだが、これには爆笑してしまった。


結果は、模範的行動力、コミュニケーション力、協調性、発展的思考力、論理的発言力、を五角形グラフにしたもので、全てに長けてる人は、綺麗な五角形になるのだが、ころは鋭くとんがったり、引っ込んだりした極端な形になっていた。


評価10段階で、ころは、模範的行動力7、コミュニケーション力10、協調性10、発展的思考力0、論理的発言力0、となっていた。


当たり過ぎててうける~(≧∇≦) でも0ってすごいよね。。。


ころは、この結果にはさすがに落ち込んでいたので、


「いいじゃないの、ころ。ころは仕事熱心で上司にも可愛がられてるし、お客様受けもいいし、職場の人みんなと仲がいいし、言うことないよ。発展的思考とか論理的発言とかに優れた人って、結構理屈っぽくて煙たがられるよ~」


と、慰めておきました。


ころは「そうだね♪」とすぐに立ち直ってました。


ころは体育会系の人間で、スポーツをしたり、見たりするのはとにかく好きなんだけど、新聞は読むけど本は一切読まない。まぁ、ころの性格はそんなところからきているのでしょう。とにかく人からはものすごく好かれます。


自己分析テストで模範的行動力というのがありましたが、ころはこれには確かに優れています。


2カ月くらい前、ころが会社の人たちと飲みに出掛けて、なんの連絡もせず、朝6時過ぎに帰ってきたので、玄関の扉にチェーンかけて、30分ほど締め出しました。


しばらくドアをガチャガチャやってたのに、静かになったので、「あきらめて、すぐ近くのコンビ二へ立ち読みでもしに行ったのかな」と思いながら、ころの携帯に電話してみると、、、なんと、ころは、


マンションのトランクルーム(物置部屋)の中に膝を抱えて入っており、たまは怒りも忘れて爆笑してしまいました。


以前、ころ父が冗談で、

「ころ、もし、たまちゃんにマンションから締め出されたりしたら、ここ(トランクルーム)に入るんだぞ。」ところに言っておりましたが、ころも「わかったよ!父さん!」と真面目に答えておりましたが、まさか本当に入るとは、、、、、


模範的行動力に優れていると言ってやってよいのではないでしょうか?






















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女は強い!?たまばぁばの話

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たまじぃじがすい臓癌であることが発覚し、もう長くはないかもしれないとわかり、目の前が真っ暗になったたまですが、いまは希望をもってじぃじに会いに行っています。


じぃじは太平洋戦争の10人に1人の生き残り兵士。きっと生きてくれる!お医者さんはじぃじがいま生きていることだって不思議だといっているのだから。


じぃじが入院して、田舎に1人残ったたまばぁば。心配した両親は家へ呼び寄せた。


たまばぁばはもともと体が弱く、胃が特に弱いせいで、体重が30キロしかなくて、日常生活を送るのもやっとといった感じ。


食べれるものも少なく、体調が一番悪かった時期は、肉も卵も牛乳もだめ、(食べたら体が拒否反応を示して湿疹が出る)野菜や新鮮な白身の魚、パン、米などを小鳥のようにちょっとずつ食べていた。


最近ではちょっとずついろんなものが食べられるようになったのだけど・・・


じぃじがもう長くはないと知り、ショックを受けたばぁば。じぃじのことを知った日は一晩中泣いていたらしい。

食事も摂らず部屋に引きこもっているのでは、と心配になったたま。


ちょうどいい具合に、ころが出張だったので実家に泊まりで駆けつけてみたのだけど・・・


そこで見たばぁばは・・・


肉も食べれば、卵も食べる、牛乳も飲む。1日3食とおやつまで・・・


普通の人から見れば量は少なめではあるが、以前からしたら信じられない。


以前は食べることが苦痛でたまらないと言っていたのに、食事時間が近づくと自室から出てきて率先して台所に立つ。


午後3時頃、居間でたま母とじぃじの話をしていたら、ばぁばが部屋から出てくる音がする。


お手洗いかな?と思っていたら台所に現れ、パンと牛乳を出し、手に持って自室へ戻る様子。


なんだかあっけにとられてボーッと見ていたら、ばぁばがいきなりクリッと振り向き、


「たまちゃんはダイエット??」


そう言って微笑みながら去って行った。。。


声を押し殺して、笑いの発作に絶えるたま母。


なんだかつられて笑ってしまったたま。


たま母「おかしいでしょ?『ダイエット??』だって・・・ 食欲あるのはいいことなんだけど、いつもあとで胃を悪くするから、食べ過ぎはよくないんだけどね・・・でも食べたがるのよ・・・なんだか最近体重増えてるみたいよ。」


たま「ストレスで食べてるのかな?」


たま母「そうじゃないと思うよ。」



そして夕食。。。



その日は焼肉だった。


ばぁばは肉はたくさん食べられないだろうからと、ばぁばには鯛のおさしみを用意していた。


「ばぁちゃん、お肉柔らかいから、少し食べてみる?」たま母はそう言いながら、焼けたお肉を3切れほどばぁばの小皿に入れてあげる。


黙ってにこにこしているばぁば。


それでばぁばの食事は充分足りると思い、たま父、たま母、たまはその後焼肉を堪能した。あいだで1回、たまがばぁばに肉を勧めたが、にこにこしているだけのばぁば。


すると「もう食べられないでしょう・・・おさしみもあるし・・・ね?ばぁちゃん?」たま母がばぁばに聞いた。



ばぁばはにこにこ頷く。


というわけで、ばぁばを除く3人が引き続き焼肉を楽しんだ。


美味しくて、話も弾み、その夜は皆満足満足で床に就いた・・・






はずだった・・・・・・・が、不満だらけで床に就いた者が1名・・・・・・



ばぁばである・・・・



翌日、早朝から台所でうごめく人影が・・・・・



ばぁばである・・・・



後でたま母に聞いたところによると、ばぁばは、焼肉を腹いっぱい食べたかったそうである・・・


こんな暑い時に、おさしみなんて気持ちが悪かったそうである・・・


昨夜は腹が減って眠れなかったそうである・・・



ごっごめんね、ばぁば~(⊃Д`) 食事の間中ずっと我慢していたんだね~遠慮してたんだね~つらかったろうに~お肉余ってたのに~


これからはもっとばぁばのこと気遣ってあげなくちゃ。。。



午後からは皆でじぃじの病院へ。


じぃじに会えるので、ばぁばも嬉しそう。。。


じぃじに会ったばぁばは、じぃじの体をあちこちさすりながら、

「おじいさん、つらい?しんどい?私らも、もう歳だから、早く神様にお迎えに来て貰わないといけませんねぇ」涙目でそう言っていた。


痩せて小さくなったじぃじとばぁばが寄り添ってる姿にたまも泣きそうになる。じぃじだけでなく、ばぁばも弱々しくみえた。


少しして、「トイレに行ってくる。」とばぁばが言った。


「ついて行くよ。」とたまが言ったら、「ひとりでいけるからいいよ。」と言うのだけど昨夜の焼肉の件もあって、遠慮してるのではと思ってついて行った。転んで骨折でもしたら大変だ。


杖を突いて歩くばぁば。。。弱々しくなったなぁと思いながら横を歩くたま。


そのとき、前方に敷マットが置いてあるのを発見!


これは危ない!足を引っ掛けては大変だ!とばぁばに注意を促そうとするたま。


たま「ばぁば、そこに・・・・」言いかけた瞬間、ばぁばの足は上へ高らかに上がり、大きくマットをまたぎ、最後に カツンッ! と杖で床を突いた。。。華麗な足裁き。。。


そしてさっさとトイレを済ませ、病室へ戻るばぁば。


その後病院を出るときにエレベーターに乗った。エレベーターの扉のところの溝に杖を挟まないようばぁばに注意を促そうとしたのだが、その瞬間、杖は大きく振り上げられ、溝を越えていき、最後に カツンッ! と床を突いた。。。


 


どうやら・・・・・・・・・・・・・






ばぁばは元気らしい・・・・・・



じぃじのこと、一晩中泣いて、すっきりしたのかな・・・


戦時中を生き抜いた女って強いなぁ・・・


でも生きるってそういうことだよね・・・・


泣いてばかりいられない。病人を看病する生活はハードなのだ。


しっかり食べなきゃ身がもたない。 おちおち転んで怪我してられない。


ばぁばを見てると元気がでるよ・・・時々笑っちゃうよ・・・



なんだかばぁばに勇気を貰った たま なのでした。


























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今日はころがお休みで、ころは相変わらず家でごろごろ。

なので私は美容院に行くことにした。


美容院が終わったのは夕方。


その足でスーパーに行き、ころに電話。


たま「ころ?夕食何がいい?」


ころ「シュウマイとツナサラダとそうめん。あっ!さっきお義母さん(たま母)から電話あったよ。帰ったら電話してみ。」


たま「んーわかった。」


たま母が電話をかけてくるのは珍しいことではない。「元気にしてる?」とか、そういう感じで・・・


ただ最近ちょっと気がかりなのは、おじいちゃん、おばあちゃんのこと。


おじいちゃん、おばあちゃんは、たま母の両親で84歳と83歳で(くらいだったと思う。以前たま母に聞いたら把握していなかった。)田舎で二人で暮らしていた。


でもここ二年くらいの間に、さすがに歳のせいか日常生活のこまごましたことができなくなり、たま父とたま母は、自分達のところへ呼び寄せお世話しようかと考えたけど(たま母は一人娘)、当の二人は田舎を離れたがらない。


仕方なく週何度かヘルパーさんに来てもらい、たま母も週一日か二日行って、なんとか年寄り二人で暮らしていた。


けど今年に入って、おじいちゃんがトイレに行っても尿が出なくなり、検査の結果、前立腺癌であることがわかった。


お医者さんの説明では、「まだ進行していないし、お年寄りは進行も遅いから、10年生きたとしましょう。あと10年でも平均寿命はかなり上回ってますよ?さらにもう数年生きれるかもしれない。どうです?それだけ生きれば十分じゃあないですか。どの道、高齢ですし、体力的に手術は無理なのですから。」とのことだった。


たま母はもっともだと思い、入院の必要はないとのことで、田舎へ連れ帰った。


尿は管を通して袋にとることとなり、袋が一杯になるまではつけっ放しで居られた。


でもその途端おじいちゃんは、袋の取替えと食事以外はずっと寝ているようになった。


両親がいつ行っても、静かに、それこそ、このまま二度と目を開けないのでは、と思うくらいに。


そして目が覚めると、水をたくさん飲む。起きている間はずっと飲み物のことを気にする。


以前から糖尿の気があった。



若い頃から、ここ数年前まで毎日お酒を飲んでいた。煙草も。

 

若い頃は相当飲んでいたらしい。おじいちゃんは、それはそれは真面目な働き者で、どうしようもない酒飲みではない。田舎の自宅でお店をしていたおじいちゃんの唯一のたのしみだった。だから誰も真剣に止めなかった。

 

でも数年前、自分の意志でお酒を止めたのだが、今度は甘いものをたくさん食べるようなった。子供みたいに。





目に見えて弱っていくおじいちゃん。


たま母とたま父は、これは糖尿のせいだと思い、おじいちゃんをまた病院に連れて行く。


おじいちゃんを連れて行こうとした両親に、おばあちゃんは、こう言ったそうだ。


「おじいさんを連れて行かないで。糖尿でもなんでも、好きなもの食べさせてあげて、それで死ぬならそれでいい。私らを引き離さないで。」


私はそれを聞いて悲しくなった。


昔から口ゲンカの絶えなかったおじいちゃんとおばあちゃん。


でも跡を継ぐ者もなく、年寄りふたりで口ゲンカしながら、助け合いながら暮らすうち、片時も離れたくない、離れられない存在になっていったのだろう。


80を過ぎた年寄り二人だけの田舎の暮らしは、どれだけ心細かっただろう。



両親は結局おじいちゃんを病院に連れて行った。


血糖値が驚くほど高く、すぐ入院し、点滴と食事制限となった。


するとみるみるおじいちゃんの具合はよくなり、顔色もよくなった。


さらにおじいちゃんは、至れり尽くせりの病院の生活が気に入って、「病院はすごくいいところだから、ばあさんも早く入っといでって伝えてくれ。」と言ったりした。


おじいちゃんが入ったのは、病院とケアハウスが同じ敷地にある病院。


退院後は病院の隣のケアハウスで介護を受けなから暮らすことになりそうだった。すぐ隣が病院なので安心だし、たまの両親が住む実家にも近い。


おじいちゃんの具合が落ち着いた先週、お見舞いに行ってきた。


ベッドの上に小さくなったおじいちゃんが座っていた。でもすごく元気そうだった。



「おじいちゃん、具合どう?」たまが言うと、


「どう?もなにもすっかり元気になった。それより、ばあさんが田舎を離れないなら、わしは田舎に帰る。アレ(ばあさん)は一人じゃよう居られんから。わしが居らんと。」


たま母は少しおじいちゃんを睨みながら、「でも家に帰ったらまた甘いもの食べるでしょ?」


するとおじいちゃんは、ベッドの横の引き出しからバナナを一本取り出して見せながら言う。「これ、朝食に出たバナナ。食べなかった。」


おばあちゃんのところに帰りたくて、自分で食事制限できることをアピールしてるのだ。


「おじいちゃん、病院で出たものは食べてもいいんだよ?」たまは言う。


にこにこ笑ってるおじいちゃん。。。


またくるね。そう言っておじいちゃんの手を握って別れた。安心していた。




そして今日。


30分くらいスーパーをうろうろして家に帰った。


ころはお風呂に入っていた。


食料品を冷蔵庫にしまう。


たま母に電話しなきゃと思いながら、受話器を取る。


受話器を取ったところで、ベランダに干した布団が取り込まれていないのに気づく。


布団を取り込み、改めて受話器を取り、電話する。


たま父が電話に出て、すぐたま母に代わる。


たま母「あっ たまちゃん?ごめんねー。別に用事はなかったんよ。ころ君今日お休みだったの忘れてて、たまちゃん今何してるのかなーって思って電話したんよ。せっかくのお休みのところ、お邪魔したね。」


たま「別に邪魔じゃないよ。トイレの改装工事終わった?(結局田舎に一人で居るおばあちゃんを実家でお世話することになり、トイレをバリアフリーに改装していた。)おばあちゃんはいつ連れてくるの?」


たま母「工事終わったからそろそろ連れてくるよ。」


それから、トイレがどう変わったかを説明するたま母。


ちょっと様子が変だった。


そして、


たま母「・・・・・・おじいちゃん、あれからまたいろいろ検査して、すい臓に癌が見つかって・・・」


たま「えっ?」


たま母「ころ君が家に居ない時に言いたかったんだけど・・・」


たま「ころは今お風呂だよ。」そう言って、リビングから隣の和室へ移り、襖を閉める。


たま母「すい臓に癌ができてて、7センチくらいの。それが管を塞いですい液の流れを止めてしまうんだけど、おじいちゃんは、少し、隙間があったから、そこから少しずつすい液が流れててなんとかなってるみたいなんだけど・・・でもお医者さんは、今生きてるのも不思議だって。」


心臓がバクバクいって、息がうまくできない・・・ 頭の中がグルグルする。


たま「手術はできないの?」やっとの思いで声がでる。


たま母「あの歳であの体力じゃもう無理・・・それに・・・」


たま「放射線治療は?!」


たま母「放射線治療も体力がいるの。副作用も出るし・・・・・どの道もう長くないんよ。それは知っててね。」



涙がどっと溢れる。胸と喉が痛くて苦しくて、喉の奥から、ひぃーん、ひぃーんって馬みたいな声が出る・・・


たま母「たまちゃん、泣かんの!ころ君が心配するでしょ!誰もが通る道なんだから・・・避けて通れないんだから・・・・仕方ないことなの。だからおじいちゃんによくしてあげてね。」


たま母も声が震えてる・・・



たま「でも、でも、何をしてあげたらいいの?」


たま母「会いに行ってあげて。それがいちばんだから。」



電話を切った後も涙が止まらなかった。


涙を手で拭って和室を出ようとしたら、襖のとこにティッシュの箱が置いてあった。


ころが置いたのだ。


それで涙を押さえながら、ころにおじいちゃんがもう長くないことを言った。


ころは黙って頷いていた。


その後着替えて、夕食の支度をした。でもその間ずっと泣いていた。


声を出さずに泣きながら、着替え、米をとぎ、シュウマイを蒸し、そうめんを茹でた。


そうめんの鍋を噴かしてしまい、蒸し器の水が少なくて鍋底を焦がして、それでも作った。


こんな日になんで自分は料理してるのか、わけがわからなかった。。。















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結婚生活において重要なこと。価値観が同じこと!ってよく言いますよね?


もちろんそれも大切ですが、


食生活が合うかどうか・・・これも重要なのではないでしょうか?


ころと結婚した当初、のことでは大変苦労致しました。


今日ここに書いてあるのはそのほんの一部です。



まず、新妻たまを奈落の底へ突き落としたのは肉じゃがでした。。。



結婚生活開始初日、たまは肉じゃがを作りました。。。


肉じゃがは実家で何度も作ったことがあるし、たま父から「おいしい!」と太鼓判を押されていたので、少々自信過剰になっていました。。。


よく言いますよね? おいしい肉じゃがを作れば、男はイチコロだ!と。。。


鍋の中でぐつぐつ煮える肉じゃがを見ながら、


「フッ・・・これでころもイチコロよ。」と勝利の笑みを浮かべておりました。。。


あさはかでした。。。



夕食時、テーブルに着き、たまが席に着くのを待ってたころは、肉じゃがの皿に釘付けでした。。。


顔を近づけ、凝視しておりました。。。


「おいおい、感動してるよ・・・ずっと一人暮らしだったころには辛抱たまりませんなぁって感じ?」なんて思っておりました。





あさはかでした。。。



たまが席に着き、二人仲良く「いただきまーす。」


そして、ころ、開口一番、「何?これ?(゜Д゜)」不審な顔で肉じゃがを指差す。。。


たま「はっ?Σ(゜ω゜) それって・・・肉じゃがだけど??」


ころ「ふーん。」


たまはこの時点で、パニックと同時になんともいえない怒りのようなものが湧き始めていました。。。


ころ おそるおそる、一口食べる。。。 


たま「どう?おいしい?」


ころ「ちょっと待って!」


たまの言葉を遮り、もう一口。考え込みながら、また一口。そして平らげる。



そしてころからの言葉。。。


「肉じゃがって何年も食べてないから、どんな味なのかわからない。








よって、旨いか、不味いか、判断不能!

(・∀・)/ハンダンミオクリ~



たま( ざぁけんな、ゴルアァー!! ヽ(`Д´)/ )


新婚ラブラブの食卓で、妻に「おいしい?」とハートを飛ばしながら聞かれて、そこまで真面目に評論する馬鹿がどこに居るでしょう?



だいたい、その、上から人を見下すようなその態度が気に入らない。。。



たま「長いこと食べてなかったからって、おいしいか、おいしくないかなんて、一口食べたらわかるもんでしょ?なによ、いちいちこねくりまわして考えちゃって。評論家にでもなったつもり?一生懸命作った料理、そんなおそるおそる食べられたら、たまったもんじゃないわぁ!」



ころヽ(;´Д`)/アタフタ



新婚ラブラブの食卓が一気に地獄へ・・・・・

このあと、ころがたまに口を聞いてもらえなかったのは、言うまでもありません。。。



食後・・・・・・


ころ「たまぁ・・・おいしかったよ・・・」


たま (´_ゝ`)フッ



ヒュルル~ 全ては後の祭り・・・・・二人の間を冷たい風が吹きぬける ヒュルリララー



まぁね、自分が期待した言葉をもらえなかったからって、ふくれるたまもたまなんですけどね。。。


その後、徐々にころの食生活の実態が明らかに。。。



ころは



なんでもかんでも







マヨ&ソース


目玉焼き→マヨ&ソース


野菜炒め→マヨ&ソース


てんぷら→マヨ&ソース


とり唐→マヨ&ソース


ポークソテー→マヨ&ソース


ビーフステーキ→ソース


玉子焼き→マヨ


ゴーヤチャンプル→マヨ&ソース


ゆで蟹→マヨ


肉じゃが→マヨ


冷やし中華→マヨ



大変気持ちわるうございます。。。



こんな人に肉じゃがのジャッジをされ、いちいち腹を立てた自分が、、、





大変わるうございました。。。



そして、たまは、この食の感覚の違いにどう立ち向かうのか?



結果、、、









マヨ&ソース、上等!





今後、、、







味付け適当!



となったわけであります。。。



夫婦生活、歩み寄りが大切。。。



ころがマヨ&ソース使用の料理は、塩コショウでテキトーにやっております。


たまはもともと、塩コショウのシンプルな味付けが好きなので、問題ありません。



食事の支度がめんどくさい時は、なんでも塩コショウで炒めれば、


たま、ラクチン♪


ころ、マヨ&ソースで上機嫌♪


今日も夫婦円満♪


困った時のマヨ&ソース♪


我が家のお助けマヨ&ソース♪


てんぷらも♪(てんぷらも♪)←子供達のコーラス


ゆで蟹も♪(ゆで蟹も♪)


冷やし中華も♪(えー!?♪)


みんなにっこり♪家庭円満マヨ&ソース♪


なんか歌ができちゃいました。(キュー○゜ー&カ○゛メの回し者じゃありません)



ソースで思い出しましたが、


我が家では週に一度必ずお好み焼きを作るんです。


ころが毎日でも食べたいってくらい大好きなので。。。


それならば、私も生粋の広島っ子!


おいしいお好み焼きの焼ける女になろうと努力し、今では広島風お好み焼きに関しては、かなり自信があります。


作り方を紹介しておきますね。



まず、下に引く生地ですが、小麦粉を冷水で溶きます。その後時間があれば冷蔵庫で冷やしておきます。


生地は私はゆるめに溶きます。その方が薄くパリッとできる気がします。


フライパンに油をひいて、生地を流し、フライパンを大きく動かしながら生地を薄く広げます。


このとき、プロみたいに、おたまの底で生地を広げたりしてはいけません。素人がやるとやぶれます。生地は後でつなぎに使うので、少し残しておく。


そのあと、フライパンの生地に、けずり鰹(粉末状のもの)を多めに振りかけ、千切りキャベツを乗せ、その上に味の素、こしょう、ガーリックパウダーをかけます。


そしてキャベツの上に天かすを多めに振りかけ、キャベツの表面全体を覆うように、しっかりとろろ昆布をのせます。


その上にもやしをのせ、その上に豚バラ肉を、もやしを覆うようにのせ、生地の残りでつなぎ(豚バラと豚バラの隙間をつなぐようにかける)をして、蓋をして、野菜がしんなりするまで焼きます。


別のフライパンで、そばを炒め、味の素、こしょう、ガーリックパウダー、オタフクソースで味を少しつけます。そばはフライパン全体に大きく広げてしっかり炒めます。


本体の野菜がしんなりしてきたら、ひっくり返し、豚バラ肉側をしっかり焼き、又ひっくり返します。


この時点で、生地が下、豚バラが上になっていますので、豚バラの上に炒めたそばをのせ、又ひっくり返して、そば側を少し焦げ目がつくまで焼き、焼けたら、そばの下に溶き卵を流し込み、卵が固まったら、ひっくり返して完成です。


オタフクソースをたっぷりかけて、味の素、こしょう、ガーリックパウダー(これは好みで)、青海苔をかけていただきます。


イカフライやイカやタコを入れて焼くこともあります。


広島風お好み焼きは、中に入れるものやトッピングがたくさんありますが、私が好きなのはキムチかな~♪


広島風お好み焼き、是非是非、全国に広まって欲しいです。。。


 

結婚3年目に突入した私達。。。


これと言った大きな悩みもなく、日々暮らしているが、ひとつ気がかりなのは、子供がいないことでしょうか?


たまは子供が好き!大大大大大好きだ!欲しくてたまらない。。。


もちろん、ころの両親も、たまの両親も待ち望んでいる。。。


とくにころ母は、挙式の5カ月前から、


「赤ちゃん、もうそろそろ出来てもいいわよ!」


なんて言っていた。。。



新居に入るやいなや、ころ母に哺乳瓶の殺菌消毒セットを頂いたたま。


ころ母と買い物に出掛けたら、「赤ちゃんが出来ても着れるから」とお腹がゆったりした洋服をプレゼントされたたま。


初詣に行くと、ころ母に安産のお守りを買ったら?と言われたたま。


電話に出たら、いきなり「赤ちゃんはまだかいの?」ところ父に言われたたま。




なんで嫁にばっか言うんだよ~!!(y゜皿゜;)y


息子に言ってよ!! 息子に!!


たまが怒るのも無理はない。。。とにかくころが子作りしないのですから。。。




しかし、たまも最初は、ころを子作りに誘い込もうと努力していた。。。


ころは平日、夜10時に帰宅。 少しくつろいで、それから食事。


そしてまたくつろぐ。。。


たま(よし!今がチャーンス!)「ねぇ、ころ今晩・・・」


ころ すくっと立ち上がり、「煙草吸ってくる。」と言い残し、スタスタとベランダに行ってしまう。。。


たま そのまま正座して、待つこと10分。。。。


ころが戻ってくる。


たま(よし!今だ!)「ねぇねぇ、今晩・・・」


ころ 「歯、磨いてくる!」たまの前を物凄いスピードで素通りし、洗面所へ消える。。。


たま 正座したまま、待つこと5分。。。


ころ戻ってくるが、そのまま寝室に入るようす。。。


ころの後に続き、寝室へ入ろうとするたま。≡ヽ(・∀・)/イソイソ


ビシッ!!! たまの目の前で激しい音を立て閉められるふすま。。。


「おやすみ~」ふすまの向こうからころの声。。。


たま (’・ω・`)/ ころぉ~



仕事が忙しく、いつも疲れているころ。。。 休みの日もずっと寝ている。。。


最近は、借りてきたレンタルビデオも見れずにいる。。。


そんなころに子作りなんて、無理だよね。


仕方がないよね。 あきらめるたま。。。



でもね、でもね、たまは見てしまったのです。











たまが寝た後、、、

ころが暗いリビングでエロビデオを見てるのを。。。





たまの子作りの誘いを無視ったその夜に、たまが寝静まるのを待ってからエロビデオを見るなんざ、









ええ根性しとるじゃないか....




ソファの前であぐらをかき、真剣にエロビを見ているころ。。。


暗いリビングの中で、エロビを映し出したテレビだけが煌々と光を放っている。。。


そんな光がころのメガネのレンズに当たってる。。。



ソファの後ろには、そんなころをじっと見つめるたまがいた。。。(┌・ω・)┌


ソファの前から、テレビの真ん前へと場所を移動するころ。


かぶりつきか?



真剣に見入っているころに、近づく黒い影。。。


振り返るころ。。。


そこには、、、





ティッシュの箱を持って立っているたまの姿が。。。



たま「ティッシュ、使うかい?」



ころ「うおぉ~!!!びっくりしたぁ!」


思春期の息子を気遣う母と化したたまに、慌てふためくころ。。。



ころ「いっいらない!ティッシュいらない!((゜Д゜;)))」



苛めてやりました♪



その後も子作り怠慢な夫婦生活ですが、ある日のこと。。。



ころ母「たまちゃーん!いいもの買ってきたよ~!」


たま ???


ころ母「これよ!」


ころ母「幸福を呼ぶ、ふく(福)ろう!」


家のリビングにはミスマッチなふくろう登場。。。


たま(これで子供ができるってか?)


あとはたまのご懐妊を待つばかり、とルンルン気分のころ母。。。




しかし何事もなく、1年経過。。。


そしてある日。。。


ころ母「たまちゃーん!とってもいいもの見つけたのー!」


箱から出てきたものは、、、


ころ母「幸運を招く、招き猫!」


リビングのインテリアにこだわりたかったたまにとって、とっても素敵なプレゼント♪トホホ~


たま「あら!かわい~・・・(´∇`∥)」(はやく子供作らなきゃ。。。)




しかし何事もなく、半年経過。。。


そしてある日。。。


横浜へ遊びに行った、ころ父ところ母。


そのお土産を持って、ころ父がやってきた。


見てみると、かわいい唐辛子のガラス細工。




何かと思ってドキドキしたが、これはかわいい♪ さっそくころ母にお礼の電話しとこ~


たま「お義母さんお土産ありがとうございます~♪」


ころ母「あぁ お土産は別にあるのよ~洋服にしたんだけど、宅急便にしたから、届いたら持ってくね~。






それはね~魔除けだから!


玄関に吊るしときなさい。」


たま 魔除け・・・



うちは魔の棲む館かい!?

 

お義母さんの気持ちは痛いほどわかります。。。


可愛い息子の子供の顔がみたいのですね。。。


でも、、、



お義母さん! 




あなたの息子、変ですから―――!!!


こないだ、こっそり、




美少女戦士セーラームーンの実写版ドラマ録画してましたから───!!!(意味不明)


声を大にして言いたい、たまなのでした。。。