「シネマ報告書」には、映画の内容や核心・結末に触れる、いわゆる“ネタバレ”が多分に含まれております。
これから観ようと思っている方は、本報告書の内容についてご理解のうえ十分注意してお読みください。
テンションいつも通り、相変わらず面白い!
★★★★
(★…1点 ☆…0.5点,★5つで満点)
(2012年/日本/131分)
【 監督 】
松山博昭
【 原作 】
甲斐谷忍
【 音楽 】
中田ヤスタカ
【 出演 】
松田翔太
多部未華子
芦田愛菜
濵田マリ
要潤
小池栄子
新井浩文
高橋ジョージ
野波麻帆
池田鉄洋
鈴木浩介
渡辺いっけい
江角マキ子
船越栄一郎
【あらすじ】
天才詐欺師・秋山深一の手により、ライアーゲーム事務局が崩壊して2年。秋山は母校の帝都大学の心理学教授となっていた。
ある日、帝都大学を卒業した篠宮優のもとに、再び活動したライアーゲーム事務局から、ライアーゲームへの招待状と現金1億円が送られ、優は秋山に助けを乞う。
優に無視するよう助言した秋山だったが、優がゲーム会場に向かった事を知り秋山も会場へ向かう。そこには桐生や張本ら20名のゲーム参加者がおり、裏ではかつで参加者だった福本らライアーゲーム事務局の者たちがゲームの行く末を見守っていた。
ゲームは“イス取りゲーム”。賞金は総額20億円。ついにゲームの火蓋が切って落とされた―
【コメント】
いきなりどうでもいいことを言うが、芦田愛菜は働き過ぎだよな。いやマジで。「このコいつ学校行ってんの?」と心配になっちゃうくらい出ずっぱり。相当儲かっていると思うが、ここぞとばかりにまだ2ケタに達していない年齢の子をあっちこっちに出演させて小銭稼がせている事務所と親の神経を疑う。
だってさ~なんで愛菜ちゃんがアデランスとかたかの友梨ビューティークリニックのCMにまで出てんの?たかの友梨のCMはさすがにぶっ飛んじゃったよオジサン。観てて痛々しくてもうね。愛菜ちゃんじゃなきゃいけない理由でもあったのか、と。
本作もそうだ。芦田愛菜である必要は全くない。というか、事務局いらんやん。江角もほとんどしゃべらないし、金歯とキノコ頭ははしゃいでるだけだし、事務局メンバー何やってたの?もっと今後につながる布石とか、因縁の秋山との対決とかあったわけじゃん。ただ単にライアーゲーム復活させただけなのかと。
とまあ、初っ端から文句たらたら書き連ねてしまったが、なんだかんだ言ってもリボーンの本作、いつも通りのテンションで相変わらず面白かったです!
前作『ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ』も、TV版へのヘタなリンクなく初見でも十分に楽しめる作品だったが、本作も同様、ムダな小話は一切なく、とにかくゲームの顛末だけをただひたすらめまぐるしく展開させる。
ナオちゃんが出なかったのは残念なところではあったが、本作ではナオちゃんが絶対にやらないであろう行動を、ブサカワの優ちゃんがやってのけるもんだから、物語としても非常にスリリング。
新井浩文や船越栄一郎の取ってつけたようなコスプレはどうにかならなかったのか?と感じつつも、2時間強たっぷり楽しませてもらいました。
本作のいいところは、そんなスリリングな展開もさることながら、それを一層盛り上げてくれる中田ヤスタカの音楽による部分も大きいだろう。
「ナオちゃんてさ・・・ほんっと~に、バッカだよね~~~!!!」デンデンデデーン!デンデンデデーン!なんかももちろん本作で拝めるし、相変わらず耳に残るテクノサウンドが鳴り響き本編を盛り上げてくれる。ヤスタカすごいよヤスタカ。
さて、今後の本シリーズの動向が気になるところだが、キャストが一新されたとはいえ、これからもどんどん続けてほしいね。もちろんナオちゃん復活も大歓迎だし、TVシリーズ第3シーズンも期待したい。秋山のあのドヤ顔逆転劇は何度でも観たいね!
【2012年度 Myランキング】(3/3時点)
本作は、本年度のベスト10中1位(暫定)にランクイン。
(ベスト)… ★★★☆以上が基準
1位:ライアーゲーム ‐再生(REBORN)‐ ★★★★
2位:ドラゴン・タトゥーの女 ★★★★
3位:麒麟の翼~劇場版・新参者~ ★★★☆
4位:
5位:
6位:
7位:
8位:
9位:
10位:
次点:
(ワースト)… ★★☆以下が基準
1位:ものすごくうるさくて、ありえないほど近い ★★
2位:逆転裁判 ★★☆
3位:
<その他ランク外一覧>
ロボジーヒミズALWAYS三丁目の夕日'64メランコリア
『ライアーゲーム ‐再生 REBORN‐』公式サイトはこちら