Jプロツアー6戦 群馬 | 現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

現役自転車ロード選手 平林昌樹の自転車日記

国内Jプロツアー、アジア国際レースを中心に、自転車ロードレース活動をしています。
選手の視点から、ロードレースの面白さをお伝えできればと思います。

Jプロツアー6戦目にして、今年初のロードレース。

群馬CSCのコース1週6キロを20周回で120キロのレース。
スタートリストの人数は156名と多い。
これは後方にいたら、知らないうちにグルペットになりかねないので
序盤は特に気をつける。

前日のミーティングでは、各選手どう走るのか?等の意見交換。
私は、群馬のコース、序盤が苦手で、いつも周りに振り回されるばかり。
だから、今回は苦手な時間を耐える→レースを作る気持ちで集団の真ん中より前へ!
を目標に走った。
アタックは自分からはせず、行けそうな場所に居たら行く。
強引な乗り方はしない!
それだけ頭に叩き込み、スタートに並んだ。
レースは、いつもどうり、逃げたい選手のアタック合戦。
レースはハイスペードで進む。
どのチームも後手に回りたくないので、先手先手を打ちたい。
特にチーム右京は頭1つ抜け出している感があるから、どうにかして、
右京に少しでも脚を使わせることをしなくてはならない。
攻撃は最大の防御!
逃げが決まりそうでも、後から後から繋がって行くので、なかなか決まらない。
私も、前にいけた時は、参加したい気持ちがあったが、気持ちが弱気になる。
気持ちが弱気になると、ポジションキープ出来ず、集団中腹から後方へ。
情けない。
気持ちとは裏腹に、何時もながら最初の3週ぐらいは苦しすぎて辞めたくなる。
アドレナリンが出てきてからようやく苦しさに耐える準備が整う。
相変わらずスロースターターな身体だな。。
苦しさが慣れてからが私の中では本当のスタート!


10人強の逃げが出来たが、さらに後追いで数名。
合計20名程が先行した、レース開始から1時間強で、集団は落ち着いた。
ここに参加したかった。。

ただ、逃げは決まったが
前の人数が多すぎたことで、メイン集団も大幅なタイム差を嫌い
1分程度に纏める。
後半、愛三が追い始めると、上手く前とのタイム差を縮めていくが、
追走が右京に変わってから、ペースが速い!!
愛三は、登りゆっくり、平坦と下りでペースをあげるセオリーな追い方だが、集団には優しい。
しかしチーム右京のペースは上りも速くて、自分たちも足を使うが、集団の選手の足も削る。
無賃乗車お断り的な素晴らしい走り。
そんなペースアップに、私の脚も悲鳴を上げ、遅れてしまった。
残り3週は気持ちを切らさず、ゴールを目指した。
最終完走者で70位
力不足以外何者でもない。
何も出来ず、ただただ走っていただけ。
120キロ
3時間のレース 平均ワットは210w
平均wだとそんなに高く感じないけど、けっこう脚は刺激がはいった。

良かったことは
昨年は殆どレースから遠ざかって居たので、少しづつ身体を戻せている感じはあった。
伊吹山、群馬からみると、今の力はJプロツアー内で真ん中くらいかな。
レースをするって身体には、もう2段階調子を上げていく必要があると感じた。
5月はしっかりトレーニングして、6月に向けてコンディションを上げて行きます!!