題詠マラソン鑑賞 002:指

2006年11月11日(土) Theme: 題詠100首2006鑑賞

題詠マラソン鑑賞 002:指

「指」は雰囲気のあるものが多かった気がします。

素敵だな、と思ったものがたくさんありました。


勝手な感想をつらつら書いています。

はからずも、最初の二首は「指」と「ことば」の歌。



うしなったことばを語る笛があり小さな指が付属している/arukaさん

http://sleepingarea.seesaa.net/article/14006221.html


人が笛を所有するのではなくて、

笛に「指」が付属している、という視点がおもしろいと思いました。

ことば、は、人が発する音声だけではなくて、

笛の音色だとか、そういった何かを表現する様々なものが「ことば」になり得るのかもしれない。

言語よりも、時としてそれは雄弁。


幾億の言葉を秘匿する指とたった一語を洩すくちびる/なかはられいこさん

http://blog.goo.ne.jp/reiko0410_2006/e/47255814342f36c06239af37ab5c9f46


くちびるからは、たった一言しかいえない。

たくさんの言葉があるのに、それは、隠されている。表現できない、もどかしさ。

「指」と「くちびる」の対比がいいなぁと思いました。

ちなみに、

「秘匿」「指」「くちびる」から、秘密にするとき、人差し指をくちびるにあてる仕草を思い出しました。


行き先を間違いあった糸たちが導かれてく織姫の指/秋野道子さん

http://melas.cocolog-nifty.com/melas/2006/03/002_8c38.html


行き先を間違っても、

織り姫が美しく織ってくれるのならば、救われる気がします。

間違った者たちが、傷をなめ合うように集まるんじゃなくて、きれいに生まれ変われるから。

うまくいかなかった恋も、どこかで、人の役に立てているのかな。

そんなことは少ないかもしれないけれど。


中指の付け根の白い傷跡の痛みを思い出せないでいる宵/新井密さん

http://araimitsu.exblog.jp/632120


忘れてはいけない痛みがあるような気がして

忘れてしまいそうになる自分を責めること。

じいっと傷跡を見つめているのでしょうか、不思議な雰囲気です。

普通には、あまりつかない場所にある傷の意味は自分だけが知っているのに

痛みそのものを思い出せない。



えーと、鑑賞は試行錯誤中です。

リンクのしかたとか、こういうふうにやったほうが楽なのね。ふぅ。

今回はみなさんのブログにコメントしにいけませんでした。すみません。トラバのみで失礼します。

Comments

[Publish Your Comment]

Add your comment

Let's send a present!

Trackbacks

Trackback Ping URL for this entry :

http://trb.ameba.jp/servlet/TBInterface/10019742644/8edeea8f

powered by Ameba by CyberAgent