題詠マラソン鑑賞 002:指
題詠マラソン鑑賞 002:指
「指」は雰囲気のあるものが多かった気がします。
素敵だな、と思ったものがたくさんありました。
勝手な感想をつらつら書いています。
はからずも、最初の二首は「指」と「ことば」の歌。
うしなったことばを語る笛があり小さな指が付属している/arukaさん
http://sleepingarea.seesaa.net/article/14006221.html
人が笛を所有するのではなくて、
笛に「指」が付属している、という視点がおもしろいと思いました。
ことば、は、人が発する音声だけではなくて、
笛の音色だとか、そういった何かを表現する様々なものが「ことば」になり得るのかもしれない。
言語よりも、時としてそれは雄弁。
幾億の言葉を秘匿する指とたった一語を洩すくちびる/なかはられいこさん
http://blog.goo.ne.jp/reiko0410_2006/e/47255814342f36c06239af37ab5c9f46
くちびるからは、たった一言しかいえない。
たくさんの言葉があるのに、それは、隠されている。表現できない、もどかしさ。
「指」と「くちびる」の対比がいいなぁと思いました。
ちなみに、
「秘匿」「指」「くちびる」から、秘密にするとき、人差し指をくちびるにあてる仕草を思い出しました。
行き先を間違いあった糸たちが導かれてく織姫の指/秋野道子さん
http://melas.cocolog-nifty.com/melas/2006/03/002_8c38.html
行き先を間違っても、
織り姫が美しく織ってくれるのならば、救われる気がします。
間違った者たちが、傷をなめ合うように集まるんじゃなくて、きれいに生まれ変われるから。
うまくいかなかった恋も、どこかで、人の役に立てているのかな。
そんなことは少ないかもしれないけれど。
中指の付け根の白い傷跡の痛みを思い出せないでいる宵/新井密さん
http://araimitsu.exblog.jp/632120
忘れてはいけない痛みがあるような気がして
忘れてしまいそうになる自分を責めること。
じいっと傷跡を見つめているのでしょうか、不思議な雰囲気です。
普通には、あまりつかない場所にある傷の意味は自分だけが知っているのに
痛みそのものを思い出せない。
えーと、鑑賞は試行錯誤中です。
リンクのしかたとか、こういうふうにやったほうが楽なのね。ふぅ。
今回はみなさんのブログにコメントしにいけませんでした。すみません。トラバのみで失礼します。




