てのひら

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てのひら、ということばはとても優しい。

てのひら、と書いてあるだけでふわりふわりっとあたたかいものが

私に触れてくれるような気がする。

て、の、ひ、ら、ということばの発音も、見た目も、優しい。

ひらがなで書くことが多いから、なお優しい。


本を図書館で読んでいて

後ろから友達に、「おーい」って声かけられて振り向いたら

そのこにびっくりされてしまった。「どうしたの!?」って。

「え、何が?」ときくと

「あんた涙目になってんじゃんっ」と言われました。

…えぇ!?

ちなみに読んでたのは「能楽の歴史」という本。(いつか能とか狂言とかみにいきたいんですっ)

どう考えても泣くような本じゃないですよねぇ…新書だし。

無意識のあくびか??

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東野さんははじめて読んだ

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直木賞を取ったらしいので、なんとなく読まず嫌いでいた東野圭吾さんの作品。

そういやドラマになってたなぁーと思って初東野はこれ。

東野 圭吾
時生

いやぁ…。

もちょっとはやくよんどけばよかったかもしれない。このひとの。

他の作品を読んでいないのでわからないかもしれないけど

これはかなりよかった。とても好きです。

時間が交錯するはなしって頭が混乱しがちだけど、これはわかりやすい。

自分の息子が危篤状態になったときの父親の回想。

それは、自分が若いときに、息子に会ったことがある、というもの。


この父親は、子育てすごく成功してると思うなぁー。

時生はまっすぐ育ってるよ、ほんと。

それでいて、全然嘘っぽいところがない。全部心からやってること。

家族、というものは、なんだかよくわからないけれど

やっぱり相手のことを思ってるものなんだなぁって思いました。

そう、家族だ。これはいろんな家族のかたちだ。きっと。

確かにミステリーなんですけど、いろいろとじんときました。

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詩集は買うもの

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新川和江さんの詩とか好きで、
図書館で借りてきたんですが
やっぱり詩集とか歌集とか、写真集ってものは借りるより買うものだな…と。

一日かけて、一編の詩を読むような読み方が好きで
そんなことしてたらもちろん、日数過ぎてしまう。
でもお金が…。
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おんがくおんがく

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音楽を鑑賞するときは、耳で鑑賞するんじゃなくて、

体全体で鑑賞しないとダメだと思う。

耳で聞くんじゃなくて、体全体に吸い込むようにしないとだめだ。

そして、演奏者のほうも、体全体に吸い込まれるような音をつくるために

体全体で演奏しなければいけない、と思う。

だって響き、って、体の中にずんずん、って響いてくるものだから。


体全体で演奏する音楽というのは、耳だけに届くものではないから、

もしかして(これは私の希望的観測ではありますけど)

耳の不自由な方にも、何か感じるものがないだろうか、と思うんです。

例えば、

コンサートとかであれば、演奏者が自然に揺らす体の動きであるとか

自分の手や足や、お腹の中にずんずんとくる振動であるとか、そういうもの。

ああでも、やっぱり私にはわからないんだろうな。


それでも、身体、だと思う。身体表現。

あたたかい空気

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小川 洋子
博士の愛した数式

なんで小川洋子という作家は

空気をやわらかく、あたたかく、書くことができるのかなぁ。

「八十分しか記憶がもたない」という障害をもつというのは、

普通、悲劇的なイメージしかわかないのに、

ここででてくる博士と、その周りのひとたちはとてもあたたかい。

むしろ、その記憶が続かないという障害があるがゆえに

うまくまわりが動いていくような、そんな印象すらある。


そして本当にすごいと思うのは、

数学について、かなり細かく調べているということ。

フェルマー定理とか、数学好きな人は大好きですけど

普通の人はフェルマーとか知らないで毎日くらしてるよなぁ…。オイラーとか…。


映画、ちょっと楽しみです。