江戸と浅草「江戸時代の町民・職人の暮らしについて」(その7)
農民(百姓)の住居は地方によっても違いますが、住居は藁葺きあるいは茅葺きの長い寄棟造りが多く、棟の橋は煙出汁になっていました。
地方によっては入母屋造り、曲屋作り、二階のある切妻造りなどがありました。
江戸府内や関東の農家はほとんどわら葺きの寄棟造りで枚主(庄屋)や豪農を別にすると南に面した旨の右側に土間があり、ここが出入り口で玄関がないので客は土間に入って左側の縁側から上がる。
土間には積み荷や藁、農具などを置き、ときに蓆を敷いて、蓆・草鞋・俵などを作る作業場としました。土間の左側に縁側があり、ここが玄関がわりで板の間に続いています。
板の間には囲炉裏、約四尺四方の炉がきってあります。図に記されているように「横座」が一家の主人が座ります。
ここには蓆が敷かれました。
右手の「客座」には、座布団が敷かれました。
また土間を背にしたところを「きじり」といって嫁が座る席でありました。
壁は細竹を格子に組んで縄で絡め刻んだ藁を混ぜた土を外と内から塗り付けたものであります。
囲炉裏の奥が台所、西側が座敷、その北側寝室であります。
母屋を挟んで両側に茅葺の小屋がある農家もあり牛馬を飼ったり倉庫に使っていました。
これが一般的な江戸の農家でありました。
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代表 まっちー
株式会社 町田絲店 代表取締役
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