なんかさみしいことあるの?


なんかいやなことあるの?


優しい言葉をかけてくれる。


涙が出そう。


トイレの向こう側で


わたしがでてくるのを


待ってる。


ありがとう。


ママね、


お腹痛くて涙出そうなのよ。


淋しくもなくって


嫌なこともないんだけど、


お腹だけは痛いのよ。
提案書なんてのは

うまく書こうとか

あんまり考えない方が

きっといいんだよ。


じぶんが

どんな風に感じて

どうしたいのかが

はっきりしてるものが

いちばんなんだよ。


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そんな提案書なら

もらったその週末に

思わず行動しちゃうからね。


正門の前で

『おはようございまーす。お手紙配ってまーす』

茶髪でよく日焼けした

2人のお兄さんが

なにやら配ってました。

初めて見かける顔です。


門の前まで

いつも一緒に登校している大人のワタシも

ちょっと通りにくい。


2人のお兄さんの間は

十分通れるスペースがあるのに

なんだかそこはバリケードがあるみたいに

なんだかちょっと通りにくい。


いつもはちゃっちゃと

正門まで歩いていく

1年生のおんなのこたちの足が

とまる、とまる、とまる。


『何なん?えっ?なに?』

まーちゃんを含む5人程の女子が

ざわざわ、コショコショ

手をつなぎ

ダッシュでお兄さんたちの間を

すりぬける。


『なんも悪いことしてないよー』

お兄さんたちは苦笑い。

手渡していたのも

ご近所でやってる野球のスクールのチラシ。

ぜんぜんあやしくない

おにいさんたちでした。



でも、この警戒心は

ときにとっても重要。

うちのご近所でもときどき

へんなおじさんに手首を突然掴まれたり

追いかけられたっていうのを聞きます。


ちょっとお兄さんたちには

気の毒だったけど

あれこの人たち

見慣れないぞと

察知し、警戒心をもって

大人を振りきって行く姿は

なんとも頼もしく感じました。


知らない人についてっちゃだめ。

怪しい人に声かけられても知らんぷりして。

そんな風に教わりましたが

最近では、ちょっと顔見知りの

一見爽やかで優しそうな人が

じつはこわいと言います。


ちょっとずつ大きくなって

親が一緒についてって遊ぶのも

あとわずかなのかもしれません。


お友達と遊びに

1人でいってきますと言うのを

おくり出すのは

まだまだ思いきれないけれど

いつしかそんな時はくる。

そのときまで

いまある警戒心を

失わないように見守るしかありません。


そして

バリバリバリの警戒心だけではなく

知らないひとでも

おはようと言える

知らないひととのつながりをも

大切にできる

そんな風に

ゆるさを持ち合わせた警戒心を

持てるように教えていくしかありません。



ちょっと

むずかしいけどね。