孤独感とアルツハイマー

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認知機能が正常な高齢者において、孤独感と脳アミロイド蓄積との関連について調べた。対象は、65~90歳(平均76.4歳)の高齢者79人。PET検査で脳アミロイドイメージングを実施し、孤独感は「交友関係が狭いと感じる頻度」「疎外されていると感じる頻度」「周囲から孤立していると感じる頻度」の3項目についての自己評価してもらった。これらの他、不安やうつ、社会的な付き合いや社会的活動についてもデータを収集した。

このうち22人がADリスクに関連するとされるAPOEε4遺伝子の保有者で、25人でアミロイドの蓄積が見られた。年齢、性、APOEε4遺伝子保有の有無、不安やうつ、社会的なネットワーク、社会経済的地位などで調整して解析した結果、アミロイドが蓄積された高齢者では、蓄積されていないの高齢者に比べ孤独感を抱く頻度が「時々」または「頻繁」である確率が7.5倍だった。

また、年齢のみで調整したところ、確率は3.1倍となった。さらに、アミロイドの蓄積量と孤独感との関連は、APOEε4遺伝子の非保有者に比べ保有者で強かったとしている。

認知機能が正常な高齢者において、アミロイドの蓄積が孤独感に関連していた。また、この関連はうつや不安、社会的なつながりなどで調整しても認められたと結論づけた。同グループではさらに、「社会的な孤立感は、AD発症前の軽度認知障害(MCI)よりもさらに前の段階で見られる初期症状の1つである可能性がある」との見方を示す一方、「孤独感を抱いている高齢者ではアミロイドの蓄積が進む可能性もある」としている。




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