腐れ縁

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剛(仮名)に久々に会った。

こっちに帰ってきている間、泊めてほしいと。

最初は断ったのだが、結局飲みに行った後うちに来て、
当然のようにセックスをした。


「私たち、やってることが高校生の頃から進歩ないんじゃない?」
「進歩してるだろ。お互いに楽しむセックスしてるし。
若い頃は勝ち負けみたいなことばかり考えて意固地になってたよな。」

あぁそういう意味ではね。_| ̄|〇


若い頃の剛からはきっと聞けない台詞だっただろう。


何を競っているのかわからない。
でも、たしかに私もむきになっていた。
弱みを見せたらダメだと思っていた。

だから、剛が女をとっかえひっかえしていても、
気にならないふりをしていた。


強がっているのは私だけかと思っていたけど、
剛も少なからず同じように思っていたということだ。


気分的には複雑。


こんな風に、剛とはこれからも付き合っていくのだろう。


こういうのを、腐れ縁と言うのかな。
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派遣の品格

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うちの会社は今、決算を目前に控え、
またちょうど人手が不足しているということで、
先月から派遣の人に来てもらっている。

しかし、この人はビックリすることをたくさんやらかしてくれるのだ。

挙げてみれば、こんなことがあった。


〇他人の机の上にあるものを、なんの断りもなく勝手に使う。
さらに驚いたのは、ある日、しかも勝手に使うことが何日も続いた後、
「私、このペンたてのものを勝手に使ってるんですけど、
これはまっこさんの私物ですか?」
と聞いてきた。
開いた口がふさがらないとはまさにこのことで、
私物かどうかという以前の問題だと思ったものの、ぐっとこらえて
「一部私物です。」
と答えた。
「じゃあ、この定規は?」
「それは会社の備品。」
「あー、よかった。」
と言って、話は終わった。
 …!?
しばらく茫然としてしまった私である。

〇PCが遅すぎて調子が悪い、としきりに訴えてきたため、
再起動させて様子を見たら、まったく問題なし。
しばらくしてから、原因がわかったと言うので聞いてみたら、
「私がいつも見てる旅行会社のホームページがあるんですけど、

そのページを開いた後から異常に遅くなります。」
仕事中にみるなとは言わない。
しかし、それが仕事にまったく関係のないことで業務に支障が出て、
さらに他人の手をわずらわせるなら、話は別だ。

〇ランチを一緒に食べようと声をかけたら、
「もうお弁当広げちゃったし、めんどくさいんですよね。」
それ以来、彼女に声をかける人はいない。


…彼女のネタは尽きない。


派遣の人はピンで動いている場合も多いし
優秀な人が多いイメージがあったが、
彼女のおかげで、派遣にもいろんな人がいるんだなと思った。

今日の極秘会議で、彼女はお断わりすることになった。

フォローする気もないし、もっと優秀な派遣の人がいるし
第一、社員の負担を軽減するための増員なのに、
逆にわずらわせるなら、いないほうがはるかにマシだ。

彼女はもうすぐ40歳だそうだ。

ああはなりたくない。
気を付けよう。
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親ごころ

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Qちゃん、がんばりましたね。

スポーツ選手を見ていていつも思うのは、
根性。

あの根性、私にはないなと感じて、いつも頭が下がる思いがする。

見習わないといけないなといつも思う。

現実はなかなかうまくいかなくてイライラするけれど。


目標がある人とない人が違うなと感じるのはこんな時。

目標と自分の目指す姿みたいなものをきちんと持っている人と
そうではない人の差はここだと思う。


・・・


姪がやっと高校受験を終えて、
携帯電話を買ってもらった。

私の娘くらいに思っているから、
初めて携帯メールをやり取りした時に、

「これからいろんなことがあると思うけど、
もしこれから面倒なことになって、
両親にもじいちゃんばあちゃんにも話せないようなことがあったら、
真っ先にまっこのことを思い出してね。
困ったことがあったら、時間を気にせず
いつでも連絡してね。」

と送った。

すぐに返事はなくて、しばらくしてから

「今は何もないけど、これからはまっこちゃんに連絡するね。」

と返事がきた。


実の親ではない私ですらこんなに心配なのだから、
実の親のハラハラする気持ちは相当なものだろう。

私も若い頃は好き勝手やったけど、
やっとやかましく言う親の気持ちがわかった気がした。


兄より愛されてない、なんて思っていたけど、
同じじゃなくても私も愛されていたんだなと思った。
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夜のドライブ

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久々に自分の身体メンテフルコースをして、
録画したドラマを観ながら、そろそろ寝ようかなと思っていた午前1時前、
兄からメール。


「まだ起きてる?」


また酔っ払って寝過ごしたんだろうなぁと、すぐわかった。


「今日はどこまで行っちゃったの?迎えに行くよ。」

「深谷。大丈夫なら頼む。」


…深谷?
あの、熊谷よりも遠い深谷のことでしょうか?
高崎の一歩手前の、深谷?

飛ばしても1時間は余裕でかかる。
_| ̄|〇


しかし、大事な兄の頼みなら仕方ない。
明日は出勤時間も遅目なので、迎えに行った。


「おー、いつもわりぃなぁ。」


第一声で、相当酔っ払っているのがわかった。


「まっこ、今日は飲んでないの?」

「いつもなら家で晩酌してるんだけど、今日は珍しく飲んでなかったんだよねー。
何かのお告げだったんじゃないの?」


兄は機嫌よさそうに、わははと笑った。


寝不足だと明日辛いから寝てていいよと言ったのに、
兄は無理してずっと起きていて、
結局兄の家に着くまで、いろんなことを話し倒した。

最近は兄も忙しくてなかなか一緒に飲む機会がなかったから、楽しかった。

今日はお駄賃代わりにガソリン満タンにしてもらった。


楽しかったが、逆に目が冴えてしまって
この時間になっても眠れなくなってしまった。
_| ̄|〇

酔ったはずみで

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単なる飲み友達 だった人と、ベッドを共にしてしまった。

飲み過ぎて途中の記憶がすっぽり抜け落ちているのだが、
カラオケの途中で寝てしまったようだ。
次に気付いた時には、彼の部屋のベッドの上に裸だった。


「イージーなのは嫌いって前に言ってなかったっけ?」

「そうだっけ。覚えてない。」


正直、どうでもよかった。


ぐっさんと事実上別れてから男と寝るのは初めてで、
酔いも手伝ってやけに気持ちが良かった。
淡白なセックスをしそうだなと思っていたのに、
焦らし方ややり方は私の好みに近かった。

結局、一晩で3回もしてしまった。


彼とは、前の会社にいた頃から噂されていた。
本当にそういう関係ではなかったのだけど面倒で、

「めんどくさいから、もし誰かに付き合ってるのか聞かれたら、付き合ってることにしちゃっていい?」

と聞いた私に、

「全然かまわないよ。」

と答えた彼。

その時から共犯だった。
それ以来、ふたりでたまに飲みに行った。


今回も、いつもとかわらない飲みのはずだった。


あの晩以来まめに会うようになって、
私が当たり前のように彼の家に泊まり、
翌日は勤務先が近い彼と同じ電車に乗る。


彼に不満はない。
多分、最近私に対する接し方が変わってきた彼も、
私に不満はないのだと思う。
一緒にいても孤独を感じさせる人だけど、男としても好きなタイプだ。


でも、何か落ち着かない。


寂しさを紛らわせるために一緒にいても、
結局何の解決にもなってはいないのだ。


情けない。