衝撃の事実

テーマ:

を告白。
だって、自分の胸にしまっておけない。

おかしくて。


・・・


うちの母、成田ヨン様お出迎えおばば連中の中にいました。

テレビで観たわけではなく
(そんなんだったら、恥ずかしくて失神してしまいそう)
今日、本人から嬉しそうにメールが。


「ヨン様の笑顔、やっぱり本物が最高(はぁとマーク付き)」


・・・(^^;

こういう時、顔文字って便利なんですね。


この間実家に行った時、
両親のケータイに「ヨン様ストラップ」がついているのを発見。
もしやとは思っていたが。

何でも、「たまたま」友達と買い物をしていて、
「たまたま」思い立って成田へ向かったのだそう。

あっそう。



AD
今度は、私と剛の仲を、
良くも悪くも至近距離で眺めていたふたりについて。

このふたりは、おおらかというのか、器が大きいと言うのか、
剛と私の関係について、
咎めることも拒絶することもなかった、
極めて珍しいタイプの人間じゃないかと。


・・・


直仁(仮名)は、私の友達と結婚したので、
友達と連絡を取った時にたまに話したりする。
直仁も友達も私の性格は充分わかっているので、
半分呆れ顔で話を聞いてくれる。

はたから見ていて危うい夫婦ってたまにいるが、
この夫婦はちっとも危うくない。
きっと一生、あんな調子で
ほのぼのと人生を全うするのだと思う。
直仁もなかなかの外見だったが、今は見る影も無い。
すっかり、でっぷり、いいパパという感じである。


・・・


雅史(仮名)は私が一緒にバンドをやっていた頃は、
物凄いテクニックの持ち主ということで皆が一目置いていた。

夜中に借りるととてもリーズナブルなスタジオがあって、
私たちは年齢を誤魔化して、よく利用して練習していた。
剛と私はとにかく発情期だったので、
例えばスタジオのトイレでいきなりセックスしたり。
(若気の至り、ということで)
直仁は苦笑して見ていたが、雅史は全く関心が無いようだった。

日本はとにかく自分には住みにくいと言っていた雅史は、
ギターの勉強も兼ねて、大学卒業と同時に
自分らしく生活できるらしいアメリカへ渡り、現在に至る。

4年前は、彼女が出来て一緒に住んでいると聞いていたが、
現在は果たしてどうなっているのか。


・・・


いろんな人生があるものだ。

たまーにしか会わない人たちだけど、
私にとっては大事な友人だ。

4年ぶりの再会が楽しみである。


・・・


さっき、直仁の奥さんである友達からメールが来ていて、
追伸で直仁からメッセージがついていた。

「まっこ、また盛りのついたネコみたいになるんじゃねぇの?」

・・・反論できない自分が悲しい。

でも、自分に正直でありたいとは思っている。
AD
昨日のネタ「忘年会」で登場した
バンドのメンバーのことについて、書いてみようと思う。
まずは、剛。


・・・


バンドを組んでいたのは、高校の頃から。
部活の延長でコピーバンドから始まったが、
最後の方では剛と雅史が曲を作ってやっていた。
バンドは就職活動直前くらいまで続いた。
年数で言うと、5年。

剛とセックスをするようになるまでは1年半くらい。
お互いに値踏みしていたように思う。
高校生の分際で、ライブの帰りに飲みに行った。
まるで事前に決めていたかのように自然とラブホへ行って、してみた。
それが始まり。
私自身は、処女ではなかったが、
セックスの良さもまだ大して理解していない頃だ。

剛は、高校生にして女の身体の扱い方は天下一品だった。
その理由を聞くまでに、さほど時間はかからなかった。
実は心の底から女を軽蔑している、
でも本当は自分を心の底から愛してくれる女を渇望している、
コンプレックスの塊のような男であることも。


・・・


剛は、自分の外見が女性の目を惹くことに、
小学生の頃から気付いていたそうだ。
確かに、日本人離れした端整な顔立ちをしているし、背も高い。

中学生になってから、自宅に遊びに来ていた姉の友達に
中学生の頃から弄ばれ、 そのまま初体験。
毎日のように剛の部屋にやってきては、あらゆるテクニックを仕込んだ。
徐々に、

姉の友達は、自分のことを好きだからセックスをするのではなく、
自分とセックスが出来るから好きなのだ。

と、感じるようになった。
剛の女嫌いは、そこがスタート地点。
ならば、自分も女を性欲の捌け口として利用してやろう、と。
だんだんと、女を単なる「穴」を持つ動物だと思うようになる。


ある日私は剛に以前から気になっていたことを聞いてみた。
まだ値踏みしていた頃だ。

「剛って、常に女が周りにいるくせに、ちっとも楽しそうじゃないよね。
 女が嫌いなの?嫌いなら、どうして常に女を隣に置いておくわけ?」

ビックリしたような表情のあと、一瞬おびえた目の色に変わった。
すぐに鼻で笑ってごまかしていたが、
私には、何かあるというのがわかった。

この時のことを、後に剛はふとんの中でこう語っていた。

「初めて、心を見透かされた気がした。
 それまではずっとうまくやってこれたと思っていたのに。
 だから、ビックリもしたし、脅威でもあった。
 お前、何者なんだ?」

何者でもない。
単なる「穴」を持った女だ。

剛は、この時に、私とセックスしたいと思ったそうだ。
私も、この時に、剛とセックスしたいと思った。

スイッチが入ったタイミングが同じだった。


・・・


剛によって、私はどんどんいやらしい女になっていった。
絶頂を知ったのも剛とセックスした時だったし、
自分がどんなことをされるとスイッチが入って「ケモノ」になるのかも、
剛が全部私に教えたことだ。
男の人がどんなことをすると悦ぶのか、あらゆるテクニックも教わった。
ここに書けないようなことも、たくさんした。
「調教」「開発」とはまさに、こういうことを言うのだと思った。

剛とそういう関係だった3年半の間、
剛は女をとっかえひっかえやっていたし、私も彼がいた。

女という生き物は不思議なもので、
身体を重ねているとだんだんと独占欲みたいな感情が湧いてくる。
当然、剛に対してもそうだったが、私はそれを必死で抑えていた。
剛が女に何かを求められることを物凄く嫌う男なのを知っていたので、
自分が何かを求めてはいけない、と、
強がってはみても、実は必死だったように思う。
剛が新しい女を連れて歩く姿を見るたび、
何とも言えない嫌な気分になった。

それが「恋」と呼べるものなのかは、
いまだに私にはわからないし、恋だという確信も持てない。
ただひとつだけ確かなのは、
剛は私にだけ本音をぶつけ、打ち明けていた。
それが、私にとっては唯一の救いであった。

しかしそんな気分も、3年半も続けると徐々に薄れていく。
だんだんと所有物のように扱われることに、私は不満を持っていった。

バンドの解散を決めたのは、ちょうどその頃だった。
就職活動を本格的に進めなくてはならない時期だった。

プロを目指したい。
堅実な道を選びたい。
家業を継がなければいけない。

理由は様々だったが、私の理由は、

剛と離れたい。

ただそれだけだった。

解散した後は、ぱったりと連絡を取らなくなった。


・・・


剛が結婚したと風の噂で聞いたのは、それから数年後のことだった。

信じられなかった。
剛だけは、結婚しないだろうと思っていた。
女のことも、自分のことですら、愛せない男だったからだ。
でも、剛のことをちゃんと理解してくれる女性が現れたら、
きっと剛は幸せな結婚生活を送れるだろうとも思っていた。
そうであって欲しいと願っていた。

その後、出来ちゃった結婚だったと聞いたのは、本人から。
離婚でもめている頃に、連絡が来た。
それ以来、バンドのメンバーが数年に一度集まるようになった。

剛の子供は、元奥さんが引き取った。

離婚後に飲みに行った時、剛は私にこんなようなことを訊ねてきた。

「俺は間違っていたのか?
 俺なりに、かみさんも子供も愛そうと思った。
 子供は可愛いし、かみさんだってよくやってくれた。
 でも、どうしても最後の最後で、信用できない。
 いつか俺を裏切るんじゃないかって。
 本当は俺のことなんて何とも思っていないんじゃないかって。」

そう言いながら、剛は涙を流した。
私も涙を流した。
いたわるように背中をさすると、ばつが悪そうに

「悪いな。こんなところ見せちゃって。」

と言って笑った。

初めて、剛が愛しいものに見えた。

いい意味でも悪い意味でも、
私のその後の恋愛に物凄い影響を与えた人だ。


・・・


年末の忘年会は、その時以来である。
正直、剛に誘われたら、ついて行ってしまいそうだ。
断る自信は、1パーセントもなし。

とだけ、先に言っておきます。
結果報告は、年末。

つづく
AD

忘年会

テーマ:
学生の頃、バンドを組んでいた。
一緒にやっていた男の子で、
ヴォーカルだった剛(仮名)から電話が。


「まっこ、離婚するんだって?」


開口一番、これだよ。ったく。

私のネタをばらす出どころは、わかっている。
まぁでも馴染みの連中は
いちいち腹を立てていてもしょうがないので、許すことにした。


・・・


剛は外見はなかなかで背も高く文武両道タイプだったので、
とにかく女の子にもてた。
だから、剛が組んだバンドに紅一点、
私がいることが剛ファンにはどうにも許せなかったらしく、
下駄箱に怖ーい手紙が置いてあったり、
上履きが行方不明になったり、なんてのは結構よくあることだった。
剛と私が付き合っているんじゃないか、と女の子たちは疑っていた。

ハズレてはいない。
何故なら、私たちは「友情」の括りの中に、セックスも入っていた。
お互いが快楽主義者であることを認めていたし、許してもいた。
たまたま発情期だった。
それだけのことだ。


ある日の下校途中、
うしろからいきなり頭に凄い衝撃が。

「いっっっったいなぁ!!!」

と思わず口走り振り向くと、
自分のバッグを抱えたまましゃがみこみ、
うわーん、と泣き出した女の子がいた。

見覚えのある、
いつも剛のことを見つめている子だった。

バッグで後ろから殴られたことにはとても腹が立ったが、
彼女がそれくらい剛のことを好きなことはわかったので、

「いつも剛のことをみているよね?
 もしかして、私と剛が付き合ってるって思っているでしょう?
 でも、それは誤解だから。
 剛は彼女募集中だし、私にも彼がいるから、心配ご無用。」

(調子いいよなぁ私も)と思いつつも、
そういうようなことを言って慰めたらとたんに明るい顔になって、

「失礼なことをして、すみませんでした。」

と、ぺこりと頭を下げて謝り、
恥ずかしそうにその場を走り去っていった。


そんな出来事を、数日後ふとんの中で剛に話した。

「へぇ。お前もとんだ災難だったなぁ。
 俺、そういう女、すっごい苦手。
 でも面白いから、ちょっと明日あたり話しかけてみる。」

と剛は言った。

剛が手が早いのは周知の事実だった。
本当にその女の子と話すようになり、
仲良く手を繋いで下校するほどになっていた。
女の子もとても嬉しそうだった。

しかし、剛は性格悪かったので、
数回セックスした女の子は、ゴミを捨てるようにぽいっと捨てた。
その女の子も、例外ではなかった。

剛は、よく私にこう言っていた。

「まっこと一緒にいるのがいちばん楽。
 セックスの相性も抜群だし、性格悪いところも似てるし、
 音楽の趣味も似ているし、何より俺に何も求めない。」

そう。
剛は、何かを求められることを異様なくらいに嫌っていた。
求めて許されるのは、ふとんの中の出来事、
つまりセックスのことだけだった。

バカな男だな。
求められるのは息が詰まるけど、
それは実はとても幸せな息苦しさなのに。

と、当時の私は思ったものだ。
私が求めないのは、剛のことを好きではなかったからだ。


・・・


卒業してしばらくしてから、バンドは解散した。
皆それぞれ、自分の考える夢や希望や現実に向かって歩き出した。
それでも数年に一度は連絡を取り合い、年末に一緒に酒を飲む。

剛が久しぶりに連絡をよこしたのは、その飲み会のことだった。

ギターをやっていた雅史(仮名)も年末に日本に帰ってくるらしい。
ドラムの直仁(仮名)は既に結婚して子供も2人いて、
すっかりいいパパになっている。
落ち着いているのは、直仁だけだ。
あとの3人は、
独身貴族だったりバツイチだったり離婚を控えていたりと、
それぞれ山あり谷ありの楽しい人生を送っている。

さて、今年はどんな話で盛り上がるのだろう。
・・・私の離婚ネタだな。
間違いない。