ルガック会 | スイーツ大好き☆ベリー☆のブログ

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ベリー系スイーツが大好きなベリーのスイーツ日記♪

今年も第4回ルガック会 Club Pascal Le Gac Chocolatier が開催されました。

今年の新作のショコラをいち早く試食させて頂き、卓越した味覚と素晴らしい表現力を持ち合わせた女性会員の皆様と、じっくりショコラを味わいながら、感動を分かち合う会。

私が一年で一番楽しみにしているショコラです会です。

 

 

 

新作の他、毎年大人気のトリュフ、シトロネット、オランジェット、今年初のロシェや、おそらく会員限定発売になるであろう、現在日本未入荷の36個入と54個入のアソートボックスもお披露目されて、いつも以上に内容盛りだくさん。

 

「カルダモンのミルクガナッシュ」

 

カルダモンは料理ではよく利用されていますが、パティスリーではあまり使われない素材。

アフリカ料理のオリーブとレモンのタジンを食べた時に、料理全体を引き立てていたカルダモンからインスピレーションを得て作られたクリエーション。

カルダモンらしさを残すため、ミルクチョコと合わせられたそう。

くちどけがよく、ミルクチョコが甘く感じない、まるで、チャイを頂いているかのような感じ。

 

「胡桃のプラリネ」

 

メゾンデュショコラでの長年の同僚が美食の街べリグに拠点を移し、彼を訪ねてべリグを訪れた時にそこでとても美味しい胡桃に出会い、その胡桃を使ってみたいと思われたそう。

胡桃は食べていると口がすぐに飽きてしまうという短所があるが、このショコラは胡桃の持つ長所を引き出した。

プラリネそのものは甘いけれど、胡桃の上品な品格のある苦味が感じられ、食感が口には残るけれど、嫌な感じはせず、あれ、胡桃だったよね?と思わせる、さりげなさの感じられる一粒。

コーヒーやエスプレッソと合わせたいショコラ。

 

「ベルガモットのガナッシュ」

 

パリのグランドエピスリードパリで北アフリカ産のベルガモットに出会い、果皮に上品な香りを持つベルガモットとショコラの融合に挑むことにした。

優しいベルガモットの香りで包む、繊細なガナッシュのくちどけが、ルガックさんらしさを感じさせるショコラ。

紅茶と合わせたい一粒。

 

 

「カシスのビターガナッシュ」(名古屋高島屋限定)

 

ロベール・ランクス氏と一緒に働いていた頃から、カシスとショコラの組み合わせに取り組んでいたが、両方とも個性が強く、幾度となく試作を重ねて、力強い香りの強いカシスと上品で性格の強いショコラのハイリスクのマリアージュに乗り出すことになさったそう。

外郭がしっかりしたチョコレートとカシスの主張の強さがバランスよくマリアージュ。

最初に香りを、そして、最後に果汁のジューシーさを感じます。

上質な赤いベルベットを思わせるようなショコラ。

 

「カルバドスとシナモンのガナッシュ」

 

ルガックさんのお母さんがお住いの、ノルマンディーの特産品のカルバドスと出会う。

香り高いりんごの香りから創作意欲に目覚め、シナモンスティックのアンフュゼしたものを加え、カルバドスでフランベした柔らかなラムレーズンを加えた。

ルガックさんにしかできない、ボンボンショコラの領域を超えた、味の変化が想像できないショコラ。

キレがよく、いやな余韻がない。

お母さんの優しさに、そっと寄り添われている感じ。

 

「グランマルニエのガナッシュ」(阪急うめだ限定)

 

夏に海辺で食べたクレープの思い出から、オレンジのショコラと果皮のショコラを作ろうと。

グランマルニエの香りがほのかに香り、オレンジのさわやかな風味とオレンジピールの食感が感じられるショコラ。

 

 

そして、最後に、W.ボレロのサブレ詰め合わせとフィオレンティーナペーストリーブティックのホワイトチョコのパウンドケーキのおすそわけも頂きました。

 

 

歩美さん、ショコラ会のメンバーの皆様ありがとうございました。

 

そして、ショコラ会の余韻を楽しみながら、この後場所を移動して、Yさんと2人だけの2次会を。新作ショコラの感想や魅力について、より深く掘り下げたお話などをして、どっぷりショコラに浸かったhappyな日でした。