百万石に挑む男 | 映画、その支配の虚しい栄光

映画、その支配の虚しい栄光

または、われわれはなぜ映画館にいるのか。

または、雨降りだからミステリーでも読もうかな、と。

または、人にはそれぞれ言い分があるのです…。

上半期ベスト その4

旧作初見ものでは、この2作が圧倒的に面白かった。

■百万石に挑む男(中川信夫)
■喜劇・特出しヒモ天国(森崎東)

前者は、面白いお話を面白く撮る、まっとう、正直、これぞ、な映画。
観終わった後、「これは面白い」とみんな口々に言ってた。
他人同士がそんなことを言い合ってるわけはないので、正直に書くと、そんな感じが場内に満ちてた。面白い映画。

後者はその真逆。「なんでもあり」の映画。
あるいは「何でもあり」の状況を造り上げた凄さ。
芹明香は「㊙色情めす市場」より神代のより凄かった。

というわけで、新作3本、旧作2本をあげてみた。
ジャームッシュの新作もなかなか良かったし、「ロンゲストヤード」のリメイクも悪くない、ウェス・クレイブン&クリスティーナ・リッチも良かった、

あ、スピルバーグの「ミュンヘン」を忘れてた。これはベストに入れてもいい。
が、それはまた後日。