あったか言葉とちくちく言葉 | 作業療法士 佐藤明子のブログ 宮城県仙台市より

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ま~ぶる(株) (体と遊びと暮らしにアプローチ)

こんばんわ。ま~ぶる 作業療法士 佐藤明子です。

多機能型支援事業所「ま~ぶる・び~と」は通常のセッションとは別に

 

特別メニューとして、


臨床発達心理士菅原佐和子先生のもとで、

SST(ソーシャルスキルトレーニング)を取り入れております。
 

 

1月~3月は第2期目。

小学生1~2年生 5名と3か月間向き合います。

今回は「あったか言葉とちくちく言葉」について学びました。

あったか言葉とちくちく言葉って子ども達は

 

「頭」では理解しています。

言われると気持ちいい言葉と、言われると嫌な言葉。。

言葉を分類すると、キチンと仕分けをすることができる。


さすがです!




でもね・・・・。


SSTでは、理解したことを、実際にその場で練習をしてみます。

すると・・・・。

 



できない。

 



相手をあったかい気持ちにさせる言葉を、実際には使えないというのがわかりました。
 

 


あららら・・・・。




ボキャブラリーが足りない。


場数が少ない。




これは、子ども達に限ったことでは無いけどね。

大人もあったか言葉の数が少ない。

最近「やばい!」という言葉が使われるけど、これって、

あったか言葉?

ちくちく言葉?

分類が定まらない。


SSTは、子ども達にソーシャルスキルを伝えていますが、

私達支援者も、自分たちの支援の在り方を見直す機会を頂いております。





伝わらないのは、

子ども達が悪いのではなく、

伝え方が悪いのだと、今一度自分自身を振り返る。

そして、どうしたら、伝わるのかを考える。

SSTを通して考えさせられます。

多機能型支援事業ま~ぶる・び~とは、

スタッフ8人中,作業療法士が5人。

思考が偏ります。

そんな時、

他職種の臨床発達心理士の菅原先生の言葉は、

私達スタッフに新たな支援のヒントを頂ける言葉です。


子ども達は日々成長し、前に進んでいます。

子ども達に関わる私達も日々前に進んでいかなくては!

と、考えさせられるSSTです。


菅原先生から学んだことを、

スタッフは日々セッションに取り入れています。

SSTでの取り組み、そして日々のセッションにどんな風に取り入れているのかは、

今後も、ブログで発信していきますね。