宇宙ミュージアム TENQ×ウルトラセブン 企画展
「ウルトラアイからみた宇宙」
2016.12.14 東京ドームシティ 黄色いビル6F
開催期間:2016.11.10-2017.3.5
予約時間 14:00/14:45入場 変更⇒13:45入場
鑑賞時間 13:45-15:40(休憩適時)
AKB48劇場の公演が当選したので急遽上京。
今回も少し早めに出発して寄り道。
前から気になっていた「ウルトラセブン」に関する企画展「ウルトラアイからみた宇宙」を観るために秋葉原に行く前に水道橋の黄色いビルへ。
東京ドームやTDCホールなど何度も訪れている後楽園エリアですが、昔から有名な黄色いビルに入るのは実はこの日が初めてのことでした。
水道橋駅西口の改札を出て橋を渡れば正面に黄色いビル。
この黄色いビルの6階に目指す宇宙ミュージアムTENQはあります。
平日の午後、ちょうど同じエレベーターにカップルも乗り込んできましたが目的地は一緒でした。
6階でエレベーターを降りるとそのままエントランスのエリアになります。
実はこの宇宙ミュージアムは事前予約制になっています。
もちろん当日券も対応しているのですが、あくまでも予約優先のようです。
チケットは入場希望時間に合わせて30分間隔で申し込むことができて、発券はコンビニで対応しています。
ちなみに自分が買ったチケットは14:00/14:15の時間指定で、どちらかの時間に合わせての入場となりますが、早く着いてしまったのでチケットカウンターで30分前倒しのチケットに変更してもらいました。
時間に余裕があったのでコインロッカーに荷物を預けて、先に売店を覗いたりして時間を潰しました。
エントランスには今回の企画展に合わせてウルトラセブンがお出迎え。
[エントランス]
入場時間が近づくとアナウンスされます。
この時間に入場したのは自分一人でした。
まずは薄暗いトンネルを入って展示エリアへと進みます。
[はじまりの部屋]
最初の展示は映像です。
壁に様々なキューブが配されている部屋で約5分間のプロジェクション・マッピングの映像を観ます。
不思議な浮遊感を視覚的に体感しながらこの先の展示への期待も膨らみます。
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次も映像展示になります。
ここでは円形のモニターに映し出される映像を覗きこむ形で鑑賞します。
なお鑑賞する映像には二種類あって入場時の15分刻みはその映像プログラムでわかれています。
もし両方観たい場合は再入場券を購入することで可能になります。
自分が見たのは…Program#2:「Cosmos -光と音が奏でる138億年」でした。
[サイエンス]
ここからが本格的な展示エリアです。
一部を覗いて撮影可能になっています。
これまで人類が経験した惑星探索の記録や関連映像などが満載で、時間があればひとつずつ映像を観るのも楽しいかもしれません。
〇火星研究プロジェクト
後半には火星研究プロジェクトの展示もあって火星からの隕石に触れたりします。
[イマジネーション]
ある意味でこのエリアが宇宙ミュージアムの最大の見どころかもしれません。
宇宙に関する様々な展示を体験形式で見て回ることができます。
〇宇宙自分診断
一人なのでこういう体験型展示は参加しづらいのですが、これは一人でも問題ないのでやってみました。
サークルに立つと自動的に診断ツールがスタートします。
言語を選択します⇒日本語
診断コースを選択します
⇒あなたにおすすめ!怪しい宇宙スポット
Q01:気になったことはとことん調べたい⇒??
Q02:靴を履くときは右足が先だ⇒??
Q03:旅先でも快適に過ごしたい⇒??
Q04:絵を見るのが大好き⇒??
Q05:世界の果てまで行ってみたい⇒???
GOAL あなたの診断結果は34の扉
ここで診断結果として数字が示されます。
自分は34でした。
この数字そのものはちょっと思い入れがあるので単純にうれしかった。
そして傍らにあるボックスの中から自分が該当する数字の扉を開けます。
34の扉を開けると…。
あなたへのおすすめは…亀ヶ岡遺跡。
遮光器土偶で有名な青森の遺跡ですね。
あの遮光器土偶の姿は宇宙人のそれだともいわれています。
確かに興味がある場所なので、いつか行ってみたいですね。
傍らのベンチにはエイリアンがクリスマス風のコスで座っていました。
〇みんなでつくる惑星パズル
〇宇宙ギャラリー
夜空や月をモチーフにした絵画等の展示スペースです。
つい最近美術展を観たゴッホの作品や浮世絵などの複製画が並んでいます。
〇休憩エリア
トイレのマークも凝っています。
〇眺めルーム
こちらも休憩エリアになっていますが、モニターでは様々な映像がBGMとともに楽しめます。
〇太陽系テーブル
ひとつの空間に様々な体験展示が展開されていました。
そしてこの先のスペースが今回楽しみにしていた企画展の展示室になっています。
特に受付があるわけでもなく、そのまま自由に出入りできるようです。
[企画展示室]
入り口には巨大なアイスラッガーのレプリカが展示してあります。
〇ウルトラセブン紹介
最初のコーナーで「ウルトラセブン」の世界観や様々なデータが紹介されています。
世代的にこういう展示はただひたすら文字を追って読んでしまいます。
展示スペースは内容によって特に区切ったりされているわけではなく、見学しながら順に先に進んでいくのみ。
ウルトラセブンがここでもお出迎え。
〇宇宙マップ~遊星間侵略戦争~
さて、このスペースがおそらく今回の展示の白眉なんだと思います。
実際にオンエアされていた「ウルトラセブン」の背景として遊星間侵略戦争という設定を改めて紹介することで、さらに作品の世界観に広がりを持たせています。
〇宇宙歴1987の星間戦争
ここでは当時脚本も手掛けていた藤川桂介氏によるテレビシリーズ以前の物語が書き下ろされています。
「ウルトラセブン」に登場した星人たちがどの星から来たかという設定も細かく紹介されています。
〇撮影に使用された3タイプのウルトラアイ
ここでは撮影に使われていたタイプの違うウルトラアイが紹介されています。
〇「ウルトラアイ」
同じく脚本を手掛けていた上原正三氏による「ウルトラアイ」の物語。
〇宇宙人紹介
この先のスペースには実際にテレビシリーズに登場した星人や怪獣などが、写真やオブジェで紹介されています。
これは少年時代にリアルタイムで見てきたこともあって一点一点見入ってしまうわけですが、途中で入ってきた若いカップルはオリジナルの「ウルトラセブン」そのものを知らないのでしょうか、さっとひと回りして出て行ってしまいました。
〇ウルトラアイで見る宇宙人からのメッセージ
いちばん奥のスペースにはウルトラアイが置いてあります。
壁にあるモニターには何も映っていないのですが…。
肉眼では何も映っていないモニターをウルトラアイを通して観ると…。
宇宙人からのメッセージが見えてきます。
展示はこれだけでした。
もっとリアルな展示も期待していたのですが、考えたら宇宙ミュージアムTENQの入館料だけで、特別料金を払っているわけでもないので仕方ないのかなと思います。
ただ個人的には少年時代に思いを馳せるとともに改めて「ウルトラセブン」という作品の奥深さを感じることができてなかなか充実した時間でした。
[つながる場所]
最後のエリアはトンネル0のように薄暗い回廊が続きます。
〇コトバリウム
宇宙に関係する様々な名言や格言が映像をバックに浮かび上がります。
アインシュタイン
「重要なことは疑問を持ち続けること。」
〇私の足跡
最後のスペースには面白い仕掛けがしてあります。
床に映った月の映像の中を歩くと自分の足跡が月面に浮かび上がって消えるのです。
来場日の刻印も映し出されるので、まさに自分だけの足跡を残すことになります。
この足跡は浮かんですぐに消えてしまうのでシャッターチャンスも難しい。
時間がたつと月のうさぎの映像が浮かび上がり、この時に月面を歩くとうさぎの足跡になって刻印されます。
他の人が来るまで何度も歩いて自分の足跡を楽しんでしまいました。
〇ちょっと宇宙でフォト
出口の手前のスペースには様々な記念撮影用の背景ボードが用意されていました。
これも一人だとどうにもならないのですが…。
アイスラッガーなどの撮影用の小道具も用意されています。
出口はそのまま売店に繋がっていました。
ちなみに企画展に合わせて「ウルトラセブン」関連の書籍やアクセサリーの他、ウルトラ警備隊のウルトラホークやポインターのプラモデルなども売っています。
今回は2時間ほどかけて回りましたが、すべての展示の観覧をするならば半日かけても楽しめるのではないでしょうか。