富山市内から高岡市へ~お盆旅行(12)~
富山観光ホテルは呉羽山温泉という事になっている。だが、大きな浴槽のお湯は循環で塩素消毒がしてあるので、温泉を実感できない普通のお風呂である。これはハズレだな~、と思っていたら源泉の湧水が汲みとって飲めるようになっているところがあった。この水は「美味い!」。立山、黒部の水と違って井戸水に近い懐かしい味がする。ペットボトルに汲んで飲んだが今まででも美味い水の一つだったように思う。
風呂の入口のあたりに観光ポスターが数枚貼ってあった。その中の一枚にふと視線が釘付けになってしまった。「国宝 瑞龍寺」。なんと高岡には大仏以外にこんな見所があるではないか!恐らくガイドブックには思いっきり載っているのだろうが、見過ごしていた。ライトアップされた外観の美しさに見とれてしまったのだ。これは明日是が非でも行かなくてはならないと思った。
ここのお土産コーナーは充実していて、結構品数も多くポイントを押さえているので、下手な土産物屋より効率的に買い物ができた。ここでも「鱒のすし」が紹介してあった。このホテルのお勧めは「吉田屋」。若い主人が精力的に伝統の味を守り、更に酢飯の米にこだわりを見せると言う嵐山光三郎さんのレポート記事(富山新聞)が紹介してあった。梨の飴やお菓子が置いてあるので、なんでだろうと思っていると、まさにこのホテルが立つ呉羽山の麓一帯は梨の産地でもあった。
夜中に外が騒がしいと思って窓の外を見ると、閉鎖していたプールに大勢の人が集まっている。その中の2~3人がプールに入って何やら叫んでいた。そう言えば先程賑やかな団体があって、呉羽中学校の同窓会が行われていたからその人たちかも。お調子者はどこにでもいるもんだ。
朝一番に鱒の寿司を買おうと思った(昨日午後には売り切れていたから)。駅前の青山本舗に行こうと思ったが、本日は日曜日でお店が休みである。オーマイガっ!そこで昨日ホテルの売店で見つけた「吉田屋」に行くことにした。ホテルを出て富山市内にむかう、路面電車が走る富山大橋を渡るとすぐ右手にお店があった。そこで、おすすめの「特選」1600円を買う。昨日新聞の記事に載っていた、あの若主人が応対してくれた。「もうこれが最後の一つです。」とな。まだ8時半だよ。
富山の薬売りは全国的に有名。その富山の薬売りの総本山的「広貫堂」の資料館へ行く。開館が9時だったので先程の鱒の寿司を食べる。鱒は上品な味付け、何よりも米がむちゃくちゃ上手い。鱒によって米の味が引き立ち、主役は米の美味さにあると言っても過言でないくらいだった。こんな鱒の寿司はこれまで食った事が無かった。ベリーグッド!
広貫堂の資料館でシアターをみる。富山の薬が全国的に有名になった理由や、富山の薬売りの置き薬の商法等がよく分かった。先用後利(病を治すのが先で、利益は後でよい)の考えは現代でも当てはまる普遍のものだと思う。医療に経済思想を導入しようとする、今の政治における自己負担増の考え方は全く以てナンセンスだと思った。サービスで無料ドリンクを頂いた。朝からドリンク飲んだら元気出すぎますよ。
ここの一押しの薬は「反魂丹」。腹痛に良いそうだが、お酒を飲む前に飲んだら悪酔いしないとか、食欲が無い時飲むと良いとか、色々用途がある様だ。
続いて池田屋安兵衛商店。ここも薬屋さん。丸薬製造体験ができると紹介してあったが、おっちゃんが一人でデモをしてくれただけだった。他に見るところもな薬とぶらぶら見ていたら、「この薬がお勧めですよ!」と店の人が言ってくる。見ると先程買った「反魂丹」ではないか!もう買ったんだよね~とは言えず。「ああそうですか。」時の無い返事をしたら、買う気が無いんだろうな、と思ったか相手をされなくなってしまった。
富山水墨美術館は外観がとても洒落ていて、その建物自体が美術品である。収録作品数自体は少ないので、水墨画よりも企画展示の柴田是真の漆絵(だまし絵)の方が印象に残った。水墨画では最後に見た下保明氏の絵は凡人には理解しがたいもので、こういう場合消化不良のようで何となくすっきりしないものが残った。芸術とは感動か難解かだと思う。
美術館の庭の芝生は綺麗だったが、それよりも裏庭にあった杉の木の方が気になった。幹の途中で何本にも枝分かれし、真っ直ぐ伸びている。人工的に作り出したものであろうが、どういう按配なんだろう。
富山市から高岡市に行く途中、射水市がある。ここに富山ブラックラーメンの「麺屋いろは」の本店がある。富山のラーメンと言えばスープが真っ黒な「ブラックラーメン」。これを食べずにはいられまい。予めカップラーメンの「富山ブラック」と言うので予習をしていたの大方どんな味かは予測できた。しかし、やっぱり本物は違うね。魚介系のダシがスープに効いていて、味は濃いが旨味があってスープは飲みやすい。でも塩分の取り過ぎはいかんから、最後は遠慮した。





















