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2012-02-24 08:00:00

コンサルタント冥利

テーマ:コンサルティング
   経営コンサルタントとして一番嬉しい瞬間
   それは「こちらの言った通りの展開」になることだ
   
   あるクライアントに第三者割当増資を推薦した
   外部の投資会社に自社株を割り当てし、増資を行うことだ
   資本金50百万円を100百万円にする増資だ
   
   第三者割当増資
   第三者が株主に入ることからアレルギーがある経営者も少なくない
   身内だけで良いじゃないか?   
   社長一族だけで良いじゃないか?
   なぜ外部の人間なんかに株を持たせるのか?
   全く意味がわからない

   プロのコンサルタントの意見はこうだ
   外部の投資家が株を持つというのはもの凄いことだ
   株は借金と違って、会社がポンコツになると紙切れになる
   だから、出資をする側はもの凄く慎重に審査するものだ
   実際に出資を受けるまで1年以上はざらにかかることが多い
   
   それに、外部株主がいる会社は信用力が高くなる
   外部株主がちゃんとした投資会社であればなおさらである
   理由は簡単だ
   身内や一族だけで固めている会社と第三者の監視の目がある会社
   あなたはどちらを信用するだろうか?
   これは、金融界の常識である

   ところがこの金融常識を知らない銀行員も多い
   私のように投資会社にいた経験がないとわからないのだ
   だから私のクライアントの増資の時もメイン銀行が反対した
   支店長が顧問先の社長に対して直談判しに来た
   「社長、今のままでいいじゃないですか?」
   「無理することなんかないですよ」   
   「会社を乗っ取られてしまいますよ」

   メイン銀行の支店長がこうまで言うので、社長も悩んでしまった
   投資会社を紹介したのも私
   投資会社の審査とか増資の手続きを進めたのも私
   銀行は反対しているが 
   社長は悩んでいるが
   プロのコンサルタントとして、社長にとっての最良策を進めた
   
   果たして結論は?
   社長は第三者割当増資を決意し、投資会社の稟議も決裁された
   すると、メイン銀行の支店長が血相を変えて飛んできた

   「当行にも出資させて下さい
    ○○会社の出資を受けれる会社は優良企業です
    だから、銀行にも出資させて下さい
    お願いですから、株を持たせて下さい」
   
   支店長が帰った後、社長にこう言われた
   「義煎さんの言った通りだったよ」
   本当に嬉しかった
   コンサルタント冥利に尽きるとはこのことだ

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