久々の専門のお話です。
前回、前回といっても実は、2006年の記事
なので、今頃ということになりますガ、ご容赦を<(_ _*)>
具体的に書くと、眼鏡を新調した時に、違和感の原因に「幾何効果、誘発効果」が発生することを書きました。
加えて、人の感覚的な要素で、錯視の原因と思われるのには、「SILO現象」があります。
SILO現象とは、Small In Large Out、小さい視物は近くに、大きいものは遠くにあるように感じる現象です。
でも、普通は、小さく見える方が、遠くにあるように見えると思えますが、人の感覚とはそう簡単なものでは無いようです。
また、大きさが分かっているもの、既知な物は、眼に映る網膜像が小さくなっても、そう小さく見えないと感じてしまう事を、「大きさの恒常性」といいます。
ですから、そんなに小さくは無いという思い込み「大きさの感覚補正」から、奥行きの知覚、距離感覚が影響を受けて、実際より近くにあるように見えてしまいます。
それで、普段見慣れた大きさの分かる物が、網膜像が大きくなると、実感覚より、遠くに見えてしまうのですね。
眼鏡のレンズは、その度によって、拡大縮小する光学効果のあるものですから、例えば、上方が大きく見えたら、壁が向こうに倒れたように見えたり、逆に下の方が拡大されたら、壁が自分の方に倒れこんで見えたりする訳でなんですね。