挑発的なタイトルに釣られて思わず購入、なかなか面白い、のですがー

かなり疑問な訳もちらほら、例えば上級編25番

Students who start their research projects,when confronted with the problem of proof,discover that the majority of the proofs that they may have criticized other researchers for failing to demonstrate are,in fact,extremely difficult to prove.

(訳)学生たちがいざ調査に取り組んで、証明の問題に直面すると、かつてほかの研究者たちの調査に欠如していると批判してきたであろう「証明」の大半が、実際には非常にむずかしいものであることに気づく。


証明の「欠如」というのは誤訳でしょう、証明になっていない、実証されていない、という意味にはとれなくなってしまいますから。「欠如」では証明らしきものまでない、ということになってしまいます。原文はfail to demonstrateがthe proofsを目的語にとっていて技術的に実証できていない、という意味ですから「欠陥」ならまだしも「欠如」は不適当でしょう、素直に「実証できていないと批判」もしくは「証明になっていないと批判」くらいの訳がよいかと。

しかしこの文難しいのかな、大学受験生でも、って思っちゃうんですけど。先行詞を目的語にとる動詞句が一呼吸遅れて現れるパターンは初めてみた時は確かに違和感あったけど大学受験用の参考書にも出てきますよね。ちなみにfail to というのは行う意思はあったのにできなかった、ということです。

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1.定義を叩き込む。
定義に戻って考える習慣は非常に効果的で理系科目では必須の常識です、しかしながら何故か高校以下では全く徹底されていないようで残念です。

2.記号の意味を自分の言葉で説明できるまで記号に慣れ親しむ。

3.定理や公式は自力で証明できるようにする。
応用問題の考え方や解法が凝縮されています。なお証明には複数の手法があることも多いのでとても良い勉強になります。

4.視覚化を考える。
これが数学なんです。目に見えない自然の法則を可視化するのが数学の役目です。またグラフや図を利用することで問題の意味が可視化されてすっきり、気持ちよく問題が解けるようになります。

5.好きになる。
「好きこそものの上手なれ」を現代語訳してみましょう、こそ+已然形の係り結びは「詠嘆」の意です。

6.自然さと自由さを尊ぶ。
これができればあとは「自」ずと上達するでしょう。

7.暗記に頼らない。
「わからないから暗記する」は禁忌です、確実に忘れます。常に新鮮な気持ちで問題にあたりましょう。
数学は一度理解してしまえば案外簡単でそのあと暫くはスラスラと学習が進むものです。わからなければそこで焦ってはいけません、立ち止まって考えるもよし、指導を仰ぐもよし、とにかくわかるための努力が必要です、暗記に逃げては絶対にダメです。



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岸田秀「性的唯幻論序説」

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心理学者や思想家の本なんて滅多に読まないのですが。

ある若者(といっても三十代)に勧められて読みました、まあ読み物としては面白いかな。


「本能の壊れた人類の男は基本的に不能な存在、しかし不能のままでは人類が絶滅してしまうから

本能ではなくて代わりに幻想としての性欲に頼っている・・・」なんてことが前提になってるんだけど。


俺に言わせればまったく逆、ヒトは原始の本能を持ったままなんだけど文明社会では本能のままに生殖していたら食糧も社会秩序も保てないから性欲を抑圧してるんだって、

絶滅どころかヒトが増えすぎたら社会が維持できないからしょうがなくエッチ我慢してるんだよ、ってことなんだけどね。


本能のままに行動したことない人は案外だまされちゃうのかな、アマゾンの書評なんかみても「目から鱗」なんていってる(おそらく)若者もいるし。


生物の個体の存在の第一の目的が生命の連続性の維持、つまりDNAの保存、でこの本能は亢進することはあっても簡単には岸田氏のいうように「壊れ」たりしない、発生学的にいっても。


だからヒトは文明社会の要請でこの本能を抑圧こそすれ壊してるのではないんですよ。

抑圧してるから妄想チックになって色んな変態行為が具体化することはあっても氏の言うような幻想に頼っている訳ではない。


まあ、ヒトの本能なめんなよ、ということが言いたいのよ。

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