東京 埼玉 臨床心理士のカウンセリング×プロ家庭教師の授業 えむ心理研究室です。

ご覧いただきありがとうございます。


今日は、受験直前にやる気が出なくなってしまった方のための記事です。


この時期になると、とても多くの生徒さんから同じ悩みがよせられます。

「受験直前なのに、やる気がなくなってしまった・・・」
「受験が不安で仕方ないと思っていたら、急にやる気が出なくなった・・・」
「昨日までバリバリ勉強していたのに、糸が切れたように集中できなくなった・・・」

受験直前にやる気が出なくなる理由は、生徒さん個人個人の背景によります。
また、その背景に応じて、解決策があります。


でも、「受験前にやる気が出ない」・・・そこに何か共通項があるのでは?


えむ心理研究室の臨床心理士は、精神分析学が専門です。

これまで、多くの受験生さんの多種多様な体験にご一緒させていただきました。
その中で、
受験前の心理について、精神分析的な理由付けができる・・・と思いました。


今回は、受験直前の「やる気が出ない」を、精神分析的に考察していこうと思います。


 <目次>
 受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 その1
 受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 その2
 受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 その3
 受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 その4
 受験直前にやる気を出す方法 ~精神分析学の立場から~


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受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 
 その1 自我の防衛機制「合理化」


受験直前にやる気が出なくなる状態を考えるとき、
精神分析的な理由のひとつとしてあげられるのは、

合理化

です。


合理化とは、自我の防衛機制と呼ばれる概念のひとつです。

自我の防衛機制は、自我が傷つかないために取るいろんな手段のことです。

その中でも、「合理化」とは、

現実が自分にとって都合が良くない場合、いろんな理由をとってつけて事実を見ないようにする

というものです。


受験直前にやる気が出なくなる受験生さんの中で、
受ける大学の難易度が、
「どんなにがんばっても受かるのが難しい」
あるいは
「すごくがんばれば受かる」
というようなとき、合理化が見られるのではないかと思います。


もし、不合格になったときも、
「受験直前にやる気がなくなって、勉強できなかったからしかたがない」
と現実を受け入れやすくなります。



受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 
 その2 疾病利得


また、疾病利得(しっぺい りとく)の概念も「合理化」に似ています。

「疾病利得」とは、病気になることでメリットを得ることです。

共依存状態のカップルや親子などによく見られます。


やる気がなくなってしまった受験生さんを例にとってみましょう。

「なんだかわからないけどやる気が出なくなってしまった」
 →「だから受験に集中できない。受からなくてもしかたない」
 →「病的なくらいやる気が起きなくなってしまったから、受からなくても責めないでくれ」

というように、
不合格になってしまった場合の言い訳や、
ご両親等から叱咤されることを回避するために「やる気が出ない」状況を利用する場合、
疾病利得的なケースだと考えられるでしょう。


このように、疾病利得的な行動によって、
現実を受け止めることを回避しようとする傾向のある受験生さんには、
病的なまでのやる気のなさが現れることが多いです。

また、身体に症状が出るタイプの不登校経験のある方は、
受験前に疾病利得的な行動が現れやすいです。



受験直前に「やる気が出ない」精神分析学的な理由 
 その3 対象喪失の回避


「対象喪失」は、精神分析学で非常に重要視されている概念です。

文字通り、「対象」を失うことをさします。

大事な人やものをなくしたとき、
人はさまざまな感情や思考にさいなまれます。

悲しみ、さびしさ、怒り、罪悪感、孤独・・・


このような感情が大きすぎると、「否認」することもあります。


対象喪失をなかったことにしたり、
対象を失わないように努力したりします。


この、後者の「対象を失わないように努力する」というのが、
受験前のやる気の出なさにつながっているのではないかと思います。


受験を、とても大きなゴールだと思っている場合や、
受験が終わった後の自分や環境をとても不安に思っている場合に、
「受験」という「対象」を失わないように努力してしまうことがありそうです。


受験には当然「受かりたい」と思っていても、
実は受かってしまうことに不安を抱いている人も少なくありません。


「第一志望に受かったら、家を出て一人暮らししなければならない」
「親元を離れて自活していけるか、不安」

・・・そんな思いが心の奥にあるときには、
対象喪失の回避のための「やる気のなさ」が受験前に起きる可能性があります。


しかし、対象喪失の回避行動は浪人という現実につながってしまかねません。
浪人するのは嫌だけれどそれでもやる気のなさという回避行動が起きている場合は
それだけ、無意識の奥のほうに

「まだまだ親に甘えていたい」
「新しい環境で失敗するのが不安」

といった心境が隠れているのかもしれません。



受験直前にやる気を出す方法
 ~精神分析学の立場から~


精神分析学は、とにかく「心を掘り下げていく」学問です。

その奥深さと、個人的かつ非科学的(と感じる人もいる)要素から、
精神分析学は、学問というよりは、哲学や文学として語られることもあるほどです。


そんな精神分析学の立場から、
受験前にやる気を出す方法を考えるなら・・・


「自分を見つめること」


これに尽きます。


やる気が起きなくて、ぐったりしているとき、
自分を見つめてください。
心の声を聴いてください。

そこから、何か新しいものがつかめるはずです。


これまでにあげた「受験前にやる気が出ない 精神分析的な理由」は、
自覚することで一歩解決に踏み出せます。


「不合格で傷つくことを想像以上に恐れていた。合理化の傾向があるかもしれない」
「不安感から逃れようとしていたかも。対象喪失からの回避かもしれない」

・・・こんなふうに、自分の心の中にある「可能性」を、探ってみてください。


どんなに弱い面が見えても、大丈夫。

弱い面を自覚すれば、強くなるための道が見えます。



そして、「考えすぎないこと」も大事です。


受験直前に、自分自身をとことん見つめようとするなら、
それも回避行動の一種かもしれません。


今は、理由がなんであれ、やる気をなんとかふりしぼって、ラストスパートしてください。
ラストスパートが必要ないと感じられるなら、少しでも気を楽にして、心身を休め、試験に備えてください。



応援しています!!!



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加筆修正:2016/12/27







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