東京 埼玉 カフェカウンセリング・訪問カウンセリング・オンライン心理療法の えむ心理研究室です。

 

今日は、「カウンセリングを受けることで親との関係は良くなる?」という質問にお答えします。


 

 

 

Q.カウンセリングを受けることによって親との関係は良くなりますか

 

A.良くなることが多いです。

 

子どもさんが思春期以上の年齢であれば、カウンセリングによって子どもさんの心が安定し自信がつき、親との関係をより冷静に客観視することが可能になります。

 

親子関係を客観視することが出来るようになると、お子さん側としては、親にがむしゃらに反発したり親に対して過度に感情的になったりすることが減ります。

 

親御さんの愛情や子育て観、社会性が健全なものであれば、悩みを抱いたり心が揺れたりしているお子さんでも、カウンセリングによって悩みに対処できる力がつき心が安定してくるとともに、親の気持ちを理解しようとする優しく大人な心を身に着けることが出来ます。

 

そのため、子どもさんがカウンセリングを受けることによって基本的には親子関係が良くなるケースが多いです。

 

 

ただし、子どもさんの年齢や状態によっては、親子関係になかなか変化が見られないケースもあります。

 

子どもさんが親に理解を示したくない気持ちが強い場合や、お子さんが親の気持ちを察するまでに至っていない場合、またお子さんに非常に強いストレスや親からの圧力を感じている場合は、親子関係の改善までは長い道のりが必要になります。

 

また、このようなケースの中には、親子関係の改善のためには親御さん側の努力も多く必要になってきます。

 

 

一方で、親御さんからすると「うちの子、カウンセリングで悪化しちゃったんじゃないかしら」と思えるケースもあります。

 

これは、子どもの心の成長を親御さんが本心では望んでない場合や、子どもがカウンセリングを受けることによって親の言うことを聞くようになるというふうなカウンセリングの効果に対する自己愛的な誤解や思い込みをしている場合によく見られます。

 

 

カウンセリングによる状態の悪化について補足しておきますと・・・カウンセリングで悪化することは、カウンセリングが適用できないくらいに病態水準の重い方を除けばほぼありえません。
相談者さんとカウンセラーの間で心理的な信頼関係を築けていて、相談者さんが自身の課題を自覚出来ていれば、確実にカウンセリングによって相談者さんの心は安定し生きやすくなっていきます。

 


以下に、「子がカウンセリングを受けることで親との関係が良くなりやすいケース」と「子がカウンセリングを受けても親との関係があまり良くならないケース」をまとめました。
参考にしていただければ幸いです。

 


子がカウンセリングを受けることで親との関係が良くなりやすいケース

まずは、お子さんがカウンセリングを受けることで親との関係が良くなりやすいケースをお伝えしていきます。

 

 

子がカウンセリングを受けることで親との関係が良くなりやすいケース
その1 親も親自身の問題を自覚している

 

親御さんが、「子どもだけでなく自分にも問題がある」と自覚している場合は、お子さんのカウンセリングの効果が出やすくなります。

 

子どもさんの自責感が軽減されますし、親御さんが反省している姿を見て子どもさんも自然と内省するようになってきます。すると、カウンセリングによって心や関係性を洞察しやすくなり、自信もつきやすくなります。

 

また、親御さんが自身の問題を自覚していると、カウンセリングによって子どもさんの心が安定し自信がついてくることを、親御さんが素直に喜んでくれます。
自身の成長を喜んでくれる親がいることは、子どもさんのカウンセリングに対するモチベーションにもつながります。

 

親御さんが問題を自覚している場合には、親御さん自身が親子カウンセリングや個人カウンセリングを希望され、親子双方で心や関係性を見つめていく流れになることも多々ありますので、さらなる相乗効果があらわれます。


子がカウンセリングを受けることで親との関係が良くなりやすいケース
その2 親がカウンセリングの効果を理解している

親御さんがカウンセリングについて偏見や思い込みが少なく、カウンセリングの効果を理解してくださっている場合も、お子さんのカウンセリングの効果が出やすいです。

 

カウンセリングを受けるとお子さんがどうなっていくか、親御さんがわかっていると子どもの変化を親御さんが受け止めやすくなります。

 

カウンセリングによって良い変化を遂げていく子どもさんを親御さんが受け止めきれないと、子どもさんの状態は停滞してしまう可能性があります。

子どもさんが、「親に迷惑をかけないようにしよう」と気を遣ってしまうのです。

 

親を傷つけてまで自分が成長することを許せないお子さんもいるのです。
(もちろん、子どもの健全な成長によって傷つく親は、親に問題があるわけですが・・・)

 

そのようなわけで、親御さんがカウンセリングに理解があればあるほど、親子関係は良くなりやすくなります。

 

子がカウンセリングを受けることで親との関係が良くなりやすいケース
その3 適度に両親の仲が良い

両親の仲が普通に良いおうちも、お子さんがカウンセリングを受けたときに親子関係が良好になりやすいです。

 

両親の仲がわるいと、どうしても親御さんのどちらかが、お子さんとの関係を強めようとしてしまいます。
夫や妻と築くべき精神的な関係を、子どもと築こうとしてしまうのです。
それは適切な親子関係ではないので、お子さんは子どもの立場を全うできずに苦しむことになってしまいます。

 

カウンセリングでは、子どもさんに、子ども本来の役割を気づかせます。
お父さんやお母さんの代わりをしなくてもいいんだ、ということに気づいていきます。

その際、両親の適度に仲が良ければ、お子さんはすんなりと「子ども役割」を再獲得できます。さらに、良質な親子関係の再構築に進めます。

 

しかし両親の仲がわるく、お父さんお母さんのどちらかがお子さんの「子ども役割」をよしとしていなければ(たとえ無意識にでも)、お子さんは「子どもなのに子どもじゃない」がんじがらめの状態が続いてしまうでしょう。

 

 

子がカウンセリングを受けても親との関係があまり良くならないケース

子どもさんがカウンセリングを受けても親との関係改善があまり期待できないケースをご説明します。

 

 

子がカウンセリングを受けても親との関係があまり良くならないケース
その1 親が自己愛的である

親御さんが自己愛的な親ですと、子どもさんがカウンセリングを受けても親子関係はあまり良くならない可能性があります。

 

自己愛的な人は、自分中心にしか物事を考えられません。それは、自分の子どもに対しても同じです。
子どもが自分の言うことを聞く場合にだけ愛情を注ぐ(この場合の愛情も偏りがあり問題のある愛なのですが)親ですと、カウンセリングによる子どもさんの自我の成長を快く思ってくれません。

 

自己愛的な親御さんにも、いろんなタイプの人がいます。
たいていの人は、カウンセリングによる子どもさんの変化を渋々受け止めます。
カウンセリングの効果をまったく理解しない人もいます。
「カウンセリングを受け始めたら子どもがいうことを聞かなくなった」として子どもさんに失望し、その失望を子どもさんにわかるように伝えてしまうケースもまれにあります。

 

いずれの場合でも、子どもさんは、親御さんに理解されないことに傷つきつつも、親御さんと真の意味で向き合うことは難しいんだ・・・という「前向きな諦め体験」を通して自立していきます。

 

親御さんが自己愛的だと、親子関係の改善は難しいケースになることが多いですが、親子関係の改善が難しいからといってお子さんの心のケア・強化をおろそかにしていると、親の自己愛にとりこまれて自信喪失状態もしくは逆に自己愛的な状態になり、結果として適切な社会生活を営むのが難しくなってしまうこともあります。

 

また、なぜかというかやはりというか、自己愛的な親御さんのお仕事は自営業であることが多い傾向にあります。
仕事でも、自分の思い通りに動く駒として子どもさんを(無意識に)利用するケースも多くみられます。

 

子どもさんは、自分のしたいことがあったり、本当は親と一緒に仕事などしたくなかったりしても、親の仕事を手伝ったり継いだりしてしまい、気づいたらすでに職業人として自分らしく生きるのが難しくなっていた・・・というケースは非常に多いです。

 

子どもさんの立場にいる人が、自活していける年齢もしくはもう数年我慢すれば自活していけるようになる年齢であれば、カウンセリングを通してでもほかの方法を使ってでも、とりあえず家を出て自立して歩んでいける力やスキルを育てておくようにお勧めしたいです。


子がカウンセリングを受けても親との関係があまり良くならないケース
その2 親が子どもの自立を望んでいない

親が、実は子どもさんの自立を望んでいない場合にも、子どもさんがカウンセリングを受けることによる親子関係の改善が見込めないことがあります。

 

子どもさんの自立を望んでいない親御さんは、はた目には非常に子ども思いで教育熱心な人であることが多いです。

しかし、そのような親御さんが子どもに心血を注ぐのは実は子どもを思い通りにしたいという気持ちが働いているケースもままあります。

 

このようなおうちでは、せっかくお子さんがカウンセリングで自立心を育てていても、親御さんが毎日子どもさんの自信を失わせるような言動をして、親子関係が良くなるどころか子どもさんの発育にすら悪影響が出ることがあります。

 

このようなケースにおいても、子どもさんがある程度物心ついて「うちの親、おかしい」と思ったら、下手にぶつかり合おうとするよりも積極的に自立心・自活力を育てていくことをお勧めします。

 

子がカウンセリングを受けても親との関係があまり良くならないケース
その3 子に「親責的」な気持ちを変える気がない

子がカウンセリングを受けても親との関係があまり良くならないケース、その1とその2は親御さんに問題があるケースをお話ししてきました。

 

カウンセリングをしても親子関係が良くならない場合で子どもさんに問題があるケースというのはあまりないのですが、まれに、子どもさん由来の問題でカウンセリングの効果が出づらかったり親子関係の改善が進みづらかったりすることがあります。

 

それは、子どもさんが過度に他責的・親責的であるケースです。


「自分に原因があるかもしれない」もしくは「結局は自分でなんとかするしかない」という前提で、これまでの生活や今の状態を見つめ直せる人は、カウンセリングの効果が出やすいですし、親子関係の改善にも積極的に取り組むことが出来やすいです。

 

しかし、「自分が今のような状態なのは親のせい」「親の影響で本当にやりたいことができない」と言い切ってしまう人は、そもそも、そのような親責的な考え方を変えていく必要が出てきます。
親子関係を変えていく以前の・・・かなり以前の問題です。

 

確かに、親御さんの育て方や幼少期の生育環境のために、人生がくるってしまった・・・という面もあるでしょう。
それでも、生きていくのは自分自身です。

 

親のせいだと考えるのは自由ですし共感もしますが、「親が変わらなければ自分も変わらない」「親のせいだから自分では何もする気がない」という感覚が強い人は、何というか、御しがたい面があります。

 

自己中心的で独善的で、苦労しているのは自分だけだという感覚。
親御さんと似てしまったのかもしれません。そして、それに気づけないのかもしれません。

このようなお子さんのカウンセリングは、親責的な面を自覚していくことから始まります。

 


以上、よくあるご質問「カウンセリングを受けることによって親との関係は良くなりますか」への回答でした。
寄り道も多くしてしまった気がします。失礼しました。

 

 

ご覧いただきありがとうございます。

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心理療法・カウンセリングの えむ心理研究室です。

ご覧いただきありがとうございます。

 

 

週刊女性様(主婦の友社)の取材を受けました。

 

「週刊女性 2016年5月31日号」に

えむ心理研究室室長のコメントが掲載されています。

 

 

ネットでも記事をご覧になれます。

 

行きすぎたしつけが原因か 15歳少女母親絞殺事件、わが子を追いつめる危険なNG言動

 

専門家に聞いた わが子を追いつめる危険なNG行動「両親の不仲を見せる」

(いずれも週刊女性PRIME)

 

 

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【質問】

このブログ、なぜURLに「culture」って入ってるんですか?

Culture Clubが好きなの?

 

 

【お答えします】

このブログのURL、http://ameblo.jp/m-f-culture

 

カルチャーと入れたのは、別にCulture Clubのファンだからではありません。

 

洋楽は好きですし、

カーマは気まぐれ」のPVも好きですし

♪カ~マカマカマカマカマカミ~リ~オ~ン♪…と、

たまに頭の中に浮かんで鼻歌も歌いますが

超ファン!ってわけではありません。

むしろ超好きなのはGuns N' RosesとかAerosmithとか・・・

 

 

閑話休題。

 

 

このブログは、親子や家族に関しての情報を発信するブログです。

 

えむ心理研究室は、家族は、文化だと考えています。

 

家族は、社会の最小単位。

社会には、たくさんの文化があり

人間は必ず複数の文化の影響を受けています。

 

文化は、意識的にも無意識的にも作用します。

文化に好意を持っていればその文化から逸脱しないように行動するし、

文化に猜疑心を持っていてもそこから抜けようとするときには罪悪感を覚えます。

 

普段は、そこからの影響なんて考えもしないけれど、

意外と、大きな影響を受けているもの。

それが文化です。

 

・・・これって、

家族にもまるっきり同じことが言えると思うんです。

 

 

えむ心理研究室は、

子どもが初めて体験する文化=家族だと考えています。

 

 

そのため、URLに「culture」をつけました。

 

 

ちなみに、cultureの前の2つのアルファベット

m は 研究室の名称「えむ」に、

f は 家族(family)のfに由来しています。

 

 

名は体を表すといいますが、

このURL、結構気に入ってます^^

 

 

お読みいただきありがとうございました。

 

 

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