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短編小説です!
夏というとこでホラーな感じで書いてみました笑
初めて書いたからあんまり怖くないかも(^^;

では〜どうぞ〜



ーーーーーーーーーーーーーーー






なぜあそこの席だけ空いてるの?


休み?


それともただ置いてあるだけ?


そもそもなんで置いてあるの?


いつも置いてあるだけの空席の席、気にも留めなかったのに急に気になった



理佐「あそこの席って誰かいたっけ?」


親友の織田に聞いてみた


織田「ん?え…あぁあそこは永遠に空席だよ?」

理佐「どういうこと?」


織田「あそこは…5年前に交通事故で亡くなった少女の席なの…あそこに座った人は…呪われるんだって⁉︎」


理佐「…なにそれ笑都市伝説かなんか?笑」

織田「ま、そういうところかなー?笑本気にしないで?笑ただのヤンキーが休んでいるだけだから笑」

理佐「そうなの?」


織田「さぁ?そういう噂もあるけど実際の所、何が本当だか誰もわからないんだよね?…でもあんまり近くづく人はいないかな?」


理佐「そうなんだ」


変な噂が広がって、それを本気にしている人が多いのかもしれない



あそこの席はなぜ空いてるのか、真実はすぐにわかった



この日は台風が近づいてくる日だった
予報では上を通過すると言っていたのに予想はハズレ

巨大な台風がこの学校に直撃してきた


すぐに生徒たちは家に帰された


雨も次第に強くなってきた


理佐「もっと酷くなりそうだね」

織田「早く帰ろ!絶対ヤバイよ!」


理佐「そうだね」

理佐はバックを片手に靴を取るとある事を思い出した

理佐「ヤバ…教室にケータイ忘れた…」

織田「ウソ⁉︎」

理佐「ごめん、ケータイ取りに行くから先に帰ってていいよ」

織田「大丈夫なの?」

理佐「すぐだから大丈夫だよ」

織田「そっか、わかった気をつけね?」

理佐「うん、じゃまたね?」


織田と別れた理佐は教室へと向かった

向かう途中、大きな雷が落ちた




ゴロゴロー!!!





理佐「ッ…」

落ちたと同時に電気が全て消えた


理佐「暗っ…」


まだ夕方にもならないのに夜のように辺りが暗い

これは先生達も大騒ぎだね笑


そんな呑気に思っていた理佐だが、あることに気がついた


ザァザァ…


雨の音以外、人の声や車の音、1つも聞こえない

これには恐怖を感じる理佐


理佐「…早く取って帰ろ」


ガラガラ…

教室のドアを開けて自分の机に向かう


理佐「……あった!はぁ…よかった…」


ケータイあると何かと便利だし手元にないと不安になるからあってよかった




さっ、さっさっと帰るかなぁ…


するとまた大きな音を立てた雷が落ちた




ピカッ…ゴロゴロ!!!





理佐「キャッ…‼︎」


突然、雷が落ちたからびっくりした


理佐「ッ⁉︎」



びっくりしたのはそれだけじゃなかった




あの空席に………誰か座ってる……


雷の光でうっすら顔が見えるけど誰だか見当がつかない


理佐「だれ…そこにいるの…」


……



理佐の問いかけに対して一言も喋らない


理佐は恐る恐る、近づいた
そして理佐は本物かどうか確かめるために手を伸ばした


理佐「……あ、人じゃん」



謎の人物に触れることができた
この人は幽霊じゃない、これだけは確かだ

それを知ったら安心して肩の力が抜けた




?「勝手に触んな」


理佐「ッ⁉︎」


理佐は謎の人物から距離を置いた

謎の人物が突然喋ったからそれに驚いて体が勝手に動いた


理佐「……あんた何者?そこで何してる?」


?「それはこっちのセリフだから」


顔だけが見えないまま会話が続いた


理佐「幽霊…?」


幽霊じゃないか一様確認してみた


?「……アホか?」


理佐の問いかけに対して一言だけを返した

理佐はとりあえず幽霊じゃないと解釈した


理佐「はぁ…あっ」


理佐はいい事を思いついた
持っているケータイをつけ、光をその人を向けた


?「眩しいんだけど」

理佐「へぇ、案外可愛いじゃん笑」

?「ッ…うるせぇ」


ここで初めて顔を見た
この人は一言でいうと、猫っぽい?


理佐「私、渡邊理佐、あなたの名前は?」

?「……志田愛佳」

理佐「愛佳ね、こんな所で何してるの?」

愛佳「別に…1人になりたかったから」

理佐「ふーん、でも早く帰らないと台風が来るよ?」


愛佳「もう来てる」


理佐「…え⁉︎」

理佐は外を見るが、悲惨な状態だった
川の水は溢れ、風は吹き荒れ、家の屋根が何件か吹き飛んでいる


理佐「これじゃ帰れないじゃん」

愛佳「……」


帰れないとわかった理佐はあっさり家に帰るのを諦めた

今、帰った所で生きて帰れる自信ないし、ここにいた方が安全な気がしたから

それに私1人じゃない


安心したらある疑問が浮かんだ


理佐「それよりなんでそこの席に座ってるの?」

愛佳「ここ、私の席」


理佐「そうなの?」

愛佳「なんで嘘つく必要あるの」


理佐「だってずっと空席だったじゃん?てかずっと休んでたの?」

愛佳「……休んでない、ずっと来てた」

理佐「え…?」


この時、理佐は織田が言っていたことを思い出した


この人…もしかして…




理佐「ッ…」


理佐は後ろへと後ずさりした


愛佳「今ここを出ても帰れないよ」

理佐「ッ…」


何者なんだ…
冷徹な感じ…でもちゃんと触れられた

人間のはず…幽霊じゃないはず…


理佐「ねぇ、同じクラスなのに1度も会ったことなかったよね?」


愛佳「……そうかな」

理佐「……」


愛佳「見ようとしなかっただけじゃないの?」

理佐「え…?」


愛佳「私を幽霊だと勘違いしてるみたいだけど普通の女子高生だから」


理佐「そう…」

愛佳「それより早く電気消してもらっていいかな、明るいの嫌いなんだけど」

理佐「あ、ごめん…」


理佐はケータイのライトを消した


理佐「これだと顔が見れないんだけど、」

愛佳「私的にそっちの方がいい」

理佐「あっそ…」


それからしばらく無言が続いた


理佐「ねぇ、先生達のところに行かない?多分1人くらい残ってると思うし」

愛佳「…なんで?別にいいじゃんここにいたって、行ったって変わらないよ」

理佐「いや、でも…流石に…ねぇ…」


外を見ると川の量が増えてる家が水没しかけてる…

愛佳「ここにいる方が安全だよ、それより何?私じゃ信用が薄い?」

理佐「まぁね」

愛佳「はぁ、はっきり言う奴だな」

理佐「だって不気味だし、だってそこの席って呪われるんじゃないの?」

愛佳「なにそれ笑都市伝説かなんか?笑」

理佐「私の友達が言ってたの!」

愛佳「そう笑」


初めて笑う姿を見た
無邪気に笑う姿を見てなんだか安心した


理佐「ッ…なんか寒くない?」

愛佳「別に」

理佐「そう…」


突然、辺りが寒くなった


理佐「ねぇ隣行ってもいい?」

愛佳「……無理」

理佐「いや、ガチで寒いんだって」

愛佳「こっちくんなよ!」

理佐「無理無理!」


理佐は寒さのあまり愛佳にくっついた


理佐「あったかい…本当に幽霊じゃないんだね?」

愛佳「まだ信用してなかったのかよ…」

理佐「ごめん笑」

愛佳「たく…」

理佐「はぁ…早く帰りたい…」


まぁ外は帰れない状態だし、今日は教室に泊まることになるかなぁ…



愛佳「……」


理佐「愛佳はさ?……ッ⁉︎」


ベチョ…


理佐「なにこれ…」

愛佳「どうした?」

理佐「これって…」


理佐はケータイのライトを自分の手にかざした


これって…血…だよね…

どこから?

私の…じゃない…じゃ…愛佳…?


理佐は愛佳の方にライトを当てた


愛佳「ッ⁉︎…眩しいから」

理佐「ッ……」


バッ!!!


理佐は愛佳から離れた


愛佳の額から血が流れてる…


額だけじゃない、膝や腕、無数に血が流れてる…


理佐「愛佳⁉︎痛くないの⁉︎」

愛佳「え?なにが?」


本人は気づいてない

見えてるのは理佐だけ、理佐は恐怖を感じた


もしかして…織田がいってた交通事故で死んだ少女って…愛佳のこと…?

まだ交通事故かわからないけど、この大量の血を流しといて生きてるはずがない


理佐「ッ…愛佳…あんた…死んでるよね…」

愛佳「……死んでない」

理佐「じゃなんなの‼︎この血は!それになんでこの空席に座ってるの!ここは……死んだ人の席なんだよ!」

愛佳「ッ……違う‼︎違う‼︎違う‼︎」

理佐「愛佳はずっと1人で誰にも気付かれずに座ってたの?そんなのおかしくない?」

愛佳「違う‼︎私は…生きてるんだ…‼︎」


理佐「ッ……1人になりたかったなんて嘘なんだよね?」


愛佳「ッ…」

理佐「愛佳は気づいて欲しかっただけだよね?…忘れて欲しくなかったんだよね?」

愛佳「ッ…うぅ…うわぁぁぁ…」


愛佳は何かを弾けたように泣き始めた


誰もいない、そこにいたって…
気づいてもらえない…
ただ、愛佳は見つけて欲しかった


自分が死んでいることを信じられなかったんだ
だからずっとここに居続けてるんだ


理佐「愛佳…ちゃんと見つけたから…愛佳のこと忘れないから…だから安心してよ」


愛佳「うぅ…ぐすん…」

理佐「大丈夫、愛佳は1人じゃないから」

愛佳「あり…が…ど…う」


そう言って愛佳を抱きしめた
確かに愛佳はここにいる、けどもう存在しない




チュン…チュン…


理佐「うっ…ここは…」


理佐は気づいた時には寝ていた


理佐「あれ…愛佳?」


愛佳がいない、それだけじゃないあの、席がない
だが、驚くべきはそれだけじゃなかった


外を見ると川の水が、今理佐がいる3階の所まで達していた


家にいたらどうなっていたのか…
みんな無事なのだろうか…


もしかして私だけが生き残ってしまったのだろうか…




理佐「ッ……ハッ⁉︎」




理佐は忘れてはいけない事を思い出した







愛佳と会う数時間前、あの…空席に座っていたことを………







理佐は忘れていた…










織田(あそこに座った人は…呪われるんだって!)







理佐「うそ…でしょ…」













                                              おわり
















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