DOCTOR STRANGE | 応様と私の魅酒乱

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  観ようと思って観た映画ではない。

 時間と割引券があって、私はシネコンに居た。ほとんど誘い込まれるように劇場に入った。

 予備知識ゼロである。ポスターとTVCMから、マーベルが医者を主人公にした新シリーズを作ったらしい、ということだけ知るにとどまる。

 

 マジカルな話だ。主題も映像も、とても魔術的である。

 天才的な医者は、事故に会い、それによってもたらされたハンデを克服するためにネパールのカトマンズで修行する。

 もう三十年以上前のことであるが、拙者はカトマンズに居たことがあるので、おおあそこか! などど感慨が深い。

 

 かくて主人公は、時空を操る術を身に着けるのである。

 白にしろ黒にしろ、魔術とは、時空を操る超能力で、これを手中にしたらある意味最強と云っていい。

 アイアンマンやキャプテンアメリカは、この世界のヒーローに過ぎず、あの世界のヒーローでもある魔術師=Dr.ストレンジと同じ土俵に立つことはできないのではないのかと観劇中思った。

 それでもこのニューヒーローは、アベンジャーズの世界に居るみたいだ。

 

 それにしてもカンバーバッチ、完全に役に嵌っている。ヒュー・ジャックマン以外の役者がウルヴァリンを演じることが出来ないように、カンバーバッチ以外の役者がドクター・ストレンジを演じることはたぶん出来ない。

 

 偶然のようにして観た映画ではあるが、観てよかったと思う。

 

 

 


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