ぼくの大切なともだち (完全受注5,000本限定生産) [DVD]
¥3,744
Amazon.co.jp


(2006)



製作国 フランス


出演 ダニエル・オートゥイユ (フラク・コスト/古美術商)

    ダニー・ブーン (ブリュノ/タクシー運転手)

    ジュリー・ガイエ (カトリーヌ/フランクのビジネスパートナー)

    ジュリー・デュラン

    ジャック・マトゥー

    マリー・ビレ

    エリザベート・ブールジーヌ

    アンリ・ガルサン

    ジャック・スピエセル

    フィリップ・デュ・ジャネラン


監督 パトリス・ルコント




【ストーリー】

美術商のフランソワは、自分の誕生パーティの席で思いがけない事実を突きつけられる。

出席者が口を揃えて、フランソワには親友がいないと断言したのだ。

反発するフランソワはビジネスパートナーであるカトリーヌの挑発に乗って、

10日以内に親友を連れてくるという賭けをしてしまう。

もし出来なければ、20万ユーロで落札したばかりの大切な古代ギリシャの壷を手放す事態に。

さっそく自分が親友だと思っていた人たちを訪ねて回るフランソワだったが、

自己中心的な性格が災いして結局誰からも相手にされずじまい。

途方に暮れるフランソワは、ふとしたきっかけで出会ったタクシー運転手のブリュノに

どうすれば友達が作れるのか教えを請うのだったが…。


【感想】

先日「あるいは裏切りという名の犬」という映画を見た。

それが面白かったので、同じ人が主演している映画を探したところ、この映画と出会った。


10日間で親友を見つけるとか、笑えるコメディなんだろうなぁと思って見たのだが、

色々考えさせられたし、最後の方では涙もジワッと出てしまった。


フランソワは、誰も信用せずに、無関心。

別にそれが悪いことだと考えたこともなかったし、気づきもしなかったが、

実は周りの人たちを傷つけてきた。

ある年、自分の誕生日パーティの前にお葬式に出かけたのだが、その列席者は7人。

記帳してくれる人もいない。

かなりの嫌われ者だったらしい。

その話を自分の誕生パーティに集まった人に言ったところ、

「あなたのお葬式はそれ以下よ。きっと誰も出席しないわ。」と共同経営者に言われてしまう。

今月中(つまりあと10日しかないらしい)に親友を紹介するという賭けの始まりはコレだった。


さて、ここで考えさせられた。

私のお葬式には誰が来てくれるのかな?って。

自分には親友だと言える友人はいるのだろうか?って。


たまたま何度か乗り合わせたタクシーの運転手、ブリュノと知り合ったフランソワ。

ブリュノは、誰とでもすぐに仲良くなれる才能を持っている。

愛想が良く、親切で、優しいブリュノ。

クイズ番組が大好きで、雑学王でもある。

フランソワは、ブリュノの「誰とでもサラッと仲良くなれる才能」を羨ましがり、彼に付いて、

友だちの作り方を教えてもらうことになる。


ちなみに、ブリュノはフランソワとは逆で、誰のことも信じて、裏切られ傷つくタイプ。

全く正反対の二人が、ともに数日を過ごすことになる。


映画の中に出てきた文があった。

子どものころから実家の本棚にはあったくせに、未読の「星の王子様」の一節らしい。


 「君にとって 僕は沢山いるキツネの1匹

   でも 互いになじめば 大事な存在となる

     君は僕の たった1人の人

       僕は君の たった1匹のキツネ」


何歳になっても人とキツネは出会うことができるのかな?

私も自分だけのキツネに出会いたいと思った。



【俳優紹介】

ダニエル・オートゥイユは、「愛と宿命の泉 PART1/フロレット家のジャン」「愛を弾く女」「八日目」

「橋の上の娘」「あるいは裏切りという名の犬」「隠された記憶」


ダニー・ブーンは、「戦場のアリア」



お勧め度 ★★★★☆





ランキングに参加してます。バナーをポチッと応援お願いします。


にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ にほんブログ村 映画ブログ 映画DVD・ビデオ鑑賞へ


携帯の方は下のリンクから、よろしくお願いします。

ブログ村 映画ブログ





ぼくの大切なともだち
¥4,252