ベルの映画レビューの部屋

大好きな映画を紹介する自己満足&覚書ブログ(2005/09/01作成)


テーマ:
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
ガタカ   (1997)

出演 イーサン・ホーク (ヴィンセント・アントン・フリーマン/ジェローム・モロウ)

    ユマ・サーマン (アイリーン)

    ジュード・ロウ (ジェローム・ユージーン・モロウ)

    ゴア・ヴィダル (ジョセフ)

    アラン・アーキン (ヒューゴ・コールドスプリング)

    ローレン・ディーン (アントン・フリーマン)

    アーネスト・ボーグナイン (シーザー)


監督 アンドリュー・ニコル


製作 ダニー・デヴィート

    マイケル・シャンバーグ

    ステイシー・シェア



【ストーリー】

遺伝子工学が発展した近未来。社会は遺伝子の優劣においてのみ人間の才能を判断していた。

そのため、新生児は受精段階において遺伝子操作を行われ、

遺伝子的に優秀な人材のみに選別されていた。

そんな中、遺伝子操作をされることなく生まれてきたヴィンセントは、

出生時に約30年の寿命と診断され、生まれた時から将来の見込みがない子供として育つ。

やがて、ヴィンセントに遺伝子操作を受けた優秀な弟ができる。

しかし、兄でありながら遺伝子の優れた弟には何をしてもかなわず、

希望の無い生活を余儀なくされた。見せ付けられる差。

やがて、ヴィンセントは宇宙飛行士を夢見るようになるが、

その夢も劣性の遺伝子のため尽く断ち切られていった。

しかし、そんな環境においても夢を追い続けたヴィンセントは、ある日、

ずっと勝てなかった弟との度胸比べに勝ち、家を捨てて一人旅立つ。

職を転々しながら下級クラスの生活を送った末、

宇宙飛行士の施設“ガタカ”の清掃業についたヴィンセントは、ある日、闇業者の手配により、

事故のため身障者となった元エリートに偽装し、“ガタカ”にエリート社員として潜り込む。

しかし、そんなある日、ヴィンセントの正体を疑っていた上司が殺害され……。



【感想】

肌の色や生まれで人を判断するのではなく、「遺伝子」で人を判断するようになる近未来。

生まれる前から人間の行く先を判別し、分類してしまう。

自然にまかせて生まれた子供は「神の子」と言われるが、生まれてすぐの血液検査により

「暴力的傾向が○○%あり、30歳までに心臓疾患により死亡する可能性○○%・・・・・・」

などなど、既に「エリート」になれるか、「不適正者」として生きていくかを決められしまう。

人間の「努力」など、何の価値もない。

いくら努力して素晴らしい成績を収めたとしても、血液検査により遺伝子が悪いことがわかれば

その成績はなかったことになってしまう。

アメリカンドリームは一体どこに行ってしまったの?というこのストーリー、

世間に否定された可能性に賭ける主人公ヴィンセントの努力が

とても切なく感じた。

なんとなく淡々と終わるラストが、やはり切なく、ジワッと涙が出た。


ジュード・ロウのイメージは、プライドの高い男。

この映画で演じるユージーンも半身不随でありながら、プライドは高い。

しかし心は「不適格者」と生まれながらにして決め付けられたヴィンセントよりもか弱い。

君はエリートだ、最高の文句のつけようのない遺伝子を持っていると言われ育ったユージーンは、

挫折に弱い。


イーサン・ホークのイメージは、物静かで繊細そうに見えて、実はしっかり先を考え

行動をする、計算高い男という感じ?

「テイキング・ライブズ」のせいで、こんなイメージになってしまったのだとは思うが、

この映画でも、不適格者の烙印を押されて育ったにも関わらず、それを覆そうとする男の役。

やっぱり計算高そうな・・・・そんな気がしない?


二人の俳優は、外面と内面が全く違う、そういう役をこなしていると思った、

イーサン・ホークの繊細そうな顔も好きだが、実は傷つきやすそうなジュード・ロウがいいなぁ~

などと思いながら見ていた(笑


ところで、ヴィンセントがジェローム(ユージーン)に成りすますには身長が足りなかった、

ジェロームは185.4cmとのこと。結局手術により5cm身長を伸ばすことになる。

うーん、この二人の本当の身長はいくつ?

ジュードは185あるの?全編車椅子に座っているので、実際のところは分からないが、

イーサンは185くらいあるんだろうなぁ・・・・などと思った。

私が横に立ったら、胸にやっと届くくらい? 私ってチビなんです(^^;



【俳優紹介】

イーサン・ホークは、「生きてこそ」「ヒマラヤ杉に降る雪」「ハムレット」「テイキング・ライブズ

「ロード・オブ・ウォー」


ユマ・サーマンは、「パルプ・フィクション」「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」

「ギター弾きの恋」「ペイ・チェック 消された記憶」「キル・ビル」「キル・ビルvol2」「Bee Cool」


ジュード・ロウは、こちら


製作のダニー・デヴィートは、俳優業のみならず、製作のほうも色々手がけているんですね。

「ロマンシング・ストーン」「ナイルの宝石」「ツインズ」「ローズ家の戦争」「バットマン リターンズ」

「ジュニア」「L.A.コンフィデンシャル」「ビックフィッシュ 」「BeeCool/ビークール」



お勧め度 ★★★★☆



(追記)

2006.4.27

いつか未来、遺伝子操作が大々的に行われ、その結果が生み出した子ども達ばかりが住む

世界が出来上がったとき、そこはどんなところになっているのだろう。

ガタカは、モノクロの世界だった。

建物もそこに働く人々も、みな画一され個性がほとんどないように見えた。

みなが健康で、賢く、冷静。パーフェクトな人間ばかり。

歴史的には不遇な生活の中、素晴らしい芸術作品を生み出したアーティストがいっぱいいる。

でも、その未来には心の奥にある叫びを描くようなそんな芸術は、生み出せないのだろうなぁと・・・

しかし、みなが一様に選ばれたパーフェクトな遺伝子に満足していれば、

芸術を生み出さない悲しさなどを持ち合わすことはないのだろう。

そんな無機質な未来だったら、私は御免こうむりたい。


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