動物、動物たち
25年間閉鎖されていたパリ国立自然史博物館の動物学大ギャラリー
4年間に及ぶ大規模改修工事に密着したドキュメンタリー作品
監督はドキュメンタリー作家の Nicolas Philibert
公開当時この象のインパクトが強くて気になってた作品です
先日DVDで見たのですが これは凄く面白かった!
東京上野の国立科学博物館は大好きな場所 元々父親が大好きな場所なので
小さい頃から一番良く連れてきてもらった博物館と言えばここかもしれません
常設展の中の動物の剥製が並んでるコーナーが出来たのは最近ですが
あそこは凄く楽しいですよね~
父親は図鑑が大好きで 世界の博物館全集みたいな図鑑が実家にはあったのですが
その中の私のお気に入りは 自然史博物館のようなシリーズで
写真をよく眺めていたなあ、という思い出も
動物のミニチュアを並べながらの真剣なミーティングから大がかりな展示作業まで
全ての過程が面白く わくわくしてしまいました
何より見ていて楽しかったのは剥製の修復 そして剥製が出来るまで
木彫りの型に皮をかぶせたり 藁のような物を詰めてたアライグマ?の様な動物が
仕上がり後に剥製士さんが思いの外強い力でバンバン!と机に叩きつけてる様子に驚いたり
アシカかセイウチか そこら辺の皮をはぐなんて生々しい場面も出てきてましたが
剥いだ皮を 洋服を畳むように折りたたんでコンパクトにまとめていたのが面白かったです
引き出しを開けると そこには”目”のストックが沢山入っていたのにも おお!!と思いました
運び込まれたキツネの剥製を見て スタッフの人が
”かわいそうなキツネ、道路でひかれてしまったのよ” と話していたのも印象的
細部にわたる修復作業 そして剥製とは言え 大物は相当重いようで
大の大人が数人がかりでも大変そうで 全てがへ~~!!という場面の連続
60分位の作品なのですが もっと、もっと見たい感じでした