SDA王滝2012【春】 後編♪

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そして、やたらめったら長くなった後編です・・・m(_ _)m

松原運動公園から、42Kmのスタート地点まで約11Kmを走る。
最後まで悩んだビンディングは捨て、今回はフラペで参戦することに。


たろっぱちゃんのつぶやき♪-私の相棒♪



王滝「若葉マーク♪」のワタシは、よーこYさんが、颯爽とスタートしたのを見送り、抜くことあっても、抜かれることはないってことでほぼ最後尾からのスタート。
一緒にスタートしたはずの健脚のオジサマ&お兄様達は、もう気がついたらいませんでした(^^;

「人のペースに惑わされることなく、常に自分のペースを維持して完走」
というオレ様ライドを実行。

長く緩い舗装路の登りをひたすら登る。
まだそう大して走っていないのに既にパンクしてる人達が続々。
舗装路を数キロ走り、その先に見えてきたダート道。
いよいよ、聖地王滝ライドの始まりだ。
はっきりいって、平坦な場所は殆どなくて、基本は登り。
みんなに教えてもらったことを一つ一つ思い出しながらペダルを回す。
数ヶ月前の私なら、間違いなく走れていないと思うこの道をひたすら漕いで漕いで前に前に進む。


優しい土の路面かと思えば、ガレガレ岩がゴロゴロした路面、砂地で滑りやすい路面、ぬかるんだ路面・・・
とにかくいろんなパターンで、私をこれでもかと容赦なく攻めてくる。


たろっぱちゃんのつぶやき♪

たろっぱちゃんのつぶやき♪


多少の特訓の成果もあり、抜かれることしかなかった私が、登坂で他人を抜くという快挙。ちょっとテンションUP!

タイムロスを減らすため本当は乗りながら補給食取ったりするんだろうけど、それは今の私には到底無理。
糸魚川を走った時に、長く休みすぎてリカバリーに時間がかかったので、休憩は5分以内に留めて乳酸が溜まる前に走るようにした。


途中、女の子が自転車を押しながら降りてきた。
ペダルがちゃんとはまってなくて、無理矢理乗ってたからネジがいがんじゃったらしい。始まってそう時間も経ってないのにDNF。
可哀想過ぎる、でもこれが王滝。きちんと整備して乗ることの大切さを知った。

そして、長い登り区間を終え、ようやく下り区間に入る。

今までの登りの疲れを休めながら下り始めたが、スピードに慣れてくると気持ちのどこかに登りの遅さを挽回しなければというのがあって、調子づいてどんどんスピードをあげて下る。
自分では何とかバランス取れてるつもりだったんですよ、つもり。

下り斜面が砂地に変わり、スピードが予想以上に速くハンドル切るのに、一瞬戸惑ったその瞬間、前輪が滑って思いっきり顔面から転倒。
自分でもさすがにマズイと思った位、その場で倒れたまま数分動けなかった。

「ううっ・・・」痛すぎて声も出ない。

右肘を思いっきり打撲した上に擦り傷、胸部はサドルでボディブロー、着ていたアームカバーはズタボロ。
動こうにも、全然身体に力が入らなくて全然動かない。一瞬頭によぎる「DNF」の文字。
後ろから走っていたbellさんが、うずくまる私をすごく落ち着いて対処してくれて、「スゲーこの人」って思った。

とりあえず、自転車をコースからどかせて、ボロボロで血が滲んだアームカバーをはずす。痛すぎてもう覚えてない。
水を持っていなかったので、持っていたスポーツドリンクでとりあえず腕を洗う。
激痛この上なく、思わず絶叫してしまう。
一応、こんなこともあろうかとデカイ傷パワーパッドを持参して行ったけど、全然足りなくて、絆創膏の間から血がしたたり落ちる。

何より心配だった自転車は、身を挺したせいか擦りキズ以外、バイクトラブル特になし。今ならまだ、第一チェックポイントの足切りには間に合う。

そして思った「私、まだ走れる、まだやれる。」

bellさんが「大丈夫?走れる?痛いところない?」って聞いてくれたけど、その瞬間はもう完走のことしか考えてなかったから、痛いとか痛くないとか、もうどうでも良かった。
確か「走れる、大丈夫」って答えた気がするけど、あんまり覚えてない。

準備をしてバイクにまたがり、下りの続きをひた走る。
やはり、股は激痛、腕も力が入りにくくなってたけど、そんなもん、気合いで何とかなる!とにかく、どんな結果でも完走したかった。

そして、見えた第一CP!ギリギリ間に合った!!

とりあえず傷口だけもう一度洗って、絆創膏を貼り直しちょっと休憩してからゴールを目指して出発。

いきなり斜度30%超?の坂、一瞬さらっと登り始めましたが、後輪滑って速攻押した。
押して登ったのは後にも先にもココだけだった。

この辺まで来ると、押してる人がいっぱい出て来た。
その横を登っていると、「頑張れ~」とか「女の子なのに偉いな~」って声をかけてくれる。素直に嬉しい。
私も、「頑張って登りましょう~」って声かけたら、「オレたちもう無理だよ~」って返事が返ってきた。

なんでやねん、面白過ぎるやろ(爆)

そんな元気もどこへやら、30Km過ぎてから一気にペースが落ちる。
斜度もそこそこキツイ区間が続いているのもあったけど、一番は、腕の傷に気を取られていて、CPで水の補給を忘れたこと。
今思えば、ドリンクの在庫が、ほぼ底をつき始めた時からペダルが踏めなくなっていたのかもしれない。それもこれも、自分の未熟さ故の結果。
気持ちはあるのに、身体が言うこときかなくてこの時ほど、自分が情けないと思ったことはない。そう思ったら涙が出た。

「押して登ってもいいんだよ」

って、bellさんに何度となく言われたけど、絶対押すことだけしたくなくて意地でも自転車で登りたかった。ほんと可愛くない女だと思っただろう。

自分自身に声をかけ、補給食をとって、長い登り区間に立ち向かう。
気持ちが落ち着いたのか身体が復活の兆しを見せ始めた。

「あと少しだ・・・頑張ろう。」

登り区間をようやく乗り越え、そこで、ようやく見つけた天然エイドステーション。
砂漠で見つけたオアシスのようだった。


ゴールまであとちょっとのはずなのに、また登りが始まる。

「道、間違えてませんよね?(^^;」

そう思ったら出て来た看板

「45Km地点」

え?42Kmコースですよね?(笑)


たろっぱちゃんのつぶやき♪-御嶽山と私♪



まぁ、この看板が出て来たってことはあともうすぐのハズ・・・
砂利の多い下りに入り、ここでまた転倒すると絶対完走はないので、慎重に下る。

そして、見えた、ゴール!!

「おおっ!!おめでとう!!!」

そういって、先にゴールしてたみんなが駆け寄って出迎えてくれた瞬間、一気に安堵してしまい号泣。


結果は無事完走だけど、タイムはお粗末様な感じだし、今振り返ると、全く自分を追い込めていないことを感じてて、課題だらけで決して満足いくものではなかったけど、私、この王滝ですごい宝物をひろった気がする。

自分がこの日の為に重ねてきたことは、決して何一つ無駄ではなかったし、何より、このイベントを通していろんな人に出会い、人の優しさに触れ、同じ目的を達成した仲間との一体感は、本当にかけがえのないものだった。

景色もすごく綺麗だったけど、私は、人との触れあいというか同じ試練をそれぞれ闘い抜いて、その瞬間を仲間同士讃え合うのが何よりも素敵で、これが王滝の良さなんだと思いました。

この次王滝に出ることがあっても、今回のこのイベントは、これから先もきっと忘れることないと思います。
その位、私は楽しかったし、得る物が多くて、ほんと諦めなくて良かった。
この日まで力を貸してくれた人、応援してくれた人、全ての人に感謝の気持ちを伝えたい。本当にありがとう。
そして、一番のありがとうは伴走をかって出てくれたbellさん。
いろいろ心配かけちゃってすみませんでした。


この秋、私はもう一度走ろうと思います!
きっとまた、私に、新しい世界を魅せてくれるであろうこの王滝を。


たろっぱちゃんのつぶやき♪-雄大な景色に圧倒!


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