2015年03月18日(水) 20時27分01秒

ニコンD810と最新SD&CFカードの相性検証。

テーマ:専属カメラマン★チャーリーの部屋
最新のSDカード3種とコンパクトフラッシュカード2種をテイスティングしてみた。
メーカーはいずれも同じSandisk社製Extreme Proで、
 SDXC1:バスインターフェースUHS-I、UHSスピードクラス1(書き込み公称値90MB/秒)
 SDXC2:バスインターフェースUHS-I、UHSスピードクラス3(書き込み公称値90MB/秒)
 SDXC3:バスインターフェースUHS-II、UHSスピードクラス3(書き込み公称値250MB/秒)
 CF1:UDMA 7(書き込み公称値90MB/秒)
 CF2:UDMA 7(書き込み公称値150MB/秒)
という仕様。

昨年の記事「D800とマックをUSB 3.0接続して1分間に何枚撮影できるか。」と同じ環境で、ただし今回はD800ではなくD810。

高速連写モードにして1分間シャッターボタンを押しっぱなしにし、手を離した後最終的 にSD(又はCF)カードに何枚記録されたかというテスト。D810本体のバッファにたまった写真がカードに記録される時間を考慮すると、実際にカードに書き込んでいる時間は1分+10秒ほど。

RAW Lサイズ 7360×4912、非圧縮14bitという設定。

オートフォーカスだとピント遅延も考えられるため、マニュアルでピントを合わせた状態で三脚固定するかシャッター(レリーズ)優先設定で行う。
アクティブD-ライティングの後処理が送り出し遅延の原因となりかねないのでこれもオフ。

カードからSSDへコピーする際はアンチウイルスソフトはオフにした。多くの場合パソコン本体にコピーされる際にファイルをスキャンすることが多いため転送速度が低下するため。

結果はいずれも3回行った平均値。



SD1
SDXC UHS-I Class10 U1
バスインターフェース:UHS-I
スピードクラス:UHSスピードクラス1

■結果
 D810本体→カード(非圧縮14bit)
 データ容量75.2MB/枚:合計76枚:合計記録容量5,717MB

 SDカードからSSDへのコピー
  SDスロット:1分4秒(毎秒89.3281MB)
  USB2.0:2分35秒(毎秒36.8838MB)
  USB3.0:1分4秒(毎秒89.3281MB)


 参考までに昨年のD800の結果
 非圧縮14bit
  データ容量76.5MB/枚:合計71枚:合計記録容量5,431.5MB



SD2
SDXC UHS-I Class10 U3
バスインターフェース:UHS-I
スピードクラス:UHSスピードクラス3
■結果
 D810本体→カード(非圧縮14bit)
 データ容量75.9MB/枚:合計77枚:合計記録容量5,851MB

 SDカードからSSDへのコピー
  SDスロット:1分0秒(毎秒97.5166MB)
  USB2.0:2分30秒(毎秒39.0066MB)
  USB3.0:1分0秒(毎秒97.5166MB)


SD1と比べた限り、同じUHS-IならU3仕様の方が良いようだ。



SD3
SDXC UHS-II Class10 U3
バスインターフェース:UHS-II
スピードクラス:UHSスピードクラス3

■結果
 D810本体→カード(非圧縮14bit)
 データ容量75.6MB/枚:合計49枚:合計記録容量3,698MB

 SDカードからSSDへのコピー
  SDスロット:1分16秒(毎秒48.6578MB)
  USB2.0:1分48秒(毎秒34.2407MB)
  USB3.0:0分18秒(毎秒205.4444MB)


D810がUHS-IIに対応していないためカメラ側ではむしろ遅くなってしまったが、対応カードリーダ(USB3.0接続)ならば爆速であることがわかった。




「SDスロット」は、MacBook Pro (Retina, mid 2012) のSDカードスロットのこと。このスロットはPCIexpressで接続されている様子でリンク速度2.5 GT/sであり、すなわち2.5Gbps。理論値最大はこの80%である2Gbpsが目安。ということは250MB/秒。また内蔵SSDの書き込み速度は400MB/秒だから今回の対象カードの検証においてボトルネックとなるものは存在しない。

仕様したUSBカードリーダは、
USB2.0:BUFFALO社製のBSCRA56U2
CFはUDMA-6対応、SDXCはUHS-I対応。
 マック側でUSB2.0(480Mbps)リンクしていることを確認。
 80%の384Mbpsを大凡の最大値と考えると48MB/秒。今回試したカード全種の公称値に対してボトルネックになる。

USB3.0:BUFFALO社製のBSCR20TU3BK
CFはUDMA非対応、SDXCはUHS-II対応。
 マック側でUSB3.0(5Gbps)リンクしていることを確認。
 80%の4Gbpsを大凡の最大値と考えると500MB/秒。十分な帯域だ。

※Mbpsと「b」を小文字で書く場合はビット。メガビットパーセコンド。MBpsやMB/sなど「B」を大文字で書く場合はバイト。メガバイト/秒。ビットをバイトに換算する場合は8で割る。



CF1
CF90MB/Sec.
UDMA 7
■結果
 D810本体→カード(非圧縮14bit)
 データ容量75.2MB/枚:合計85枚:合計記録容量6,392MB

 CFカードからSSDへのコピー
  USB2.0:3分47秒(毎秒28.1585MB)
  USB3.0:1分7秒(毎秒95.4502MB)





CF2
CF160MB/Sec.
UDMA 7
■結果
非圧縮14bit
 データ容量75.5MB/枚:合計77枚:合計記録容量5,806MB
 CFカードからSSDへのコピー
  USB2.0:2分33秒(毎秒37.9477MB)
  USB3.0:1分31秒(毎秒63.8021MB)

D810側ではCF1(90MB/s仕様)の方が早かった。
USB3.0コピーにおいてはUDMA7非対応のカードリーダを使用したため何とも言えないが、これもCF1(90MB/s仕様)の方が早かった。




結論
●D810で連写速度を追求するならコンパクトフラッシュ90MB/秒仕様を。この場合、パソコンやUSBのバージョンを問わない。
動きのあるものを撮りシャッターチャンス命という人向け。パソコンへのデータコピーは寝てる間に終わってればいいという人ならカードリーダなども特に追加投資はいらない。

連写は全く必要ないけど、撮影枚数が多く、パソコンに取り込む時のデータコピー時間を短縮したいならSDXC UHS-II U3カードを。毎秒205.4444MBという驚異的な転送速度が魅力的。但しカードリーダがUHS-II対応かつ、USB3.0で接続できることが条件。


USB2.0の最大実速度だろう48MB/秒は、今回試したカード全種においてボトルネックとなるため、今後のことも考えるとまずはUSB3.0環境を整えたいところ。


※この記事は、昨年の「D800とマックをUSB 3.0接続して1分間に何枚撮影できるか。」の続きです。

Photographer: Charlie

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