2014年05月20日(火) 22時03分05秒

清く、正しく、美しく

テーマ:10F支配人兼作家 米澤
 風薫る五月。どこまでも晴れ渡る薄青(あお)い空をふっくらとした白い雲がいくつも流れてゆく。傾いた陽射しが照らす春の夕(ゆうべ)の風景は、巨匠、ルーベンスの絵画もかなわない。静かに見上げているだけで、人の世に流され淀んだ心が清められる気がする。至福な時間(とき)は身近にあるものだ。
 LucianoShow10F支配人米澤です。

空

 宝塚歌劇団が今年創立100周年を迎えたらしい。「清く、正しく、美しく」を掲げ、ステージ上を華麗に舞い、美しく歌うトップスターたちの姿は、今なお世の多くの女性の憧れとなっている。しかし、実は華やかな舞台は氷山の一角でしかない、日々の過酷な鍛錬、迷い、苦しみの長い時間、また、陽の当らぬ大勢の裏方の力が水面下で支える。

宝塚

 清く、正しく、美しく。

 商売はどこにでもある、仕事はいくらでもある。とその創意と実行力で日本最初の鉄道ターミナルデパート阪急百貨店を開設し、後世の政界、財界にも多大な影響を与えた小林一三が自ら創立し、誰よりも愛した宝塚歌劇団の生徒たちに残した遺訓である。
簡単なようだが、実に深く、そして重い。世知辛い世の中、真っ直ぐに生きてゆくのは容易ではないのだ。正直者は馬鹿を見る、騙される方が悪い。老後にと何十年もかけて貯めた大金を「オレ、オレ」と簡単に騙され失ってしまう。こんな社会で誰がまともでいられようか。

 大人は、だれも、はじめは子どもだった。
 しかし、そのことを忘れずにいる大人は、いくらもいない。 
                      (サンテグジュぺリ 「星の王子様」より)

 宝塚歌劇が今も多くの人びとの心を掴むのは、彼女たちのひたむきに演じる姿が、人として大切なことに気づかせてくれるからなのかもしれない。

 些細なことにも感動できたあの頃が懐かしい。故郷の友を思い今宵はひとり月見酒。長い夜になりそうです。

故郷

 今日も仕事でしくじった。それがどうした。
 信じたひとに騙された。だからどうした。
 清く、正しく、美しく。それでいい、他には何もいらない。

 それでは本日のBGMを。「清く正しく美しく」 by Koji Tamaki

 さて、大人の遊び場、赤坂ルチアーノショーには洒落者たちが今宵も集う。グラスに沈む琥珀の媚薬が疲れた心をやさしく癒す。清く、正しく、美しく、真のもてなしを知るプロフェッショナルたちが、あなたをお迎えいたします。

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 皆様のご来店をお待ちしております。


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