2014年02月27日(木) 14時05分53秒

今宵、貴女(香り)に酔いしれて。

テーマ:専属カメラマン☆チャーリーの寄稿ブログ
毎週木曜日“専属カメラマン☆チャーリーの寄稿ブログ”の回がやってまいりました。
どうぞ。
---
コニャック
葡萄が生み出す名香コニャック。

人間の脳は、本能を司る大脳辺縁系と、知識・情報・(現代の)人間らしさを司る大脳新皮質と大きくわけられ、大凡1(辺縁系):9(新皮質)の割合で構成される。

「五感」(視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚)のうち、嗅覚のみがこの本能(辺縁系)にダイレクトに伝わるそうで、それ以外はまずは新皮質によって“人間的な”判断が下される。

言ってみれば、料理の味は知識や情報(口コミや噂なども)によって感じ方は変わる可能性があり、一方で「香り」については本能的に好き嫌い(身体的に必要・不要)が判別されるということだ。

わかる気がする。
「有名店」や「高級ワイン」などはそのブランド(ネームバリュー)の力によって、「わからない方が未熟」といった暗黙の圧力のようなものがあり、更に「わからないと格好悪い」という消費者側のステータス的・心理的な傾向も見られる。
一昔前の高級フレンチやブランドブティックの店員にこういう流れがありがちだった。

芸術の世界も同じだ。作者が著名人だと「この絵の素晴らしさがわからないんですか?」「このメロディの美しさがわからないんですか?」的な“押し付け”シーンによく遭遇する。私の場合「すみません、全然わかりません」と正直に答える。

素晴らしいことと、好き・嫌いは全く別物だ。

そこで私は、この半年程「本能」に直接作用する“嗅覚”に注目している。
「香り」の世界では、“この香りの良さがわからないんですか?”といった押し付けにはまだ遭遇していない。さほど人に影響されず、好き・嫌いがはっきりしている分野だし、多くの動物的感覚が失われてきた現代人においても、身体に良い・悪いなどの直感的判断力がまだいくらかは残っている数少ない感覚である気がする。

特に「異臭」と言われるものには、人種や習慣、育った環境などに関わらず、一環して皆が同じ反応を示す動物的統制の取れた感覚にも見える。

そもそも動物は、まず匂いを嗅いで食べて良いかどうか、身体が欲しているものかどうかを判断する。口に入れてから「しまった」では手遅れだ。
「ソムリエ」という仕事も、本来はワインに毒を盛られていないかを確かめる「貴族の毒味役」だ。だからこそテイスティングする前に「香り」で状態を察知しなくてはならないのだが、この安全な時代・国に生きていると、まさか毒が盛られることもなく、「飲んで確かめる」ことの方が重点的に行われているように思える。“ノムリエ”と呼ばれる由縁かもしれない(笑)。

“香り”の効能とは精神的なものに限定されると思われがちだが、フランスではエッセンシャルオイルは医薬品扱いだし、ドイツやベルギーでは一部「保険」が適用され、医学の一部としてその効果・効能が認められている。日本では“雑貨”扱いだ。

ウイスキーアロマキット
ウイスキーアロマキット。

エッセンシャルオイルの研究は進んでおり、ティッシュに垂らしたレモンの精油を5分間吸入すると、5分後に血中からレモン精油の成分「リモネン」が検出され8分後になくなったという文献を読んだ。

言い換えるとあまり天然でない成分を吸い込むのは良くないし、自分が発する香り・匂いは他人の体調にさえ影響しかねないということでもある。更に言えば“香り”だけで脳を満足させることも可能だ。

瀬戸秘書室長が綴った「香りに目覚めることは、豊かさに目覚めること♡」を思い出す。

鼻から入った香りの成分は大脳辺縁系に直接働きかけ中枢神経へと作用する。深い呼吸によって吸い込まれた成分は、肺から吸収される。免疫力を上げるものや、頭痛を軽減するもの、代謝を上げ結果的にダイエット効果をもたらすもの、リンパの流れを良くしむくみを解消するものなど、我々は自然の“恵み”がもたらす偉大なる香りのテラピーに囲まれている。“はず”だが、深呼吸をすれば排気ガスしか吸入されない都会の空気は、現代に多くの疾患を生み出してしまっている。

私の知り合い(イヌ)は、数種類のオーガニックハーブを並べると、決まってシソ科のハーブのニオイを重点的に嗅ぎ、そして掃除機のように吸い込む。その他のハーブにはあまり興味を示さない。
しかし「女王」(バラ)だけは例外で、ルチアーノショーでお馴染みの食べられるバラの花びらが大好物だ。

バラの花びら
パトラクレオの一皿。

犬をも魅了するバラの香りの成分は、現代科学をもってしてもまだ半分しか解明されていないらしく、女王の名にふさわしくミステリアスである。

神はバラに何を託したのだろう。

「花言葉」とはこうした妄想から生まれたポエムなのかもしれない。

神サマよ、少しばかりいとをかしすぎないか。

“香り”という目に見えないものを追いかけていると、何かメルヘンチックというかロマンチックな気分になるが、鏡に映った自分の顔を見てふと我に返る

そんな本日のBGMは Casablanca by Bertie Higgins

EIKAバラとダイヤモンド
アガタとオガワスミオ。

このバラ、いつも食べてる漬け物よりいい香りがするんだぜ。

と毎度の如く「んだぜ」シリーズを決めるオガワスミオを他所に、アガタが手にしているバラの花は中央部にダイヤモンドが埋め込まれている

感情によって涙の味(成分)が変わるように、女性は“嬉しい”時、魅惑的な芳香を放ってくれる。
その香りに酔えるのなら、惜しむべきものは何もないんじゃないか。

と、言ってみたかった(笑)。

ロマンに酔いたくなったらルチアーノショーへ。

Photographer: Charlie

Homepage
Facebook
Twitter
Access MAP
ルチアーノショーで働くスタッフのブログ
専属カメラマン☆チャーリーの寄稿ブログ(過去ログ)
専属カメラマン★チャーリーの部屋(過去ログ)

ルチアーノショー
〒107-0052 東京都港区赤坂5-4-7 The Hexagon
9F:グリル&シガーバー 03-3568-4818
10F;レストラン 03-3568-4820

地下鉄千代田線赤坂駅4番出口から右手に徒歩30秒。
赤坂サカス、TBS、ACTシアター、BIZタワー、ブリッツと隣接した赤坂通沿いです。
いいね!した人  |  リブログ(0)

lucianoshowさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります